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『真夜中の刑事PYTHON357』DVD化!

2011-05-27 23:57:38 | DVD新譜の記事

 今年の10大ニュースになりそうな、DVD発売のニュースがッ!

 1976年のアラン・コルノー監督、イヴ・モンタン、フランソワ・ペリエ出演のフレンチノワールの傑作『真夜中の刑事PYTHON357』のDVDが、ビクターエンタテイメントさんから、2011年5月27日に発売になります!!
 他のどうしようも無い作品はDVD化されるのに、なぜかDVD化されていなかった『真夜中の刑事PYTHON357』がとうとうDVD化!!

 フレンチノワールのファンはもちろん、サスペンス映画ファン、犯罪映画ファンも必見の1本です!!
 TV放映されたのは、もう20年以上、もしかすると25年以上前なんで、TV放映時の日本語吹替え音声をつけるのは厳しかったんでしょうねぇ~。
 これくらいの傑作だったら、日本語吹替え音声つきで発売して欲しかったですけどね。でも、わがままは言っちゃ、いけないですよね!!DVD化だけでも喜ばないといけないですよね!

 

真夜中の刑事/PYTHON357 [DVD]
イヴ・モンタン,フランソワ・ペリエ,シモーニュ・シニョレ,ステファニア・サンドレッリ,マチュー・カリエール
ビクターエンタテインメント
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『吸血鬼ドラキュラの花嫁』『フランケンシュタインの怒り』DVD発売!!

2011-05-24 23:43:22 | ホントの日記

 ㈱スティングレイさんが「allcinema SELECTION」のレーベルで発売しているDVDから、2011年5月25日に『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(1960年)、『フランケンシュタインの怒り』(1965年)の2作品が発売になりました!!
 注文しておいたので、早速、本日、家に到着しました!!

 「うれしーッ!」

 みなさん、ご存知でしょうが、2作品とも、イギリスハマープロの60年代のホラー映画の傑作です!
 日本語吹替え音声収録に、こだわっているスティングレイさんからの発売なので、2作品ともTV放映時の吹替え音声付きでのDVD化です!!
 『吸血鬼ドラキュラの花嫁』は、フジTV版とTBS版の2種類の吹替え音声つきでの発売です!自分は、90分枠(正確には85分枠?)のTV東京の「2時のロードショー」での放映しか知らないので、この2種類の音声つきでの発売は、すごくウレシイですね!!
 「2時のロードショー」は、ヒロインの声が増山江威子のフジTV版のようです。

 『フランケンシュタインの怒り』も、自分の記憶では、ここ20数年、関東エリアでは放映されていないんじゃないでしょうか??

 2作品とも、デジタルニューマスター、ワイドスクリーン仕様での発売!!

 1960年代、1970年代の名作と言われるホラー映画が、DVD化されるのはウレシイですよね!!それもTV放映時の吹替え音声つきなのでウレシさ100000倍です!!

 この2作品のDVDに興味のある方は、「allcinema SELECTION」のサイトに行ってみて下さい。
 http://www.allcinema.net/dvd/index.html 

 
 また、6月には、B級アクション映画『ゼブラ軍団』(1975年)が世界初DVD化で発売に!
 なんと、日本語音声は、TBSの「月曜ロードショー」のTV放映時の台本をもとに、新録!
 こっちの発売も今から楽しみです!!

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『アイボーグ』監視ロボットSOS

2011-05-22 22:06:52 | SF

アイボーグ
EYEBORGS(2009年アメリカ)
 監督      リチャード・クラボー
 脚本      リチャード・クラボー
          フラン・クラボー
 出演      エイドリアン・ポール
          ミーガン・ブレイク
          ルーク・エバール
          マーク・ジョイ
          ダニー・トレホ

 ■ストーリー■
 近未来、各国政府はテロ対策のため、国際監視協定を締結し、世界中を監視する対テロ監視システム“国際情報監視ネットワーク(ODIN)”を作り上げた。ODINはロボット型の監視カメラ「アイボーグ」を使い世界中を監視していた。
 テロリストのサンクルが行動を起こすことを突き止めたDHSの捜査官ガンナーは、テロの目的であるロックバンド、ペインフルデイズのギタリスト、ヒューズを救出するのだった。ヒューズは大統領の甥だったのだ。その後、逮捕されたサンクルは、暴走したアイボーグに追いつめられ死に追いやられるのだった。しかし、アイボーグが暴走した映像は監視カメラには残っていないのだった。ガンナーは、サンクルが言い残した言葉や、自分がカギをしめた映像が変更されていた件から、アイボーグを使った監視システムに疑問を持ち始めるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 監視ロボット、アイボーグと監視システムの陰謀に巻き込まれた捜査官の活躍を描くSF映画。
 DVDのパッケージから、てっきり、B級アクション映画のノリを考えていたんですが、なんと、なんと、超マジメな低予算SF映画でした。
 CGで作られたアイボーグに、低予算さが出ていますが、ストーリーはなかなかのモノです!!
 監視システムによって管理され、抵抗しようとする者たちは、容赦なく排除されていくディストピア系SF映画としてかなり面白く鑑賞できました!!
 映画の最後も、ほとんど何も解決されないラスト!というノー天気なアメリカのB級アクション映画ぽくないところもふくめ、かなり好きな作品です!!
 今作って、ホントにアメリカ映画??っていうくらいのラストです!
 ラストの展開なんて、イギリス映画か、フランス映画??って感じですもんね!
 実際は、イギリス映画やフランス映画ほど、真っ暗でも無いですけどね…。
 低予算のSF映画だから、ストーリーで勝負!!ってことなんでしょうね!!
 こんな映画が、普通に作れちゃうアメリカって、やっぱりスゴイですよね!
 今作の制作費は370万ドルだから、アメリカのエンターテイメント作品から観たら、超々々低予算の映画ってことですよね!!棺おけの中だけのスペインのスリラー映画『[リミット]』(2010年)の制作費が300万ドルってことを考えても、今作がいかに低予算の作品かが分かります!!
 近代的なビルでの撮影や、銃撃シーン、ロボットのシーンなどが出てくるのに、この制作費って、どういうコトなんでしょうねぇ??安すぎな気がしちゃいます!!
 低予算のSF映画ファン以外にも観て欲しい1本です!!

