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『メモリー殺戮のビジョン』DVD発売!なぜ、今??

2009-08-31 23:43:35 | DVD新譜の記事
 以前の記事で『メモリー殺戮のビジョン』(06年)として映画化された作品の原作「夢で殺した少女」が発売になったっていう記事を書いたんですけど、とうとう映画版もDVDが発売になります!!
 今作のDVDは、レンタル用だったのか、販売されていなかったようですけど、2009年10月23日に廉価版でハピネットさんから発売になります!!

 なんでレンタルと同時、もしくはそれに近い時期にDVDを発売しなかったのか分からないですけど、今にして思うと発売時期をずらして良かったかも。
 『メモリー殺戮のビジョン』は、サスペンス映画としては、ごくごく普通のデキの作品ですけど、自分的には、なぜかジワジワと記憶に残る作品になってます!!観終わった直後よりも、時間が経ってから面白く感じる作品の1本です。
 レンタルと同時に発売だったら、忘れられそうな作品ですけど、時期がずれたことで、購買欲がそそられちゃいました。

 面白さ的には65点くらいの及第点的なサスペンス作品なんですけど、DVDは廉価版での発売だし、買っちゃいます!!
 
 
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 もちろん原作本も発売中です。
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『30デイズ・ナイト』30日間こそこそ

2009-08-30 22:23:50 | ホラー
30デイズ・ナイト
30 DAYS OF NAIGHT(2007年アメリカ)
 監督 デビッド・スレイド
 脚本 スティーブ・ナイルズ
     スチュアート・ビーティ
     ブライアン・ネルソン
 原作 スティーブ・ナイルズ
 出演 ジョッシュ・ハートネット、メリッサ・ジョージ、ダニー・ヒューストン

 ■ストーリー■
 アラスカの田舎町バロウでは、30日の間、太陽が昇らない極夜がやって来ようとしていた。しかし、町では犬が集団で惨殺される事件が起きていた。また、町に謎の男がやってきてダイナーで騒動を起こしていた。また、発電所で責任者が殺される事件が起きていた。

 ■感想■
 スティーブ・ナイルズの原作コミックを映画化した吸血鬼ホラー。
 監督はこじんまりとした平凡的なサスペンス映画『ハードキャンディ』(05年)を監督したデビッド・スレイド。
 製作は『クイック&デッド』(95年)、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ。
 2007年の作品ですけど、長い間、未公開になっていましたけど2009年にとうとう公開されました!もしかするとこのまま未公開のままなのかと思いましたけど、劇場公開までされました。

 製作サム・ライミ、主演ジョッシュ・ハートネットなんでてっきり大作系のホラー映画かと思ったら、内容はB級の作品でした。内容はB級ですけど、ランニングタイムが113分と少し長かったですね。もう少し短い方がテンポが良かったのに!!内容的には90~100分くらいがちょうど良いような感じの作品でした!!
 ただし、ゴア度も低いのでホラー映画が苦手な映画ファンが観ても大丈夫な感じです。でも少しはゴアシーンがあるので、血の出るシーンが苦手な人は要注意!!
 
 30日間、極夜が続くアラスカの田舎町を舞台にした「吸血鬼」物ですけど、吸血鬼が強すぎです!!夜が30日間もあるのに、初日の段階で町中の人々のほとんどが吸血鬼に襲われて全滅状態なんですから!!
 原作があるからしょうがないですけど、ここは、少しづつ町の人々が襲われた方が30日間という期間がうまく活かせたのかも??

 こんなに一気に襲ってくるのなら舞台設定の夜が30日間も続く必要が無かったような気も…。
 最初はジワリ、ジワリ、町の人が行方不明とか殺されていって、最後の方で、人間対ヴァンパイア軍団の争いが起きるのかと思ったのに、この急展開にちょっと。
 初日に町の人が襲われていくのに、なぜか主人公たちは無事に生き残ってダイナーに集合しちゃいます!
 「なぜ??」
 主人公たちがあんな風に簡単に生き残ってダイナーまでたどりつけるんだから、町の住民でも生き残っている住民がいそうなのに、そういう描写が無かったのが物足りなかったかも??主人公たちだから生き残ってるみたいな印象を受けちゃいました。

 最後に町を焼き払おうとしますけど、町が1つ無くなってしまったら、「吸血鬼を見た」っていう証人がいなくても、大事件だから、調査が入って惨殺死体とか発見されちゃいそうですけどね。

 主人公たちが30日間こそこそ隠れているだけで、吸血鬼に見つからないのもちょっと疑問です。人間の匂いとかで居場所とか分からないんでしょうかね??
 それに主人公たちが生活するだけの食料品とかって、最初の隠れ家にあったんでしょうかね??水と食料って大丈夫だったんでしょうかね??
 まぁ、吹雪がくるような土地で、なおかつ極夜が続くような地域なんで食料品の備蓄とかは、けっこうあるんでしょうけどね。

 原作のコミックは続編、続々編がありますけど、映画版は続編を作るんでしょうかね??68点 

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30デイズ・ナイト:リターン・トゥ・バロウ (アナザー・パラダイムシリーズ)
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恐竜SFドラマ「プライミーバル」第2章放映開始!

2009-08-27 01:11:10 | ドラマ
 今日のネタで申し訳ないのですが、2009年8月27日(木)20:00~NHK総合でイギリスのTVドラマ「プライミーバル」の第2シーズンの放送が始まります。
 何の事前情報もなく、2009年の年始に第1シーズンを観たときには、あまりの面白さにビックリしました。
 世界中でヒットしたというのもうなずける面白さ!!
 「恐竜がテーマなんで、子供向け??」
 とか思っちゃいますけど、それこそ子供から大人まで楽しめるSFドラマでした!!

 その第2シーズンが今日から放送開始!!
 全7回のシリーズなんで、これから7週間、すごく楽しみです!

 第1話の前に19:30~20:00で「恐竜SFドラマ プライミーバル第2章 放送直前スペシャル」が放送されます。多分、第1シーズンを観ていなかった人向けのスペシャル番組だと思うんですけど、この番組もどんな内容か楽しみです。

 ところで、このドラマのDVDが発売になっているんですけど、なぜか吹替えがTV放映版じゃないんですよね。
 「なぜ??なぜ??」
 なぜなんでしょう??
 TV吹替え音源があるんだから、TV音源でDVD化してくれれば、エアチェックしないですむのに…!!
 この第2シーズンのDVDも、TVの吹替えと違う版みたいです!!本当になぜなんでしょう??

