『エイプリル・フール』(ビデオ題:『エイプリル・フール 鮮血の記念日』)
APRIL FOOL'S DAY(1986年)
監督:フレッド・ウォルトン
脚本:ダニロ・バック
出演:エイミー・スティール
グリフィン・オニール
ケン・オランド
ジェイ・ベイカー
デボラ・フォアマン
トーマス・F・ウィルソン
■ストーリー■
4月1日の週末、キット、ロブ、スキップ、チャズ、ニキー、ハル、アーチ、ナンたち8人の大学生グループが孤島にあるマフィーの家の別荘に招待される。島に向かう船で悪ふざけの影響で船員バックが大けがを負ってしまうのだった。かけつけた保安官が、バックの容態を考え、万が一の場合があるので別荘から出ないように言われるメンバーたち。
事故で重たい空気の中、学生たちは孤島の別荘で次から次へと正体不明の犯人に退場させられていく、、。
□■□ネタバレあり□■□
今作と関係ない『#フォロー・ミー』(2020年)にも触れているので『#フォロー・ミー』を観てから読んで下さい。
■感想■
フレッド・ウォルトン監督の1980年代の記念日スラッシャー映画。
製作は『13日の金曜日PART3』(1982年)、『13日の金曜日・完結編』(1984年)の製作フランク・マンキューソ・Jr。『スピーシーズ 種の起源』(1985年)、『スピーシーズ2』(1998年)、『ボディ・パーツ』(1991年)、『RONIN』(1998年)、『スティグマータ 聖痕』(1999年)も製作しています。
4月1日になぜか違う作品を記事にしてしまったので本日、記事にします、、。
当時としてはミステリー要素の強いスラッシャー映画なんですが、、。なぜかオチが、、。
このオチのせいで、作品の印象がガラリと変わっちゃいます。
なぜ、このオチ??
タイトルが”エイプリル・フール”なんで、しょうがないんですが、、。途中でもしかしたら??と思って観ていると、まさかの想像通りのオチ!!こんなオチで本当に映画を作っちゃうなんて、、。
特殊メイクがすごいし、悪ふざけすぎ!!
大きな事件にならないで良かったですが、、キットとロブが大反撃して犯人を撃退してケガでも負わせていたら大事件になっちゃってますよーー。
「どこまで、いたずら好きなんだー!!」
こんなドッキリ、たちが悪すぎ!!一歩間違えば『#フォロー・ミー』(2020年)状態になってましたよーッ!!
『13日の金曜日』(1980年)がヒットして、当時はスラッシャー映画が大ブームになって、色んな記念日やイベントで犯人が暴れまくり、、。
誕生日、バレンタインデー、母の日、入寮式、卒業式、卒業パーティ、プロム、クリスマス、新入生歓迎恒例の肝試し、などなど。
gooブログサービス終了の件もエイプリルフールだったら良かったんですが、、、。
新しいブログに引っ越すのにも時間がかかりそうなので、記事のみ更新します。
でも、ダウンロードデータ作成依頼したら、その後に更新した記事は反映しないのでは??
で、『エイプリル・フール』の話題に戻すと、、監督のフレッド・ウォルトンは『夕暮れにベルが鳴る』(1979年)を観たときにすごい面白いサスペンス映画だったのですぐに名前をチェックしました!!
アメリカでは有名な都市伝説をオープニングに持ってきていて、当時、その都市伝説を知らなかった自分はそのオープニングで思わず画面に引き込まれちゃいました!!
このオープニングだけで評価が上がっちゃいました!!
なぜか、そのあとは普通のサスペンス映画になっちゃうんですが、、。
『夕暮れにベルが鳴る』にインパクトがやはり強かったのか、1993年にはTVムービーの続編『新・夕暮れにベルが鳴る』が作られました。こちらは、本当に普通のサスペンス映画でした。キャロル・ケイン演じた1作目のヒロインが途中で登場!!
『夕暮れにベルが鳴る』のあとは、ミステリー『殺しのロザリオ』(1987年)、TVムービー『楽園の殺人者』(1989年)、ハイテクビルを舞台にしたTVムービーのスリラー映画『超高層の死角』(TV題:『恐怖の超高層 真夜中の連続殺人鬼』)(1989年)、コンピューターが暴走する『愛しのルーシー』(TV題:『殺人コンピュータ ルーシーの反乱』)(1992年)などなどを監督しました。多くの作品で監督と脚本も兼ねています。
ホラー映画系よりもサスペンス映画が多い印象。
自分は未見ですが『遺留品』(1994年)、『シャングリラ ストーカー・ハイツの罠』(1996年)も監督作があります。VHSソフトがリリースされた当時、全然チェックできていませんでした、、。
『夕暮れにベルが鳴る』のインパクトが強すぎで、どの作品もすごーく期待して観ちゃいました。でも、ほとんどの作品が普通の面白さ。
普通に面白いから良いんですけど、、観る前の期待が高すぎちゃいました、。
『夕暮れにベルが鳴る』は1980年の【アヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭】で特別審査員賞を受賞。グランプリにもノミネートされました。
ファンタスティック映画ファンからも評価されました。
フレッド・ウォルトン監督は自分的には『夕暮れにベルが鳴る』が最高であとは、普通のサウペンス映画が得意な監督という印象です。
『エイプリル・フール』もこんなオチにしないで、普通のスラッシャー映画にすればもっと評価されたのでは??と思うのは自分だけ??こんなオチだからこそ変わった作品ということで覚えられているんですが、、。