 主人公がTVシリーズの「ハイランダー」シリーズのエイドリアン・ポールというのも、一見ヒーロー役が似合いそうだけど、ほんのちょっぴり頼りない感じがして、今作の内容には、ちょうど良い感じです!
 今作の主人公が、スティーヴン・セガールや、チャック・ノリスだったら、絶対に主人公が勝つのが観る前から分かっちゃいますもんね!!
 吸血鬼でも、超人間でも、テロリストの集団でも、怖いもの無しのスティーヴン・セガールや、最強のヒーローが似合うチャック・ノリスや、ゴルゴ13とじゃが主人公だったら、たとえ、敵が「ターミナーター」のスカイネットみたいな監視システムでも、全然怖くないですもんね!!

 なんか、続編が出来ても全然おかしくないラストですけど、こういうB級エンターテイメント作品は、どう考えても、続編は製作されないでしょうね!!
 劇場未公開のDVDスルーで、これだけの作品が観れれば大満足です!!大満足!!大満足!!こういう作品に出会えるから未公開映画を観るのやめられないんですよね!!80点

アイボーグ [DVD]
リチャード・クラボー,M・トッド・タッカー,フラン・クレイボー
AMGエンタテインメント
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『ベレッタの女 最後の誘惑』マカロニサスペンス

2011-05-21 23:50:13 | イタリア映画

ベレッタの女 最後の誘惑
EVIL SENSES(1986年イタリア)
 監督      ガブリエル・ラヴィア
 脚本      ジャンフランコ・クレリチ
          ガブリエル・ラヴィア
          ヴィンセンツォ・マンニーノ
          ダルダーノ・サケッティ 
 出演      モニカ・グェリトーレ
          ガブリエル・ラヴィア
          ダリオ・マゾリ
          ミムジー・ファーマー

 ■ストーリー■
 殺し屋のマヌエルは、あるとき、依頼者のことを知りたくなり名簿を盗んでしまう。組織がそれを知り殺し屋を差し向けてくるのだった。殺し屋を返り討ちにしたマヌエルは、ロンドンを後にしローマへ向かうのだった。マヌエルは、ローマで娼婦ビットリアに出会い惹かれていくのだった。 

 ■感想■
 1987年のイタリア製のアクション映画。
 アクション映画といっても、ほとんどが部屋の中が舞台のサスペンス系のアクション映画です! 
 どちらかというと、劇場公開時に、H系なエロチックな系統の作品として宣伝されていた今作ですけど、H系なシーンは飾りみたいな感じで内容は、イタリア映画お得意の超エンターテイメントアクション映画です。
 エロチックなシーンも、ほんのちょっとありますけど、そのシーンを観て興奮する人は、まずいないでしょう!
 脚本は、主演、監督のガブリエル・ラヴィアと、ジャンフランコ・クレリチ、ヴィンセンツォ・マンニーニ、ダルダーノ・サケッティなんで、このスタッフからみてもわかるようにB級アクション映画です!

 脚本のジャンフランコ・クレリチは、ジャッロ映画『マッキラー』(1972年)、『死神の骨をしゃぶれ』(1973年)、食人映画で日本で大ヒットした『食人族』(1981年)、『魔境のガンファイター』(1985年)、『デモンズ・キラー美人モデル猟奇連続殺人』(1987年)の脚本を書いてます。
 ヴィンセンツォ・マンニーノはジャンフランコ・クレリチと組んでホラー映画『ヘルバランス』(1987年)、B級アクション映画『殺戮軍団マッド・コブラ』(1988年)の脚本を書いてます。
 ダルダーノ・サケッティは、ルチオ・フルチのホラー映画の脚本を始めとして、数多くのエンターテイメント作品の脚本を書いているので、イタリア映画ファンには有名な脚本家です!!
 『マッドライダー』(1983年)、『ダーティ・マグナム’87デッドリー・インパクト』(1984年)、『死神ジョーズ戦慄の血しぶき』(1984年)、『キラー・クロコダイル』(1988年)等々の脚本を書いてます。

 監督は、今作でも主演している俳優のガブリエル・ラヴィアです!!今作以降も、監督として作品を撮っているようですね。日本では、未公開ですが…。
 俳優としても、日本でも公開されたダリオ・アルジェント監督のジャッロ『スリープレス』(2001年)に出演してました。

 イタリア映画のエンターテイメント作品好きなら御馴染みのメンバーです。こういうエンターテイメントなマジメな作品は、H系の作品であるかのような宣伝をしないで欲しいですよね。観ようかどうか迷ってる人が、少し引いちゃいますからね。
 でも、ランニングタイムが100分と、こういう作品としては、ちょっとだけ長いですけど、まぁ、許容範囲内でなんとかダレルこともなく最後まで楽しく観ることができます!
 イタリア映画ファン、必見の作品です。

 よくありがちな設定のサスペンス映画ですけど、それなりに楽しめます!どこかで観たことあるとか、読んだことようなストーリー!なところも、いかにもイタリア映画的!!
 こういうB級イタリアアクション映画がDVD化されるとうれしいんですけどね!! 70点

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『9 ナイン』オチに驚き・・・たかった。

2011-05-20 22:18:24 | SF

9 ナイン
THE NINES(2007年アメリカ)
 監督      ジョン・オーガスト
 脚本      ジョン・オーガスト
 出演      ライアン・レイノルズ
          ホープ・デイヴィス
          メリッサ・マッカーシー
          エル・ファニング

 ■ストーリー■
 俳優のゲイリーは、ドラッグをやって運転中に事故を起こし、自宅での監禁生活をすることになるのだった。監察官のマーガレットは、ゲイリーの生活のチェックを始めるが、ゲイリーの回りでは、「9」という数字が目立つようになっていくのだった。

 ■感想■
 『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)の脚本家ジョン・オーガスト脚本、監督のサスペンス映画。
 本当は、SF映画です…。

 ラストのオチのためだけに、ランニングタイム99分は長すぎ!!
 タモリがホストを務めるフジTVのアンソロジー「世にも奇妙な物語」の1篇のような作品に、100分弱!!長すぎ!!長すぎ!!
 それも、映画ファンがみんな、驚けるようなオチならまだしも、SF映画としては、普通のオチの作品でした!
 普通のオチです!
 普通のオチです!
 何回も言いますけど、普通のオチですからね!!
 