 毎週、毎週、気をつかって予約録画するのけっこう大変なんですよね。
 「なんか事件が起きて、時間が変更しないかな??」
 「スポーツ中継が延びて時間が繰り下がらないかな??」
 とか、ヒヤヒヤ、ドキドキしながら予約するの心臓に悪いでしょ!!

 とにかくこれからしばらく楽しみなTVドラマが出来ました!!
プライミーバル 恐竜復活 シーズン1 DVD-BOX

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もう第2シーズンの発売が決まってました。
プライミーバル 恐竜復活 シーズン2 DVD-BOX

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『モーテル』MOTEL SNUFF

2009-08-24 23:43:34 | スリラー
モーテル
VACANCY(2007年アメリカ)
 監督  ニムロッド・アーントル 
 脚本  マーク・L・スミス 
 出演  ルーク・ウィルソン、ケイト・ベッキンセール  

 ■ストーリー■
 夫婦仲の冷えたデビッドとエイミーは、ハイウェイを降り家路を急いでいたが夜道に迷ってしまうのだった。その上、車が故障してしまい2人は山道にあるモーテルに泊まることにするのだった。部屋にあったビデオテープを何気なく観た2人は、このモーテルの恐怖の事実を知ることになるのだった。  

 □■□ネタバレあり!!□■□
 

 ■感想■  
 寂れたモーテルに泊まった夫婦が味わう恐怖体験を描くホラー。 
 主演は「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセールとルーク・ウィルソン。

  行方不明者が年間に何十万人もいるアメリカなんでこんなコトがあってもおかしくないですけど、とにかく恐ろしい事件を描いています。
 行方不明者の一部が実はこういう感じで消えていくんですよ! って都市伝説風のネタで1本、映画を作っちゃいました!!ってお手軽感はありますけど、サスペンス映画として十分面白い作品になってます。  

 ランニングタイムが85分と短めなのも功を奏してます!!
 テンポが良くてだれることなく最後まで楽しめちゃいます。 
 登場人物のキャラクター設定も夫婦仲の悪い2人って言う時点で、 「恐怖体験を通してまた愛情を取り戻すんだろうなぁ」って思ったら、まさにその通りのベタな展開!!
 それでも、どっちか、たぶん、だんなの方は死んじゃうのかな??ヒロインのケイト・ベッキンセールの方がメジャーだし。と思っていたら、そんなこともなく最後まで安心して観ていられます。  

 ポップコーンでも食べながら、ワイワイ楽しみながら観るのにちょうど良い作品です!!可も無く不可も無く、まさに平均点てきなスリラー映画です。  
 この作品を観て何気なく思い出したのは『デビルズ・トラップ密室ホテル女子学生の恐怖』(1972年)とか『地獄のモーテル』(1980年)とかです。 
 映画の中での経過時間的には、恐怖の1夜を描いた今作と、上記2作品はまるっきり違うんですけどね。
 映画が持っているユーモアは、上記も2作品の方が上なんですけどね。
 『デビルズ・トラップ密室ホテル女子大生の恐怖』も『地獄のモーテル』は作品のテーマ的に、「食人」をテーマにしてるんで、ユーモア感を出そうとしたんでしょうけどね。あれで暗くて緊張感の張り詰めた作品だったら陰惨な雰囲気な作品になっちゃいますもんね。

 とにかく、アメリカの田舎は怖い!怖い! 
 
 アメリカ本国でそれなりにヒットしたためか、ネタ切れなのか、今作の続編がオリジナルDVD作品として作られました。タイトルは『モーテル2』(2009年)。 
 なんでも、この恐怖のモーテルで最初に犠牲になった若者たちを描くらしいですけど、犠牲者を描くような作品なんて観たい人いるんですかね??だって主人公たちが、生き残れるかどうかっていうのが、サスペンスを盛り上げる要素だろうに、最初から、
 「主人公たち死んじゃうんだろうなぁ」
 なんて思って観るスリラー映画なんて、まるで、醤油のかかっていない冷奴みたい。
 おいしい豆腐は醤油をかけなくても冷奴がオイシイんでしょうけどね。 
 なんで最初の犠牲者を描く作品を続編としてわざわざ制作するんでしょうね?? 自分は、このプリクエル(前日譚)っていうのが、好きじゃ無いんですよね!! 
 最初の犠牲者を描く作品なんて!!プリクエルに最も合わないストーリーだと思うんですけど、どうなんでしょう??
 『新・明日に向って撃て!』(1979年)みたいに前作で主人公たちが死んじゃって、やむなく主人公たちの若き日を描いて続編を作るのは分かるんですけどね。
 でも、続編の発想的にはプリクエルを描く『新・明日に向かって撃て!』よりも、生き残ったメンバーで、続きを描く『続・明日に向って撃て!』(1976年)の方が好きなんですけどね。作品の面白さは別として…。  
 どうせ製作するなら、今回の事件で生き残った夫婦2人が、また違う旅行先で恐怖のホテルに泊まって事件に巻き込まれる映画を作れば良いのに!! 
 この2人を主人公にして、殺人ホテルめぐりみたいなシリーズ作っても面白いかも??この夫婦が有名になっちゃって、警察に通報しても、売名行為と思われて信じてもらえないとかって、面白くありません??だって、そんな事件にばっかり巻き込まれる夫婦なんているはずないですもんね。 60点
モーテル

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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今作の事件の前を描く『モーテル2
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『遺体安置室 死霊のめざめ』トビー・フーパーのめざめ

2009-08-22 00:01:28 | ホラー
遺体安置室 死霊のめざめ
MORTUARY(2005年アメリカ)
 監督 トビー・フーパー
 脚本 ジェイス・アンダーソン
     アダム・ギーラッシュ
 出演 ダン・バード、デニース・クロス、アレクサンドラ・アディ

 ■ストーリー■
 田舎町に葬儀屋として引っ越してきたドイル一家。母親は新しい町で仕事に張り切っていたが、息子のジョナサンは葬儀屋の仕事がイヤで町中のダイナーでアルバイトを始めるのだった。バイト先でジョナサンは、その葬儀屋の家ではボビー・ファウラーという男が両親を殺したという言い伝えがあることを知るのだった。行方不明のボビーの死体が見つかっていないことから町ではボビーが生きているという言い伝えになっていたのだった。

 ■感想■
 トビー・フーパー監督のゾンビホラー。
 脚本は『サスペリア・テルザ』(07年)のジェイス・アンダーソン、アダム・ギーラッシュ。

 今作のゾンビは、ジョージ・A・ロメロ系の“リビングデッド”でなく、死んだ人間が謎のカビによって生き返ったゾンビです。多少の知能もあってセリフもしゃべれます。
 カビに犯されているだけで、死んでいないかもしれないんで正確には「ゾンビ」ではないのかも??でも確実に死んでいる人間もカビの力で甦っているので、一部は完全にゾンビですけどね。

 『悪魔のいけにえ』(74年)のトビー・フーパー監督の作品と思って衝撃的な作品を期待すると、あてが外れちゃいますけど、単純なホラー映画としてみれば、普通に面白い作品です!!

