『イップ・マン 継承』
葉問3 IP MAN3(2016年香港、中国)
監督:ウィルソン・イップ
脚本:エドモンド・ウォン
チェン・タイリ
ジル・レオン
出演:ドニー・イェン
マックス・チャン
リン・ホン
パトリック・タム
■ストーリー■
1959年、香港、イップ・マンは妻のウィンシンと息子と平和に暮らしていた。しかし、イップ・マンの息子が通う小学校の土地を狙って、不動産王フランクがいやがらせを行っていた。イップ・マンの息子が通う小学校の父兄に詠春拳の達人チョンがいたのだった。
■感想■
ドニー・イェン演じるイップ・マンVSマイク・タイソン。
でもクライマックスの相手は、マックス・チャン。
マイク・タイソン演じる地上げ屋のボスは、中盤の戦いで、ストーリーから、突然の離脱。
前作では、クライマックスになるであろうサモ・ハン・キンポーとの戦いを中盤に持ってきてしまったので、ストーリー的に盛り上がらなかったからなのか、マックス・チャンとの対決をクライマックスに持ってきたんでしょうか??
でも、マイク・タイソンとの対決がクライマックスだと思っていたので、この展開には少し驚き!
でも、マイク・タイソンは、あくまでもゲスト扱いってことなんですね。
拘束期間10日間の契約だったみたいですね。
短い期間という制約の中で、これだけの中盤の対決シーンは迫力あってすごすぎ!
このマイク・タイソンとの対決シーンを観るだけでも、必見の1本!!
当然と言えば当然ですが、マックス・チャンとの対決シーンも迫力ありすぎ!!必見のシーンになっています。
ただ、ストーリー的には、地上げ屋と戦うイップ・マンの活躍が前半からメインだったのに、それが中盤までで、その後、まるっきり違う展開になるのは少し盛り下がり的。
マックス・チャン演じる詠春拳の使い手のキャラクター設定がぶれすぎな気が。
ドニー・イエンと戦うために悪いヤツに展開は、分かりやすく例えると、まるで『怒りの荒野』(1967年)のリー・ヴァン・クリーフ状態。
映画的には、マックス・チャンと、ドニー・イエンが戦わないと盛り上がらないんでしょうがないんですが、、、。
『イップ・マン 序章』(2008年)がヒットしたことで、制作された『イップ・マン 最終章』(2013年)『イップ・マン 誕生』(2010年)とはまるっきり別シリーズなので、当然ながらストーリーの整合性はないです。ストーリーが違う、、、。
実在の人物を描いているのに、ストーリーが違うってどういうこと??
そういうところが香港映画っぽくていいんですけど。
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