 『生きていた男』(1958年)
 『殺しのリハーサル』(1982年)
 『迷宮の女』(2003年)
 のオチの方が、よっぽど驚けます!!

 同じSF映画だったら、今では有名すぎてみんな知っているんでしょうが、自分はオチを知らずに観たのでロッド・サーリングが脚本を書いた『猿の惑星』(1968年)の方が、1000000000倍驚けました! 

 まぁ、でも、
「主人公は死んでいた」とか
「実は夢だった」とか
「死ぬ前に観た幻だった・・・」とか
の禁断のオチで無いだけマシですかね??
 主人公自ら、自分は死んでいるのか??とかって聞くシーンがあるから、そういうオチには、したくなかったんでしょうけど。

 それでも、サスペンス映画ファンはSF映画ファンには、あまり驚けないオチのためたでにこんな映画を作るなんて・・・。
 同じオチが、ビックリ系の作品だったら、ジュリアン・ムーア主演、ジョゼフ・ルーベン監督のトンデモ系の『フォーガットン』(2004年)の方が、驚き度も、はるかに上ですし、ドラマとしても面白いです!! 20点

9-ナイン [DVD]
ライアン・レイノルズ
ファインフィルムズ

 

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『エクスタミネーター』『ローズマリー』吹替え音源確保

2011-05-16 22:41:28 | ホントの日記

 フィールドワークスさんがDVDの日本語音声作成のため募集していた 
エクスタミネーター』(1980年)(江本の吹替え版)と
ローズマリー』(1981年)の吹替え音源が確保できたようです!

同じく募集していた『白昼の暴行魔II 17才襲われた誕生日』(1972年)や『人喰いアメーバの恐怖』(1958年)は確保できなかったんでしょうか??確保できなかったとしたら悲しいですね。

とりあえず『エクスタミネーター』『ローズマリー』のDVD化を楽しみに待つことにしましょう。 

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『THE JOYUREI 女優霊』Jホラーリメイク、ハリウッド!

2011-05-16 00:05:10 | ホラー

THE JOYUREI 女優霊
DON'T LOOK UP(2009年アメリカ、日本、南アフリカ)
 監督      フルーツ・チャン
 脚本      ブライアン・コックス
 オリジナル脚本 高橋 洋
 出演      レシャード・ストリック
          ヘンリー・トーマス
          カルメン・チャップリン
          ケヴィン・コリガン
          イーライ・ロス

 ■ストーリー■
 精神が不安定だった監督マーカスは、監督復帰のため、魔女伝説の残るルーマニアのトランシルバニアでホラー映画を撮ることに。そこでは、かつて魔女伝説を映画化しようとして未完に終わっていた。マーカスは、彼女のクレアにしばらくの別れを告げ飛び立つのだが・・・。

 ■感想■
 中田秀夫監督の『女優霊』(1990年)を、ハリウッドでリメイクしたホラー映画。
 監督は『メイド・イン・ホンコン』(1997年)、『花火降る夏』(1998年)のフルーツ・チャン。
 フルーツ・チャン監督はドラマが中心に日本で公開されていますが、『美しい夜、残酷な朝』(2004年)ではホラー映画を撮っています。
 そういえば、『美しい夜、残酷な朝』の1篇“餃子”の香港で公開されたロングバージョンって、結局、未公開になってしまうんでしょうか??残念!!
 
 韓国の作品をソフト化するんだったら、もっともっと香港の映画をソフト化して欲しいですよね~。
 フルーツ・チャン製作のサスペンスドラマ“A-1 頭條”とかも未公開のまま!
 日本のドラマを放映しないで、韓国のドラマを放映するのは全然かまわないですけど、せめて、世界に誇れるアクション映画ばっかりの香港映画くらいソフト化して欲しいですよね。
 

 今作『THE JOYUREI 女優霊』ですけど、オリジナル版の『女優霊』を観ていないので、比較は出来ないんですけど、ホラー映画としては、けっこう普通に楽しめました!!精神障害のある、見えない物が見えちゃう感受性豊な主人公っていうキャラクター設定も、それなりに面白いですしね。
 でも、どこからが現実に起こっているホラー映画的な出来事なのか、主人公マーカスの見ている幻なのか良く分からないのが難点といえば難点ですかね??

 映画の中の設定では、わざわざ、ルーマニアまでロケに来ていますけど、それはルーマニアの方が安く映画が製作できるからってコトでは無いんですよね。アクション映画で制作費の関係で、意味も無く舞台がルーマニアの作品がいくつもありますけど、今作は、ドラキュラ伯爵や魔女っていう設定のためにルーマニアを舞台にしているだけで、実際はアメリカのロスで撮影しているんですよね??舞台がほとんど映画撮影のお城の中だけですもんね。

 低予算のホラー映画として観れば、及第点です!2度、3度と観るような作品では無いですけど、1度だけ観るなら楽しめるはず!!実質、本編がランニングタイムが80分というのも観やすい長さです!! 40点

THE JOYUREI ~女優霊~ [DVD]
リシャッド・ストゥリック,ヘンリー・トーマス,カルメン・チャップリン,ケビン・コリガン,ダニエラ・シー
Happinet(SB)(D)

オリジナル版もリリースされています。

女優霊 [DVD]
柳ユーレイ,白鳥靖代,石橋けい,大杉 漣,根岸季衣
バンダイビジュアル
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『アドレナリン:MAX』B級度MAX