 導入部分から中盤までは、ユルユル系でけっこう笑えるようなシーンで和めるので、「今作ってホラーコメディ??」って感じで観れるんですけど、後半のクライマックスは一気に緊張感が高まりホラー度★★★★★みたいな感じで楽しめちゃいます!!

 主人公のジョナサンの設定なんですけど、何歳くらいの設定なんでしょうね??演じているダン・バードの年齢から考えて高校は卒業しているくらいの年齢の設定なんでしょうね、多分。
 ヒロイン、リズと仲の良い恋人と思っていた男のコがゲイと分かって
 「良かった~」
 って言うシーンとか、ほのぼのとして観れて、「今作って若者が主人公の青春ホラーなの??」って感じで観れたのに、その後の展開は急転!まさにトビー・フーパー監督の作品って感じで楽しめます!!


 最後の展開なんて、まさに1980年代チックな展開で、ちょっと驚き!!
 「ハッピーエンドにしてくれないのね・・・」
 って、思わずうなっちゃいました!!このラストだけでもプラス10点です!!
 普通は、主人公と妹とヒロインで葬儀屋の屋敷を後にして終わりますもんね。そこを許さない今作、スキです!!

 あんまり話題になっていなかったような気がしますけど、ホラー映画ファン必見の1本です!!トビー・フーパー監督もこれくらいの作品を撮ってもあんまり評価されないのは『悪魔のいけにえ』が衝撃的すぎだからですよね。
 今作の場合、“ゾンビ映画”みたいな雰囲気なのもマイナス要素なのかも??
 だってホラー映画ファンだったら
 “トビー・フーパー監督のゾンビ映画!!”
 って思って期待するな!って言っても絶対に期待しちゃいますもんね。
 
 でも、今作はトビー・フーパー監督の作品ってコトを抜きにして観たら、すごく楽しめるホラー映画になっているはず!! 70点

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『ツールボックス・マーダー』トビーフーパー・ホラー

2009-08-21 00:51:58 | ホラー
ツールボックス・マーダー
TOOLBOX MURDERS(2003年アメリカ)
 監督 トビー・フーパー
 脚本 ジェイス・アンダーソン
    アダム・ギーラッシュ
 出演 アンジェラ・ベティス、ジュリエット・ランドー、ブレント・ローム

 ■ストーリー■
 ネルとスティーブンの夫婦はあるアパートに引っ越してくる。価格の安いそのアパートでは行方不明者が出ていた。ネルはそのアパートのことを不思議に思い独自に調べ始めるのだった。


 ■感想■
 トビー・フーパー監督のホラー映画。
 脚本は『殺人鼠 KILLER RATS』(03年)、『死体安置室 死霊のめざめ』(05年)のジェイス・アンダーソン、アダム・ギーラッシュ。
 ジェイス・アンダーソン、アダム・ギーラッシュは、ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア・テルザ』(07年)の脚本も担当してますんで、その予習のために鑑賞しました。

 トビー・フーパー監督のスラッシャームービーと思って期待しちゃいましたけど、ゴア度はそれなりで、そんなに目をそむけるような感じでなくけっこう安心して観れるレベルです。DVDのパッケージとか、かなり怖そうな感じですけど、そんなコト無いんで、普通のホラー映画ファンは安心して観て下さい。
 ストーリーもオーソドックスで、かなり安心して観れる感じです。

 今作の感想を一言で言うなら、
 まるで残酷シーン満載のTVムービーって印象
 の作品です。
 良い意味でも、悪い意味でもTVムービーって印象です!面白く退屈しないで観れるって意味ではホメ言葉になりますけど、今作らしい毒が無いって意味では、物足りないって意味になっちゃいますね。

 
 ホラー映画ファンに『悪魔のいけにえ』(74年)で衝撃を与えたトビー・フーパー監督ですけど、自分的にはトビー・フーパー監督の作品では『スペースバンパイア』(85年)が1番好きだったりして。
 だって『悪魔のいけにえ』って怖すぎですから!!
 最初、TVの映画劇場で『悪魔のいけにえ』を観たときは、あまりの衝撃に、「なんだぁ~!この映画は!!」って思わず叫んじゃいましたから!(あっ、心の中でですけど…)
 題材的にも、ストーリーとキャラクターの暴走度を考えても、ちょうど良い感じで面白かったのが『スペースバンパイア』でした。

 今作『ツールボックス・マーダー』もトビー・フーパー監督のファンには期待外れなところがあるかもしれないですけど、普通のスラッシャームービーと思って過度な期待をしないで、普通のホラー映画と思って観れば十分面白い作品になってます!!あれ、これってホメてますかね??今作は、自分的には満足した1本でした!!