2011-05-15 21:43:27 | アクション

アドレナリン:MAX
SHOOT THE DUKE(2009年ドイツ)
 監督      スティーヴン・マニュエル
 脚本      トーマス・ヤーン
         イッカ・スーヴィニエー
 原案      トーマスヤーン
 出演      スティーヴン・ボールドウィン
         ベティーナ・ジマーマン
         トーマス・ハインツ

 ■ストーリー■
 ギャングのボス、ベヌーソに不利な証言を出来る会計士デュークは、ベヌーソの部下に頭を撃たれ、刑事マックスに病院に運ばれるのだった。殺しに失敗したことを知ったベヌーソは、以前殺しを指示した部下を、ベヌーソの元へと向かわせるのだった。また、ベヌーソは、部下以外に伝説の殺し屋コンラッド・フォン・クラフトと凶悪な殺し屋の兄弟カザラモフに、デューク殺害を依頼するのだった。

 ■ストーリー■
 『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』(1997年)、『アドレナリンEX』(2008年)のトーマス・ヤーンが脚本、原案のB級アクション映画。
 トーマス・ヤーンが脚本&監督したスリラー映画の日本未公開作“the Lost Samaritan”(2008年)も「アオレナリン○△」とかいうタイトルでリリースされちゃいますかねぇ~。

 伝説的な殺し屋という設定の殺し屋コンラッドが出てきますが、ただマシンガンを撃ってるだけ!
 伝説的な殺し屋なんていうから、てっきり「ゴルゴ13」みたいなスゴイ殺し屋が出てくるのかと思っちゃいました!
 コミックファンだったら、伝説的な殺し屋と言えば「ゴルゴ13」を想像しちゃいますよね~!!

 それにしても、良くこんなB級、C級系のドイツ映画のアクション映画を見つけてきましたねぇ。
 『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』のトーマス・ヤーンが関わっているからって、こんな作品見つけて来なくて良いのにッ!!
 ランニングタイム80分なので、なんとなく観れる作品になってはいますけど、なんとかかんとか観れる感じです。どうせなら、あと15分くらい短くても良いのに。
 未公開作品をソフトカするにしても、今作レベルの作品は、ちょっと低目かも??

 ドイツ映画でなく、イタリア映画のエンターテイメント作品を、ソフト化してくれないですかねぇ??
 もっともっとソフト化して欲しい作品は、有名な作品で、いくらでもあるのに…。
 日本では“笑む窓のある家”という邦題で知られているイタリアの未公開のジャッロ“La casa dalle finestre che ridono”(1976年)や、『美人ダンサー襲撃』(1977年)のアントニオ・ビドが監督したジャッロ“solamente nero”(1978年)、セルジオ・マルチーノ監督の世紀末SF『サイボーグ・ハンター ニューヨーク2019年』(1984年)、同じくセルジオ・マルチーノ監督のイタリアの警察物『イタリアン・コネクション』(1973年)、アルベルト・デ・マルチーノ監督の犯罪物“7 hyden park la casa maledetta”(1985年)とか、ウンベルト・レンツィ監督のイタリア警察物の大傑作『ナポリ犯罪ルート』(1976年)とかとか…。 20点

 

アドレナリン:MAX [DVD]
スティーブン・ボールドウィン
オデッサ・エンタテインメント
ゴルゴ13 劇場版 [DVD]
瑳川哲朗,納谷悟朗,藤田淑子,武藤礼子
東宝
ゴルゴ13~QUEEN BEE~ [DVD]
さいとうたかを
BMGファンハウス
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『96時間』沈黙のパパ

2011-05-10 22:46:50 | アクション

96時間
TAKEN(2008年フランス)
 監督          ピエール・モレル
 脚本          リュック・ベンソン
              ロバート・マーク・ケイメン
 出演          リーアム・ニーソン
              マギー・グレイス
              ファムケ・ヤンセン
              リーランド・オーサー
              オリヴィエ・ラブルダン

 ■ストーリー■
 アメリカの元特殊工作員ブライアンは引退し、娘キムのそばに住みたいとロサンゼルスに暮らしていた。妻レノーアは再婚しキムと一緒に暮らしていた。ある日、17歳の誕生日を迎えたキムが友人のアマンダとフランスに旅行に行きたいので許可して欲しいと言ってくるのだった。最初、ブライアンは、海外は危ないと許さなかったがレノーアに説得され、渋々行かせることに。
 フランスに着いたキムとの電話中、何者かが部屋に侵入、アマンダを連れ去るのを知るのだった。ブライアンは、キムにベッドの下に隠れ、連れ去られる10秒の間に犯人たちの特徴を言うように指示を出すのだった。キムとの会話を録音したブライアンは、昔の仲間のサムに調査を依頼し、犯人たちがアルバニアの人身売買組織と知るのだった。ブライアンはキムを救出するためフランスへと飛びたつのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 リーアム・ニーソン主演のフランス製アクション映画。
 脚本は、アクション映画ならおまかせのリュック・ベッソン&ロバート・マーク・ケイメン。
 ロバート・マーク・ケイメンは「トランスポーター」シリーズや『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(2001年)、『ダニー・ザ・ドッグ』(2005年)の脚本家。
 監督は『アルティメット』(2004年)、『パリより愛をこめて』(2010年)のピエール・モレル。

 リーアム・ニーソンは、なんで、こんなアクション映画に出演しちゃったんでしょう??

 「もう最高ですッ!!

 スティーヴン・セガールが出演するアクション映画と、ストーリー、キャラクター、まるっきり同じような作品なのに主演!!
 リーアム・ニーソンのコト、好きになっちゃいました!!
 今作と言い、『特攻野朗Aチーム THE MOVIE』(2010年)のハンニバル役といい、リーアム・ニーソンって、アクション映画と相性良いですよね!!
 今作のようなセガールチックなアクション映画に出まくって欲しいです!!演技派のアクションアクター!!
 