 今作のあと『遺体安置室 死霊のめざめ』(05年)を撮ったあと、劇場作品を撮ってないトビー・フーパー監督ですけど、こういう作品を観ると、もっともっとホラー映画を撮って欲しいと思っちゃいます。 68点

ツールボックス・マーダー [DVD]

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スペースバンパイア』のDVDは劇場公開版より長い版での発売です。
日本語吹替えつきで再発して下さい。
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『惨劇の週末』惨劇のオチ

2009-08-16 08:00:17 | ホラー
惨劇の週末
THE ART OF DYING(2000年スペイン)
 監督 アルファロ・フェルナンデ・アルメロ
 脚本 ファン・ビセンテ・ポスエロ
     フランシスコ・ハビエ・ロヨ
 出演 フェレ・マルティネス、マリア・エステヴァ、ルシア・チネメ

 ■ストーリー■
 7人の若者が週末を利用して湖畔に出かけるのだった。酔っ払った勢いで、軽い気持ちでメンバーの1人ナチョを寝袋に入れてまま湖に投げ込み殺してしまうのだった。4人はこのことを秘密にして、ナチョは行方不明ということになる。
 4年後、ナチョを見たという浮浪者風の男が警察に捕らえられたことから、残りのメンバーたちは、ナチョが生きているのでは??という疑惑が生まれるのだった。6人のメンバーはナチョを埋めた山小屋に向かうのだった。
 
 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 『殺しのセレナーデ』(01年)、『ユートピア』(03年)のフェレ・マルティネス出演のホラー映画。
 本国、スペインでは大ヒットしたらしいです。
 若者たちが主人公のアメリカ製の低予算のスラッシャームービーだと思って観逃がしてました!!
 「DVDのこういうパッケージ、止めて!!」
 スペイン映画だなんて気がつかないですよ~!!

 別にアメリカ製の作品が嫌いってワケじゃ無いんですけど、観る順番の優先度が余り高くないってって感じで、スペイン製のホラー映画とアメリカ製のホラー映画があったら、スペイン製のホラー映画を先に観ちゃうんですよね。

 本国スペインで大ヒットって本当??
 
 まぁ、日本映画のヒットしてる作品だって、外国の映画ファンが観たら
 「WHY??」
 って思うような作品ばかりでしょうしね。
 でも。スペインの映画ファンて目が肥えていそうなのに!!なぜ??なぜ??大ヒット??競合する作品が無かったの??

 最初はミステリー映画かスラッシャー映画と思って観始めたので、中盤でメンバーのうち3人くらい死んだあたりから、スゴ~くイヤな予感が!!
 ホラー映画の殺人シーンの定石で、なぜか殺される人間と犯人以外の通行人がいないっていうのが、ありますけど、今作の殺人シーンは余りにもオカシイ!!と思っていたら、本当に被害者しか出てこなくて、登場人物たちが、周りに誰もいないことを不思議に思うシーンがッ!!

 これは、ホラー映画だ!!オカルト映画!!しかも、例のオチの!!
 「もう止めて!!このオチ!!」
 エンターテイメント作品のホラー系の作品でこのオチ、禁止!!
 もちろん、文学的な作品でも禁止!!

 でも、このオチ考えついた脚本家は「良し!これだ!!」って思ってないですよね。「恥ずかしいなぁ…。ありがちなオチで」って思ってますよね。
 
 とにかく禁止のオチは

 ①実は、夢でした!!
 ②実は、主人公たちは死んでました!!
 ③実は、死ぬ間際に観たシーンでした!!
 ④実は、驚かすためのビックリパーティでした!!
 ⑤実は、犯人は全然関係無いと思われた登場人物でした!!
 ⑥実は、犯人は全員でした!!
 ⑦実は、犯人は実行不可能な状態にある(と思われた)人でした。
 ⑧実は、…。

 もう止めて!!このオチ!!
 あれ??あれ??⑤~⑦は全然OKです!!⑤~⑦は、オチ禁止どころか逆にこういう作品を作って下さい!!
 でも⑥は気をつけないと、有名なミステリ作品のネタの盗作になっちゃうので注意!!
 ④は微妙な感じです!フレッド・ウォルトン監督の有名なスラッシャー映画しか使えないネタかも??
 ①のネタを使っていいのは“ブライアン・デ・パルマ監督”だけ!!
 すいません!好きなんです!ブライアン・デ・パルマ監督!!

 すいません!今回、本当にネタバレしちゃって!!
 でも、実は、今作、ナチョを見たという浮浪者風の男は何だったの??そこが説明ないのはアンフェアでしょ!! 30点
 
惨劇の週末 [DVD]

エスピーオー

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『僕は君のために蝶になる』僕は香港映画を観続ける

2009-08-13 20:04:31 | 香港映画
僕は君のために蝶になる
蝴蝶飛 LINGER(2007年香港)
 監督 ジョニー・トゥ
 脚本 アイヴィ・ホー
 出演 ヴィック・チョウ、リー・ビンビン、ラム・シュー、ヤオ・ユン、ロイ・チョン

 ■ストーリー■
 ミスキャンパスとつき合っていたアトンと、エンジャは惹かれあい、交際を始めるのだった。しかし、ささいなコトが原因でケンカになり、ケンカ中、バイクに乗っていたアトンが事故に遭い死亡してしまうのだった。
 3年後、エンジャは法律事務所でアシスタントとして働いていたが、未だ交通事故のトラウマから抜けれず、精神科医にカウンセリングのため通院していた。そんなある日、幽霊になったアトンがエンジャの前に現れるのだった。

 ■感想■
 ジョニー・トゥ監督の恋愛ファンタジー。 
 出演は台湾のアイドルF4のヴィック・チョウ。『ドラゴン・スクワッド』(05年)のリー・ビンビン。
 
 さすが、さすが香港映画!
 アトンが、ミスキャンパスの恋人がいるにも関わらず、今作のヒロイン、エンジャとつき合いだして、ささいなことでケンカをして交通事故でアトンが死んでしまい、その後、3年後エンジャが法律事務所で働きだすまで、わずか冒頭5分です!!5分でここまでの展開!!
 精神科医のカウンセリングを受け続けていてトラウマから抜けれず精神が病んでいるのを描くまであと3分!!ここまでで8分!!
 ハリウッドも見習って欲しい!!恋愛映画が嫌いな映画ファンでも思わず引き込まれる冒頭からの10分!!すごすぎ!!

 香港映画にとって、そんなの普通なんですけど、やっぱり久しぶりに香港映画を観ると感動しちゃいます!
 アンディ・ラウ、チャーリー・ヤンの『愛と死の間で』(05年)
 セシリア・チャン、ラウ・チンワンの『忘れえぬ想い』(03年)
 等々、コメディでないマジメな恋愛映画なのに、恋愛映画が好きじゃない自分も、ドンドン画面に引き込まれる冒頭からの導入部!!