 リーアム・ニーソンも、『スターウォーズ エピソード1ファントム・メナス』(1999年)、『ホーンティング』(1999年)、『ガンシャイ』(2000年)、『バットマンビギンズ』(2005年)、『セラフィム・フォールズ』(2006年)とかなりのエンターテイメント作品に出演しているんですよね。
 でも、その中でもけっこう落ち着いた役が多かったような気がするんですけど、今作とか『特攻野朗Aチーム THE MOVIE』とか、弾けたような役もかなり合っているので、今後は、何本かに1本はこういう作品に主人公で出演して欲しいです!!

 それにしても、今作は面白いです!!本当にアメリカのB級アクション映画みたいなストーリーをマジメに撮っていて、すごく好感が持てます!!
 誘拐された娘を元特殊工作員の父親が救出に行くというストーリーは、スティーヴン・セガールの『沈黙の聖戦』(2003年)フランス版みたいな内容です!!
 
 主人公リーアム・ニーソン行くところ、死体の山!山!山!
 『コマンドー』(1985年)のアーノルド・シュワルツェネッガー演じるジョン・メイトリックス状態!
 
 余りにも多くの敵を倒していくので、ちょっと倒した敵の数を数えてみました!
 ①アルバニアのマルコの組織の空港での人選役を追いかけて、逃げ出した人選役が車に引かれて1人。
 ②アルバニア人のポン引きを建設現場まで追跡し、キムと同じく連れ去られた女性の1人を助けるときに1人。
 ③その女性を連れて逃げるときにカーチェイスで何台か車ごと破壊!
 
 フランスの知人ジャン=クロードからの情報によると、この時点で、死者7人、負傷者3人だそうです。
 
 ④助けた女性から、マルコの組織のアジトを聞き出し、そのアジトで大暴れ!ナイフで2人!拳銃で2人!銃声を聞きつけやってきた仲間4人を次々に銃殺!
 ⑤マルコに質問して、聞き終わったんでマルコ。
 ⑥新たな人身売買組織で、殺そうとした奴らを3人。
 ⑦組織のボス。
 ⑧キムを買ったジジィの乗った船を追いかけ、用心棒たちをクビを折って1人、残り5人を次々銃で撃ち、オークション会場にいたヤツをナイフで刺し殺して計7人。そして、キムを買ったじいさんが
 「交渉を・・・」と言い終わらないうちに、ズドンッ!

 って、画面で分かるだけで27人殺しまくり!事件起きるのが映画が始まってから25分くらいのところから、ノンストップでアクションシーンの連続!連続!連続!
 戦争映画でも、マカロニウエスタンでもないのに、60分強の間に27人!
 もう、リーアム・ニーソン最高です!

 はっきり言ってリーアム・ニーソンは、外国に行って、犯罪者とはいえ問答無用で殺しまくって、歩く外交問題状態です!
 面白すぎです!!
 リーアム・ニーソンの昔の仲間サムたちとの活躍を描いた続編でも作れば良いのにッ!!

 スティーヴン・セガールも、Z級作品みたいなアクション映画に出演していないで、これからは、リュック・ベッソン製作で監督ピエール・モレルの作品に出演すれば良いのに。 90点
 

96時間 [DVD]
リーアム・ニーソン,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
96時間 [Blu-ray]
リーアム・ニーソン,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

  

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『アントニー・ジマー』『ツーリスト』リメイク元

2011-05-09 22:13:04 | サスペンス

アントニー・ジマー
ANTHONY ZIMMER(2005年フランス)
 監督      ジェローム・サル
 脚本      ジェローム・サル
 出演      イヴァン・アタル
          ソフィー・マルソー
          サミー・フレイ
          ダニエル・オルブリフスキー
          ジル・ルルーシュ

 ■ストーリー■
 資金洗浄の罪に問われるアントニー・ジマーはフランス税関のみならずロシア政府からも追われる大物犯罪者だった。アントニー・ジマーは整形したため、その顔を知る者は誰もいなかった。フランス税関は、彼の唯一の弱点である恋人キアラを追跡していた。キアラが待ち合わせ場所へ、ジマーから伝言が届くのだった。適当な男を誘ってジマーに仕立てあげろというものだった。キアラはジマーの指示通り、TGVの中で、ジマーと背格好の似た男フランソワ・タイヤンディエをナンパするのだった。

 ■感想■
 イヴァン・アタル、ソフィー・マルソー主演のサスペンス映画。
 【2006年セザール賞】で、最優秀新人作品賞を受賞しました。
 ランニングタイムが89分と短いので、あっという間にテンポ良く観れました!
 実質、本編80分強!短すぎかも…。
 
 今作は、セザール賞も獲っているってことで気になっていた作品でした!!
 アメリカ映画のアカデミー賞、受賞とか言われても全然気にならないんですけど、
 フランスのセザール賞
 香港電影金像賞
 台湾金馬賞
 で、何かの賞を受賞とか言われると、ジャンルにもよりますけど、エンターテイメント作品だったら絶対に観たくなっちゃうんですよね!!
 
 あと、今作は、アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ主演のハリウッドの大作『ツーリスト』のリメイク元ということで、観ましたけど…。
 「うわ~、このオリジナル版を観たあとじゃ、リメイクを観る気になれない」
 ストーリーも、多分、同じオチなんですよね。
 このストーリーで、オチが分かっていたら、“面白さ半減”って感じですよね。
 
 ラストの方で、アントニー・ジマーがなかなか現れないので、てっきりアントニー・ジマーという犯罪者はフランス政府が作り上げた架空の人物なのかな??とも思ったんですけど、そういうオチではありませんでした。
 
 今作を観ていて、中盤あたりで、今作の映画通りのオチも、フッと頭をよぎったんですけど、
 「まさか、そんなコト無いよなぁ」
 と、勝手にその考えを消去しちゃいました!!

 ランニングタイム80分強の作品で、これくらいダマしてくれた感の印象を、与えてくれれば十分及第点です!!
 ジャン・デュジャルダン、ジャン・レノ、アリス・タリオーニ出演の犯罪物『ライヤーゲーム LIAR GAME』(2008年)と言い、今作と言い、フランス映画って、こういう観ている観客を、観終わったあとにニタリとさせるようなドラマを作るのがウマイですよね!!
 『ツーリスト』を観てない人で、また、今後も観るつもりもない人は、このオリジナル版を鑑賞して、楽しんで下さい!!65

アントニー・ジマー [DVD]
ソフィー・マルソー,サミー・フレイ,イヴァン・アタル
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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『[リミット]』トラッカーの生き埋葬

2011-05-08 00:52:35 | スリラー

[リミット]
BURIED(2010年スペイン)
 監督      ロドリゴ・コルテス
 脚本      クリス・スパークリング
 出演      ライアン・レイノルズ
          

 ■ストーリー■
 イラクで荷物を運ぶトラック運転手のポール・コンロイは目覚めると、土の中に埋められた棺の中にいることに気がつくのだった。ポールは、運搬中のトラックがゲリラに襲われ、気を失ったことを思い出すのだった。棺の中には見知らぬケータイと、ライターが転がっていた。ポールはこの状況から脱出しようとケータイで連絡を取るのだが…。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 生きたまま棺に入れられ、埋められた男を描くスリラー映画。
 これ全編94分の間、ずっと棺桶の中で映画が展開していきます。
 棺の中からアメリカまで普通にケータイで話しているので、てっきり、
 「主人公はイラクにいるんじゃなくてアメリカにいるんじゃないの??」
 とか思っちゃいました。
 何か、ビックリするようなオチでもあるんじゃないかと期待しちゃいましたが、リアルな展開なスリラー映画っていうだけで、観てて疲れちゃいました!
 今作も、あと15分くらい短ければ、もう少しテンポが良くなったのに。
 
 スペイン製の今作ですけど制作費が、300万ドルもかかっていますけど、なんで今作にそんな制作費がかかってしまうんでしょうかね??大半がライアン・レイノルズの出演料だったんでしょうかね??
 こんな限られた舞台と登場人物の作品でも、300万ドルくらいはかかっちゃうんでしょうかね??しかも、スペインはハリウッドよりも物価が安そうな気がするんですけど、どうなんでしょうね??

 劇場公開時、今作のコトを、ベタ褒めする人がけっこういたと思うんですけど、自分的には、そんなに驚くほど素晴らしいスリラー映画とも思えませんでした。普段からあんまりスリラー映画やミステリー映画を観たコト無い人なんでしょうかね??
 今作を評価するうえで、低予算なところとか、棺の中だけでストーリーが進んでいくアイデアが素晴らしいとか言うなら、良く分かりますけどね!!でも、それだけって感じです。テンポもあまり良くないし、観終わっても「ふ~ん、そうなんだぁ…」って感じで終わっちゃいます。
 
 でも、まぁ
 “主人公の夢オチでした!”
 “主人公は死んでいました!”
 “主人公が死ぬ前に見た幻でした!”
 “双子の主人公は、いつのまにか、入れ替わっていました!”
 “双子の主人公は、実は双子じゃありませんでした!”
 とかいうオチの映画よりかは、少なくとも10000倍は面白いですけど。
 でも、でも、でも、それだけくらいの面白さっていうだけで、衝撃度は、低め!!

 スペインのスリラー映画だから「ハリウッド映画的なオチでないだろうなぁ…」とは、思っていたんですけど、まさか、そのままラストになって終わるとは思ってもいませんでした。
 1度観るには、ある程度は衝撃的なラストのオチですけど、何回も観たくなるような作品では無いですね。そういえば、今作のオチにも驚きとか衝撃的みたいなこと言っている映画ファンの方もいらっしゃりそうですけど、自分は、あまり衝撃を受けませんでした。
 
 自分的には、ミステリー映画で言えば、クラシックなイギリス映画『生きていた男』(1958年)や、ウィリアム・リンク、リチャード・レヴィンソンが脚本を書いた『殺しのリハーサル』(1982年)や、フランス映画『迷宮の女』(2003年)の方が衝撃度が1000000000倍くらい衝撃度が高いですね!!
 また、アクション映画でも、『デッドポイント黒社会捜査線』(1998年)の方が衝撃的な展開でした!!

 自分的には、オチの驚き度という点だけだったら、動物パニックと思わせといて、途中からSF映画になって、ラストは何も解決しないラストを迎えるアンソニー・リッチモンド監督のイタリア映画『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978年)の方が衝撃的でした!!
 『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』とか、当時のTV放映時の吹替え音声つきで、どこかのメーカーさん、DVD化してくれないですかね?? 10点


 

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ライアン・レイノルズ
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『ゲーム・オブ・デス』ムービー・オブ・デッドタイム

2011-05-07 08:11:24 | アクション

ゲーム・オブ・デス
GAME OF DEATH(2010年アメリカ)
 監督      ジョルジオ・セラフィーニ
 脚本      ジム・アグニュー
          ミーガン・ブラウン
 出演      ウェズリー・スナイプス
          ゲイリー・ダニエルズ
          ゾーイ・ベル
          ロバート・ダヴィ
          フランク・ジーガー
          

 ■ストーリー■
 CIAにとって邪魔な人間たちを排除するエージェント、マーカス・ジョーンズたちに与えられた今回の指令は、アフリカのゲリラに武器を密輸するレッドベイル社を殲滅すること。マーカスは、さっさと組織に潜入し、6ヵ月後、ボスのスミスの信用を得た彼は、アッとう間にスミスの側近になるのだった。
 一方、マーカスの仲間のザンダーたちは武器密売組織の莫大な資金を強奪しようと企んでいた。

 ■感想■
 脱税の罪で実刑判決を受けたウェズリー・スナイプス主演のアクション映画!
 「うわ~、ひどい」
 これが1番の感想です!!