 今作は恋愛映画なのかな??って思って観ていると、全然、そんな様子にならない・・・。そう、今作はエンジャが立ち直るまでの物語だったのです。そんなマジメな内容なのに、なぜか、死んだ人間が幽霊になって現れる展開!!それもアトンだけじゃなく、白バイ警官の幽霊まで。
 導入部からの展開は良かったのですが、そのあとの展開がダラダラした感じに・・・。アトンの幽霊が出てきて昔に行ったりするのに、なぜかファンタジー色は薄いです。

 ヴィック・チョウやリー・ビンビンのファンだったらそれなりに楽しめるんでしょうけど、恋愛映画やマジメな映画が苦手な@KOBAには、ちょっとだけ長かったかも。ランニングタイム88分なんで長く無いんですけどね。

 ジョニー・トゥ監督、アンディ・ラウ、サミー・チェン主演の『イエスタデイ、ワンスモア』(04年)はコメディタッチで進んでいって、最後、なぜか感動作になっちゃう少しマジメな作品でしたけど、今作は、『イエスタデイ、ワンスモア』よりもっともっともっとマジメにした感じの作品って印象です。

 自分は香港映画なら苦手な恋愛映画やマジメな作品でも観続けます!
 でも、今作は自分にとっては、かなりマジメ!マジメすぎかも!55点

僕は君のために蝶になる デラックス版 [DVD]

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ジョニー・トゥ監督の感動作『イエスタデイ、ワンスモア
イエスタデイ、ワンスモア [DVD]

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『パニック・イン・スタジアム』DVD発売!

2009-08-13 08:03:57 | DVD新譜の記事
 本日もDVD発売の記事です。
 9月9日にキングレコードさんからチャールトン・ヘストン、ジョン・カサヴェテス主演『パニック・イン・スタジアム』(76年)が発売になります!
 なんと、今年、発売になった『イルカの日』(73年)同様、日本語吹替えつき!!

 なんと、今回、収録される吹替えは、納谷悟郎、羽佐間道夫版の吹替えです!!
 
 チャールトン・ヘストン  納谷悟朗
 ジョン・カサヴェテス   羽佐間道夫
 マーティン・バルサム   藤本 譲
 ボー・ブリッジス     藤井敏夫
 マリリン・ハセット    佐藤由美子
 デヴィッド・ジャンセン  小林勝彦
 ジャック・クラグマン   高木 均
 ウォルター・ピジョン   松村彦次郎
 ジーナ・ローランズ    平井道子

 
 まさか、『パニック・イン・スタジアム』まで日本語吹替えつきでDVD化されるとは思ってもいませんでした!!日本タイトルは当時の映画のブームになっていた“パニック”の文字がついていますけど、完全なポリスムービー。パニック映画+警察映画って感じでちょっと変わった印象の作品です。
 でも、こういう作品では、主人公たちの活躍で防げる犯人の行動ですけど、今作では、クライマックスでは犯人が銃の乱射を!!(ネタバレすいません)
 1976年の作品なんで、若い映画ファンには、ちょっと古臭いのかな??

 パニック映画の要素としては、スタジアム内にいる観客のドラマもグランドホテル形式ののように描かれているので、日本タイトル「パニック・イン・スタジアム」も、なかなか良いですよね。原題の“TWO-MINUITE WARNING”には敵わなくてもね。


 1970年代、1980年代のエンターテイメント映画が日本語吹替えつきでDVD化されるのはウレシイことですよね。どんどん日本語吹替えつきでDVD化して下さい。
パニック・イン・スタジアム [DVD]

キングレコード

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 チャールトン・ヘストン主演ということで『原子力潜水艦浮上せず』(78年)も同時発売されます!
原子力潜水艦浮上せず [DVD]

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チャールトン・ヘストン ツインパック [DVD]

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『攻撃』DVD再発!(でも吹替えなし・・・)

2009-08-11 21:30:24 | DVD新譜の記事
ロバート・アルドリッチ監督の傑作戦争映画『攻撃』(56年)のDVDが20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンさんから再発されました。
 以前は紀伊国屋書店さんで発売されていたんですけど、すでにプレミア価格になっていたので、持っていなかった人には、この再発は朗報ですよね。

 ロバート・アルドリッチ監督の『攻撃』で思い出すエピソードと言えば、何といっても淀川長治さんが解説していた「日曜洋画劇場」です。
 
 淀川長治さんが、ロバート・アルドリッチ監督の作品を解説するときは、大体この『攻撃』の話題が!
 淀川長治さんの解説では
「ロバート・アルドリッチに自分の監督した作品で好きな映画は??って聞いたんですよ」    
「そうしたら一言、“ATTACK!”って答えたんですよ」
「“ATTACK!”そう、『攻撃』ですよ」
「良かったですね!ジャック・パランス」

 っていう感じで、当日放映予定の作品の解説もしないで『攻撃』のコト話してました。 
 犠牲になっていた作品は『カリフォルニア・ドールス』が多かったような記憶がありますけど、どうでしたっけ??


 ロバート・アルドリッチ監督自身は、自分の作品の中では『攻撃』が好きだったんでしょうけど、自分的には『ヴェラ・クルス』(54年)や『飛べ!フェニックス』(65年)も好きです!!
 もちろん、『特攻大作戦』(67年)も好きですよ!!


 ところで、今回発売された『攻撃』のDVDですけど、またまた日本語吹替えが付いてないです!!残念!!
 『攻撃』だったら、絶対に日本語吹替え音源をビデオで持っている人がいるはず!!
 『ヴェラ・クルス』や『燃える戦場』(70年)も日本語吹替えつきでDVD再発して欲しいなぁ!!


攻撃 [DVD]

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『ダイアナの選択』恐怖と戦慄のサーマン

2009-08-10 00:14:01 | ドラマ
ダイアナの選択
THE LIFE BEFORE HER EYES
 監督 ヴァデム・パールマン
 脚本 エミール・スターン
 原作 ローラ・カジシュキー「春に葬られた光」(ヴィレッジブックス)
 出演 ユマ・サーマン、エヴァン・レイチェル・ウッド、エヴァ・アムリ


 ■ストーリー■
 アメリカの田舎町の高校生のダイアナとモーリーンは親友同士。ある日、学校内で銃の乱射事件が発生、女子トイレにいたダイアナとモーリーンの前にマシンガンを持った犯人が現れるのだった。クラスメイトたちを殺した犯人は銃口を2人に向け「どちらか1人を殺す!死ぬのはどっちだ!」と選択を強いるのだった。
 そして15年、生き残ったダイアナは夫と娘に囲まれ、幸せな家庭を築いていた。そんなとき銃乱射事件の追悼式典が高校で開かれることを知るのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□
 ■感想■ 
 ユマ・サーマン主演のドラマ。
 「結末」は言わないでください!的な宣伝文句に惹かれて鑑賞しちゃいました。

 こういうマジメなドラマ系な作品しか観ない人には、驚きで感動的なオチなんでしょうね!