 まずは、アクション映画好きな小学生が寝ている間に夢で見た内容を、そのまま映画にしちゃったかのようなストーリー!!
 オープニングの主人公たちが誰かを殺すシーン!このシーンは、見せ場にもなっていないし、ストーリーへの伏線にもなっていません!なのに、後から、このシーンがフラッシュバックで出てくる謎!!
 武器密売グループに、ウェズリー・スナイプスが潜入するための画策するシーンがなく、アッというまに組織に潜入しちゃいます!!どんな犯罪組織なの??組織に潜入するのだけでも、普通は、見せ場の1つや2つはあるでしょ!!
 その後も、自己満足のようなストーリー展開で、いつのまにか、仲間たちと戦う展開に!!
 「なぜ??」
 ゲイリー・ダニエルズたちが裏切ったのは、ただお金が欲しかったからなの??なぜお金が突然欲しくなって、CIAを裏切ったのかも意味不明!!
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 と思っているうちに、ダラダラとした展開の中、クライマックスに突入!!
 今作の脚本家は、アクション映画ファンは、拳銃で撃ち合ったりするシーンやマーシャルアーツのシーンがあればOKとでも思っているんでしょうか??

  あと、監督はジョルジオ・セラフィーニしかいなかったんでしょうか??
 なぜ、『ラブブラインド あなただけ恋しくて』(1998年)『官能の戦慄』(1999年)のジョルジオ・セラフィーニ??アクション映画に最も合っていない監督の1人と言わざるを得ないです!!
 「イヤ~、本当にひどい」
 ストーリーもひどければ、演出も意味不明なシーンばかりです。変なフラッシュバック!細かいカットバック!意味がないのに、色を変えた画像処理!何をしたいのか、理解できない!!
 まるで、ウェズリー・スナイプス、ゲイリー・ダニエルズ、ゾーイ・ベルのプロモーションビデオみたいな感じ!!しかも98分使ったプロモーションビデオ!!

 せっかく、ウェズリー・スナイプス、ゲイリー・ダニエルズという2大アクションスターが出演しているのに、もったいない作品です。脚本を何回かリライトして、監督を普通の監督にしたら、それなりに観れる作品になったんでしょうけどね!! 

 今作の監督のジョルジオ・セラフィーニとかって、もう2度とアクション映画を撮って欲しくないですね。ジョルジオ・セラフィーニに比べたら、アルバート・ピュンも大監督に思えてきちゃいます!!アルバート・ピュンで監督した方が100000000倍は良かったです!!
 エンターテイメント映画ファンから、評価されていないウーヴェ・ボル監督の方が、10000000000000倍は、普通に演出してくれるはず!!

 ウェズリー・スナイプスも、こんなZ級映画に出演しちゃうなんて、脱税容疑の罰金を払うために出演料が欲しかったんでしょうか??早く刑務所から出てきて、またアクション映画で活躍を楽しみにしています!! 0点

ゲーム・オブ・デス [DVD]
ウェズリー・スナイプス,ゾーイ・ベル,アーンジャニュー・エリス,アーニー・ハドソン,ゲイリー・ダニエルズ
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『狼たちの処刑台』マイケル・ケイン・オブ・リベンジ

2011-05-06 00:16:20 | 犯罪/アクション

狼たちの処刑台
HARRY BROWN(2009年イギリス)
 監督      ダニエル・バーバー
 脚本      ゲイリー・ヤング
 出演      マイケル・ケイン
          エミリー・モーティマー
          チャーリー・クリード・マイルズ
          リーアム・カニンガム
          イアン・グレン

 ■ストーリー■
 かつてIRAと戦った元軍人のハリー・ブラウンは、今は入院の妻を看病し、友人レナードとチェスをすることを楽しみに生きていた。そんなとき、妻が危篤との連絡を受けるが、近所の不良が巣食うトンネルを避けて病院に向かい妻の死に目には会えなかった。そしてまた、ある日、レナードが近所の不良に殺される事件が発生するのだった。ハリーは、警察にそのことを訴えるが、捜査は遅々として進まなかった。
 パブからの帰り道、不良の1人にナイフで脅されたハリーは反撃して、その不良を倒してしまうのだった。そのことをきっかけにして、ハリーは不良どもを血祭りにあげていくのだった。

 ■感想■
 イギリスの名優マイケル・ケイン主演のヴィジランテ映画!
 この作品のテーマは、ヴィジランテ!
 チャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」シリーズ同様のテーマです!
 
  タイトルはB級アクション映画のような「狼たちの処刑台」になっています!1970年代のブロンソンの映画のようなタイトルに!!
 タイトルは“ハリー・ブラウン”のままでも良かったような気もするんですけどね。
 
 拳銃が手に入りやすいアメリカと違い、舞台がイギリスなので主人公マイケル・ケインは拳銃を入手するのも一苦労!!
 そのシーン以降は、マイケル・ケイン、暴走状態で、チンピラどもを倒していきます!!
 
 友人レナードから「人を殺したコトがあるんだろ?」と聞かれた、主人公ハリーが
 「そんな質問するなよ…」と、パブで穏やかに答えていたのに、ナイフで脅してきたチンピラを返り討ちにして殺して、家に帰ってシャワーを浴びて1晩寝たら、まるで別人になってしまうあたり、アクション映画ファンは「待ってました!」って言いたいくらいの変貌ぶり!!
 その後、拳銃を入手するため、拳銃を密売しているジャンキーに、「銃の扱いがなっていない」と教えてあげるシーンはかなりの迫力!!
 ただ、銃を密売しているジャンキーを倒すシーンと、そのあと不良の1人からレナードのコトを聞くシーンが今作の1番の見せ場で、そのあとは、普通の老人に戻ってしまうあたりが、ちょっと寂しい印象を受けちゃいます!!
 でも、そこは、ハリウッドでなくイギリス映画!妙にリアルで、マイケル・ケインが老けている設定なので、アクション映画の主人公のように不死身じゃないので、少し走ると息の絶え絶えに…。それどころか、肺気腫で入院しちゃいます!!
 そのあたりはアクション映画ファンとしては、少し物足りない気もしちゃいます。

 ラストに向けての展開もいかにもイギリス映画的。
 「もう少しアメリカのB級アクション映画風でも良かったのでは??」とは思っちゃいました!
 B級というよりC級のウィリアム・ラスティグ監督、ロバート・フォスター主演の『報復軍団ヴィジランテ・フォース』(TV題:『ニューヨークの暗黒世界に挑戦 報復軍団ヴィジランテ・フォース』)(1983年)のラストの方が100倍くらい痛快なんですよね。
 