 ハッキリ言って、オムニバス映画の20~30分くらいのエピソードの1篇くらいのオチです!
 良く今作の企画が通りましたね!
 タモリがホストを務める「世にも奇妙な物語」の1篇くらいの内容です!!
 「またまた~!!
 って思っちゃいました。ちょっと変則気味ですけどネ。
 勘の良い映画ファンは、この「またまたぁ~!!」でオチが想像ついちゃいますよね。ネタバレだったらすいません。
 
 エンタメ系のホラーやサスペンス映画の脚本家が100人いたら、70人は思いつくストーリーですけど、「今さらねぇ~」って感じで作品化しないような内容です。いや、100人いたら95人は思いつくはず!!実際、そこで作品にするかどうかは別として・・・。
 調べたら、今作は原作があるんですよね。それじゃ、監督、脚本家の責任じゃないですけど、こういう作品の依頼が来たら困るでしょうね。
 作品の内容的には、文学的で良く出来ているんですけど、あえて映画化しますかね??文学作品としては“驚天動地”のネタなんでしょうけど、エンターテイメント作品では、まず最初に思いつくネタ!!“夢オチ”とこのネタは禁止!!って決めて欲しいくらいです!!

 ユマ・サーマンをヒロインにして、90分の中で3話くらいのオムニバス映画を作るんなら、その中で1篇でちょうど良い感じのストーリーです。
 もちろん、第3話は、呪いの人形とユマ・サーマンがアパートの1室で戦うエピソードにして下さい。

 そういえば、ダン・カーティス監督、カレン・ブラック主演のオムニバス映画(正確にはTVムービーですけど)『恐怖と戦慄の美女』(75年)もDVD化されないですよね。
 TV放映版の日本語吹替えつきで(TV放映音源で良いので)DVD化して欲しいですね。
 『恐怖と戦慄の美女』と『怪奇!戦慄の怪人』(73年)と『影なき恐怖』(74年)の3本組みでDVD-BOX化してくれればウレシイのに!ダン・カーティスBOXとか言って発売して欲しいです。もちろん3作品ともTVの吹替え音源つきでお願いします。
 『恐怖と戦慄の美女』と『ザ・テリブル』(96年)の2本組みでのBOXでのDVD化でも良いですけどね!!
 ダン・カーティスといえば劇場映画『血の唇』(70年)も未DVD化のままですよね。『血の唇』もTV放映版の音源つきでDVD化して欲しい作品の1本です。

 話題がずれまくりですけど、今作『ダイアナの選択』はエンタメ系の作品はあまり観ない映画ファン向けにどうぞ。 10点
 
ダイアナの選択 [DVD]

NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)

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『007慰めの報酬』ボンド22

2009-08-09 01:57:16 | アクション

007慰めの報酬
QUANTUM OF SOLACE(2008年イギリス)
 監督          マーク・フォースター
 脚本          ニール・バーヴィス 
              ロバート・ウェイド
              ポール・ハギス
 出演          ダニエル・クレイグ
              オルガ・キュリレンコ
              マチュー・アマルリック
              ジュディ・デンチ
              ジャンカルロ・ジャンニーニ

 ■ストーリー■
 ジェームズ・ボンドは、ヴェスパーを操っていたミスターホワイトを尋問し、ホワイトの背後に謎の巨大組織が存在することを知るのだった。尋問中、Mの警護に当っている所員が銃撃を開始するのだった。謎の組織はMI6内にもスパイを潜り込ませていたのだ。敵のスパイとなっていた所員の持っていた札束から、ハイチの口座の調査に向かったボンドは環境保護団体のCEO、ミスターグリーンの存在を知るのだった。

 ■感想■
 イオンプロ製作の「007」シリーズ第22作目。
 ジェームズ・ボンドを演じるのは、前作『007カジノ・ロワイヤル』(2006年)に引き続きダニエル・クレイグ。
 ストーリーも、前作からのストーリーを引きづったまま展開していきます。前作の終了後、1時間後からストーリーが始まると言う、シリーズ始まっていらいの続編です。

 ランニングタイムは、最近の007映画としては、なんと短めの106分という長さ!
 普通のアクション映画の長さになっちゃいました。
 ランニングタイムの長さもですけど、ストーリーまでも“普通のアクション映画”になっちゃいました!!
 それも、普通のアクション映画というより、ちょっとデキの悪いB級アクション映画なみのストーリーにッ!!
 もともと007映画のストーリーは「B級」なところも魅力でしたけど、作品の印象は超A級っぽい仕上がりになっていましたもんね。
 ダニエル・クレイグが007になって、ストーリーが妙に変なリアル志向になって、ストーリーは地味!なのにアクションシーンだけは詰め込みすぎなシリーズになっちゃいましたよね。
 
 ハデなアクションシーンだけ映画の中で浮いてる印象を受けちゃいます。
 
 ハッキリ言って、1960年代に作られたイタリアのB級スパイ映画の方が1000倍面白いデキです!!

 なんか大作なのに、ストーリーが全然“練られた感”が無い感じを受けちゃいます。
 予告では映えそうなハデなアクションシーンがこれでもか!これでもか!と用意されているのに、全てがストーリーにうまく絡まず、ムダにハデな印象です。
 
 映画冒頭のカーチェイスシーンや、MI6の裏切り者を追い詰めるシーンとか、ストーリー的に大したシーンで無いのに、延々と、延々と延々と、延々と、延々と見せられて、少し疲れちゃいました!!
 前作『007カジノ・ロワイヤル』も、ムダなアクションシーンが多かったですけど、前作に輪をかけてムダなアクションシーンの連続!!
 もう冒頭から最後までアクションシーンの連続!連続!連続!
 予告向けや、プロモーションビデオのためのシーンなら、いくらでも、OKなハデなアクションシーンですけど、予告やMTVを観ているワケじゃないですからね!!
 ストーリーが大したことないのに、こんなにたくさんのアクションシーンを見せられてもねぇ~。

 キャラクターも暴走しまくりのジェームズ・ボンドに、説明不足なボンドガールの設定。
 ボリビアでの連絡員フィールズなんて、何のために登場したんでしょうか??まるで殺されるためだけに出てきたって感じです。もともと007映画なんてアクションシーンがハデで楽しければOKなんでしょうけど、前作と言い今作と言い、いかにもハリウッドのB級アクション映画的です!!
 イギリス映画なのに、ハリウッド的すぎ!!

 フィールズもジェームズ・ボンドとデキちゃいますけど、もう1人のボンドガール、オルガ・キュリレンコとのHシーンも無いんだから、フィールズとのHシーンも不必要だったんじゃないんですかね??

 良く考えたら、自分は、ダニエル・クレイグの007が余り好きじゃないんですよね!!その上、今作のようなストーリー!!
 もう評価低いです!!
 あと、この邦題「慰めの報酬」ってなんとかならなかったんでしょうかね??タイトル言うのに、ちょっと恥ずかしいです。本当は、原題の“QUANTUM OF SOLACE”がいけないんでしょうけど・・・。

 自分の中での007映画の中で好きな作品は
 

 『007ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
 『007ゴールデンアイ』(1995年)
 『007リビング・デイライツ』(1987年)
 『007ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
 『007ダイ・アナザー・デイ』(2002年)

 っていうところです。なんかピアース・ブロスナンの作品が多いですね。
 他の作品では『女王陛下の007』(1969年)、『ロシアより愛をこめて』(1963年)も好きな作品です。

 ダニエル・クレイグ版は世界中でヒットしてるから、当分、このリアル(←007映画として)志向でいくんでしょうけど、もっと弾けた感じに戻って欲しいです。 45点
 

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『リプリー 暴かれた贋作』「贋作」映画化

2009-08-08 08:25:48 | サスペンス
リプリー 暴かれた贋作
RIPLEY UNDER GROUND(2005年ドイツ)
 監督 ロジャー・スポティスウッド
 脚本 ウィリアム・ブレイク・ヘロン
    ドナルド・E・ウェストレイク 
 原作 パトリシア・ハイスミス
 出演 バリー・ペッパー、ジャシンダ・バレット、ウィレム・デフォー、クレア・フォーラニ、トム・ウィルキンソン、イアン・ハート、アラン・カミング


 ■ストーリー■
 トム・リプリーは新進気鋭の画家ダーワットに目をかけるが、ダーワットは恋人へのプロポーズを断られ、運転を暴走し、事故死してしまうのだった。
 後を追ったリプリーと仲間たちは絵の価値が下がらないようダーワットの死を個展が終わるまで隠そうとするのだった。そんなとき、個展にダーワットの絵を買いたいというアメリカの実業家マーチソンが現れ、ダーワットも絵を買いたいと言い出してきた。リプリーたちはダーワットが生きていることにして贋作を作ることにするのだった。

 ■感想■
 イギリスの女流ミステリ作家パトリシア・ハイスミス原作のトム・リプリーシリーズ「贋作」の映画化作品。
 監督は『アンダー・ファイア』(83年)、『007トゥモロー・ネバー・ダイ』(97年)のロジャー・スポティスウッド。
 脚本は『ボーン・アイデンティティー』(02年)のウィリアム・ブレイク・ヘロンとミステリー作家ドナルド・E・ウェストレイク。
 ドナルド・E・ウェストレイクは『ホット・ロック』(71年)として映画化された「ドートマンダー」シリーズや、同じくリチャード・スターク名義で書いた「悪党パーカー」シリーズが有名なミステリー作家ですよね!
 脚本家の名前を見た時に“ドナルド・E・ウェストレイク”の名前があったんで思いもしていなかったんでビックリしちゃいました。

 ドナルド・E・ウェストレイクも作家として原作を提供するだけでなく映画関係では脚本をいくつも書いているんで、そんなには驚くほどでは無いんですけど、ミステリー作家パトリシア・ハイスミス原作を、同じミステリ作家のドナルド・E・ウェストレイクが脚本を書いているんで、ついついウレシクなっちゃいました。

 ドナルド・E・ウエストレイクが脚本を書いた作品といえば、いくつもありますからね
 ドム・デルイーズ監督、主演の犯罪コメディ『ホットスタッフ』(79年)。
 自ら原案を書いてブライアン・ガーフィールドと脚本を書いた『W』(87年)。
 ジム・トンプソンの原作の『グリフターズ詐欺師たち』(90年)等々ありますもんね。B級系ホラーの『W』はけっこう自身気に入っていたなんて話を聞いた覚えがあります。
 『W』もTV放映版の日本語吹替え音源つきでDVDとして再発して欲しいですよね!ドナルド・E・ウェストレイク原案、脚本じゃインパクトが弱いんでしょうかね??

 今作『リプリー 暴かれた贋作』なんですけど、すごく面白いです!日本未公開でこういう作品に出会えたときは、超ウレシくなっちゃいます。こんな傑作が4年間も未公開だったなんて。
 冒頭から思わず画面に引き込まれます。あれ、これって犯罪物??って感じで始まりますけど、ダーワットが事故で死んだあたりから、どんどん犯罪物の雰囲気に。

 ドイツ映画って、自分の中では、あまり評価が高くなかったですけど、こういう作品を観ちゃうと、少し見直さないといけないですね。ドイツ映画といっても、監督、脚本とかを観ちゃうとアメリカ映画かイギリス映画みたいな感じですけどね。
 犯罪物として、こういうサスペンス映画がゴールデンタイムでちゃんと放映されたら、日本の2時間サスペンスなんて恥ずかしくて観てられないですよね!日本のTVドラマの2時間サスペンスなんて、あまりにヒドさに比べる価値もないですけどね。

 お金かけてドラマ作るなら、映画を放映してくれれば良いのに…。

 
 それにしても、ちゃんとした原作、スタッフ、出演者の作品なのに未公開だなんて、すごくもったいないです!これだけしっかりした作品でも、もう未公開になっちゃうんですね。つまらない映画を公開するヒマがあるんならこういうちゃんとした作品を劇場公開して欲しいです。
 映画を観たことも無いような小学生でも喜ぶような映画がヒットしちゃうからしょうがないといえば、しょうがないんですけどね。


 ところで、今作のDVDは日本語吹替えが無いんですよね!こういうエンターテイメント作品の傑作こそ日本語吹替えつきでDVD化して欲しいのにっ!! 75点
 

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ドナルド・E・ウェストレイク原案、脚本『W
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パトリシア・ハイスミスのリプリーシリーズでは1番有名な『太陽がいっぱい
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アメリカの友人 デジタルニューマスター版 [DVD]

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『ブラッディ・バレンタイン』 犯人は誰だ!!