 不良が殺された事件を捜査する女刑事が、マイケル・ケインを怪しいと報告しますが、上司が「あの老人が??」って相手にされないシーンがありますけど、主人公がマイケル・ケインっていうのは、絶妙なキャスティングですよね!
 映画好きには、元海兵隊役の設定のマイケル・ケインっていうだけで強そうな印象がありますけど、普通に考えたら町にいる人の良さそうな老人って感じがしちゃいますもんね!!若いころのマイケル・ケインが主演した『狙撃者』(1971年)って、未見なんですけど、どこかのメーカーさん、DVD化してくれないですかね??
 未DVD化作品といえば、マイケル・ケインがやり手のスパイを演じた『第四の核』(1986年)もまだDVDになっていませんね。もっとマイケル・ケイン主演映画がDVD化されるとウレシイんですけどね。


 今作が主演がマイケル・ケインが主人公でなく、チャック・ノリスや、シルヴェスター・スタローンが主演だったら、町の不良も、簡単には襲って来ないでしょうね!そのときは、もちろん舞台はアメリカになっちゃうでしょうね。アメリカだったら拳銃を入手するのも簡単でしょうしね!拳銃を入手シーンでは盛り上げられないでしょうね。
 っていうより、チャック・ノリスやシルヴェスター・スタローンが主人公だったら、部屋の隠し扉の倉庫に、武器がいくつも置いてありそうですね。

 今作はイギリスの映画誌「エンパイア」主催でエンパイア賞で最優秀作品賞を始めロンドン映画批評家協会賞でノミネートされるなど、本国イギリスでは、かなり評価されているようです!!
 今作はマイケル・ケインのファンのための映画って感じでしょうか!マイケル・ケインのファンは必見!!エンターテイメント映画ファンで、マイケル・ケインのファンじゃない人はあんまりいないでしょうけど…。
70点

 

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『ファイナル・デッド・オペレーション』殺人鬼が棲むホスピタル 連続殺人

2011-05-05 20:55:43 | ホラー

ファイナル・デッド・オペレーション
(「ホラーフェスジャパン2009」題:『解体病棟』)
AUTOPSY(2008年アメリカ)
 監督      アダム・ギーラッシュ
 脚本      ジェイス・アンダーソン
          アダム・ギーラッシュ
          E・L・カッツ
 出演      ロバート・パトリック
          ジェシカ・ロウンデス
          ジャネット・ゴールドスタイン
          マイケル・ボーウェン
          ロバート・ラサード

 ■ストーリー■
 エミリー、ボビー、クレア、ジュード、ディミトリたち5人の若者たちは、マルティグラの帰り道、ルイジアナの田舎道で事故に起こしてしまうのだった。入院服を着た男が道路に飛び出してきたのだ。早速、逃げ出した患者を追ってやってきた救急車に乗って患者とともに病院に向かう5人だったが…。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 ジェイス・アンダーソンと組んでいくつものホラー映画の脚本を書いているアダム・ギーラッシュ監督が描くティーンホラー。 
 今作の舞台は、田舎の病院になっています。謎の病院で起きている殺人事件を描いています。
 行方不明者の多いアメリカでも、病院や、そのまわりで行方不明者が大勢出たら捜査が及ぶはずですよね。

 まぁ、B級ホラー映画だから、そんなところ気にしちゃいけないんでしょうけどね。

 今作の脚本家のアダム・ギーラッシュとジェイス・アンダーソンが脚本を書いた主だった作品をあげると
 『クロコダイル2』(2001年)
 『ディレイルド 暴走超特急』(2002年)
 『殺人鼠 KILLER RATS』(2003年)
 『ツールボックス・マーダー』(2003年)
 『遺体安置室 死霊のめざめ』(2005年)
 『サスペリア・テルザ最後の魔女』(2007年)
 “NIGHT OF DEMONS”(2009年)
 “FERTILE GROUND”(2010年)
 このホラー映画ファンが喜ぶラインナップ!!
 トビー・フーパー監督や、ダリオ・アルジェント監督の作品で脚本を書いています!!
 そのアダム・ギーラッシュが監督したホラー映画って、いうんで期待度★★★★状態!!それに今作は、「ホラーフェスジャパン2009」で『解体病棟』のタイトルで上映されました!
 期待度が、やたら高くなってしまったんですけど、期待が高すぎたせいか、あんまり楽しめませんでした!!

 1980年代に製作されて公開されていたら、大量に作られたスラッシャー映画の大群の中に埋もれてしまいそうな作品でした!可も無く不可も無く、普通のスラッシャー映画って感じの作品でした!
 まぁ、単純なホラー映画、スラッシャー映画が観たいっていうときのは、良い作品なんでしょうけどね。
 登場人物たちも、いかにもスラッシャー映画的な感じで1人づつ1人づつ減っていきます!!
 ヒロインを助けるために、爆発を起こすのは、ちょっとやりすぎな感じも…。あんなコト、現実には出来ないですよね。
 最後のヒロインの精神がおかしくなってしまうようなオチも、「そんなバカなぁ~」って感じですけど、ホラー映画だし、良しとしましょう!!

 ホラー映画のジャンルで、今後も活躍しそうなアダム・ギーラッシュ、ジェイス・アンダーソンの作品を絶対に要チェック!!と思っているホラー映画ファンは必見!!
 
 ところで、「ホラーフェス・ジャパン」ってどうなったんでしょうね??
 2009年に、今作以外に4作品『血の魔術師』、『VLOG殺人サイト』、『地底の呻き』(DVD題:『ジェニーズ・ボディ 地底の呻き』)、『マーダーゲーム殺意の連鎖』(DVD題:『ファイナル・デッドゲーム』)が公開されただけで、その後は何もないんですもんね~。
 毎年の恒例の映画祭になって欲しかったんですけどね~。 55点
 

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