2009-08-07 20:47:18 | ホラー

ブラッディ・バレンタイン
MY BLOODY VARENTINE 3-D(2009年アメリカ)
 監督:パトリック・ルシエ
 脚本:トッド・ファーマー
    ゼイン・スミス
 オリジナル脚本:ジョン・ベアード
 出演:カー・スミス
    ジェイミー・キング
    ジェンセン・アクレス
    トム・アトキンス

 ■ストーリー■
 アメリカの田舎の炭鉱町ハーモニー、炭鉱の事故で昏睡状態に陥ったハリー・ウォーデンは、ある夜、眠りから覚め、病院内で連続殺人を起こすのだった。ウォーデンは、その後、ハーモニーへと舞い戻り、炭鉱でパーティを開いていた若者たちを殺し始めるのだった。若者の1人、トムはウォーデンに殺されそうになるが、ウォーデンは駆けつけた警官たちに撃たれ、炭鉱の奥深くへと逃亡するのだった。
 10年後、炭鉱を売るために行方知れずになっていたトムがハーモニーの町に戻ってくるのだった。かつての恋人サラは、今は保安官になったアクセルの妻となり幸せそうに暮らしていた。町の人々は炭鉱を売ることに反発し、トムを厄介者として扱うのだが、そんな時、炭鉱夫のかっこうをした殺人鬼が現れ町の人々を殺し始めるのだった。ハリー・ウォーデンが町に戻ってきたのか??
 
 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 1981年のカナダ製のスラッシャームービー『血のバレンタイン』のリメイク作品。
 監督は『ドラキュリア』(2000年)のパトリック・ルシエ。
 
 パトリック・ルシエ監督も『ドラキュリア』を観たときは、すごい監督だ!!って思ったんですけど、その続編『ドラキュリアⅡ鮮血の狩人』(2003年)、『ドラキュリアⅢ鮮血の十字架』(2005年)を観たときに、あれれ、『ドラキュリア』は脚本が良かっただけ??
 って感じで、評価が余り高くなかったんですけど、今作『ブラッディ・バレンタイン』は普通に面白かったです!!

 純粋なスプラッタームービーだったオリジナル版に、ミステリー要素を少し濃い目に付け足して
 「犯人は誰??」
 って感じでミステリー映画なみにミステリー度が高くなってます。

 でも、冒頭の殺戮シーンからして、「え、どうしちゃったの??炭鉱の町が描かれるんじゃなかったの??これって映画のクライマックスなの??」って感じで始まって、ツカミはOKって感じです。
 
 その後、10年後、生き残った若者が保安官になって、キレイな奥さんがいるのに、愛人から「妊娠したの」って告げられたときに「ピーン!」ってきちゃいました。
 「邪魔になった愛人を殺すために、保安官が昔の殺人鬼を利用して連続殺人を起こすんだろうな!!」
 って思わずひらめいちゃいました!!

 もう、冒頭から、犯人はアクセル!!犯人はアクセル!!って思って観てたんで、クライマックスの展開はビックリ!!

 町中の人々が思っていた通りの人間が犯人だなんて!!

 1番怪しい人間が犯人!!
 


 ①容疑者全員が犯人!
 ②主人公が班員!
 ③途中で殺されたと思っていた登場人物が生きていて犯人!
 ④殺されそうになっていたヒロインが犯人!
 ⑤犯人が2人!

 とか色々、ミステリー映画には色んなパターンがありますけど、こういうのも良いですね!!
 スプラッター映画としては、ゴアシーンもおとなしめな作品ですけど、ミステリー映画としては、十分面白くて楽しめました!!

 スラッシャー映画としても、ミステリー映画としても十分楽しめる作品になっています!! 

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1980年『血のバレンタイン』DVDは残酷シーンカット版

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『サンゲリア』DVD発売(日本語吹替えつき!)

2009-08-02 20:35:52 | 映画、DVDに関する雑記
 みなさん、もうすでに情報を得ているんでしょうけど、ルチオ・フルチ監督のゾンビ映画『サンゲリア』(79年)のDVDが8月5日にキングレコードさんから発売になります!!
 もともと『サンゲリア』のDVDは2001年にJ.V.D.さんから発売になって、その後、映像が良くなって豪華仕様の特典つきで、その名も「サンゲリア 25th ANNIVERSARY SPECIAL EDITION」として2005年に再発されました。  その1年後、2006年に本編ディスクのみで発売されたんですよね。

 そして、今回の発売!!

 今回の特典は
 オリジナル予告編
 TVスポット
 ラジオスポット
 オーディオコメンタリー
 また、初回特典としてBOX仕様、オールカラーの12ページ解説付ブックレットつきだそうです。
 
 しかし、、なんといっても今回の最大の目玉の特典は「日本語吹替え」つき!!
 TBSの「金曜ロードショー」で放映された版でしょうね。

  イアン・マッカロック  堀勝之祐
  ティサ・ファロー    高島雅羅
  リチャード・ジョンソン 加藤精三
  オルガ・カルラトス   鳳芳野
  アウレッタ・ゲイ    榊原良子

 日本語吹替えは、もともと映画枠が90分枠だったので、実質73~75分の吹替え音声でしょうね。データによると昭和57年に放送された音源だそうですけど良く残ってましたね!!

 あまりのカットに、TVで放映した版はエアチェックしたものの、すぐに消してしまったので、今回のDVD化はすごくすごくウレシイです!!
 「絶対に買います!」
 
 ただし、今回の版は、前回の「25th ANNVERSRY SPECIAL EDITION」に収録された「BUILDING A BETTER ZOMBIEノーカットインタビュー」「RAISING THE DEAD」「AN EVENING WITH DAKAR」「FOOD FOR RHE WORMS」は収録されていないそうです。


 とにかくホラー映画好きで吹替えファンの方は要チェックです!!

ZOMBIES 2 [DVD]

キングレコード

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