『ファンタスティック・フォー[超能力ユニッット]』
FANTASTIC FOUR(2005年アメリカ)
監督 ティム・ストーリー
脚本 マイケル・フランス
マーク・フロスト
原作 スタン・リー
ジャック・カービー
出演 ヨアン・グリフィス、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン
■ストーリー■
天才科学者リード・リチャーズは、人類の進化と太陽風が影響していることをつきとめる。やはり科学者で実業家で、リードの大学時代の同級生ビクターの力を借り、宇宙ステーションのバンドゥーム研究所で実験を行なうこととなる。メンバーは、ビクターの恋人で、元恋人の女性科学者スー、スーの弟ジョニー、親友ベンの4人。 しかし、実験中、太陽風が突然やってきて、バンドゥーム研究所にいた4人とビクターは太陽風を浴びてしまうのだった。地球への帰還後、彼らは身体へ異常が起きていることを知るのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
宇宙ステーションでの実験中に、太陽からの宇宙線を浴びて超能力を身につけた4人が、スーパーヒーローになって悪と戦うアメリカのマーヴェルコミックの映画化です!!
監督は『TAXI NY』(2004年)のティム・ストーリー。
脚本はマイケル・フランスとマーク・フロストです!
マイケル・フランスで「ピ-ン!」って来た人はかなりエンタメ系映画のスタッフに強い人ですネ!
マイケル・フランスは 『クリフハンガー』(1993年)、『ハルク』(2003年)、『パニッシャー』(2004年)の脚本家です。でも、マイケル・フランスの名前が1番有名になったのは『007ゴールデン・アイ』(1995年)の原案ででしょう。
原案と言っても『007ゴールデン・アイ』の場合は、リライトに次ぐリライトでマイケル・フランスの原案がどれくらいオリジナリティーとして残ってるのかわからないですけど…。
一方のマーク・フロストはTVシリーズ「ツイン・ピークス」の監督、製作総指揮、企画で有名になりましたネ。 映画的には『サンタリア魔界怨霊』(1987年)『ストーリービル秘められた街』(1992年)の脚本を書いてます。マーク・フロストは、小説も書いていて、日本でも「リスト・オブ・セブン」、「ドイルと、黒い塔の六人」(ともに扶桑社ミステリー)が出版されてます。
今作『ファンタスティク・フォー[超能力ユニット]』なんですけど、オリジナルのコミック版のキャラクターが、もともと古いキャラクターのせいか、主人公たちの性格が単純で、悩みらしき悩みが無いです!
まさに、ノーテンキなスーパーヒーローたちです!
9.11以降のアメリカにあっては、“今どき珍しい!悩みが無いスーパーヒーローなんて!! ”
今や、あのヒーローも、このヒーローも悩みまくって
「ウジウジ、イジイジ、自分はどうすればいいんだッ~!!!」
みたいな感じで、悩んでばかりのヒーローが当たり前なんで、このアメリカンなノーテンキぶりは、逆に観てて気持ち良いです!!まぁ、自分的には、悩みがあるヒーロー物の方が好きなんですけどね。
最初のハイウェイでの事故、原因の1因は、ザ・シングにもあるのにも関わらず、なんか、ファンタスティック・フォーのみんなで“事故の処理で大活躍”みたいになって、まわりのみんなから“ヒーロー扱い”ですからネ。
「うわ~、ノーテンキ!」
ノーテンキというよりも、コメディなのか、オバカ映画なのかわからないです。Mr、ファンタスティックのトイレットペーパー取るシーンとか見たとき、これって、コメディだっけ??ってネ ファンタスティック・フォーの4人のメンバーを描きこみすぎたせいか、悪役のDr.ドゥームが、まるで倒されるためだけに出てくるような印象なのが残念ですけどネ
それにしても、ホントに悩みがないです。
姿がまるっきり変わっちゃったザ・シングになっちゃったベンは、自分の外見姿でさすがに悩みますけど、1回人間に戻ったのに、いざ事件が起きたら自ら、もう1回ザ・シングに変身しちゃいますからネ!そんなコトあるわけないでしょ!
このノーテンキぶりが受けたのか、全米でも日本でも大ヒットしました。
イヤ~、でもポップコーンでも食べながら観るには普通に面白いです!こういう悩みがないスーパーヒーロー物も良いですネ!!
監督のティム・ストーリーは多分、こういうオバカ映画が得意なんでしょう。 リュック・ベッソン製作、脚本のオバカアクション映画の『TAXi』(1997年)をアメリカを舞台にリメイクして、もっともっとオバカ度UPしたエンターテイメント作品にしてましたもんネ
これだけ、何も考えずに撮れるのは「さすが!」です。 コミックを映画化するセンスのかけらもなかった『X-メン』(2000年)のブライアン・シンガー監督も、ティム・ストーリー監督のツメのアカでも煎じて飲めば良いのに!!
また今作は、ランニングタイム106分ですけど、またまた延々とエンドクレジットロールが流れるんで、本編は90分強で、アッと言う間に映画が終わっちゃいます!
映画が始まって、キャラクター説明、宇宙ステーションの研究所での事件発生、入院場面、超能力が発生と、もうトントン拍子にストーリーが展開していくんで小気味良いです!やたら長い、最近の作品も見習って欲しいですヨ、ホントに! でも、あまりにもトントン拍子に、進みすぎて、クライマックスのDr.ドゥームとファンタスティック・フォーとの対決シーンも、アッという間に終わっちゃいます!
そうは言ってもアメリカではランニングタイム125分の“EXTENDED EDITION”が発売になっています!!125分版も観てみたいですね!!
ところで、面白かった今作に1つだけ文句を!!!!ビクターと別れたスーが、リードに 「ビクターとは何も無かったの…。」って! いや~、そんなバカな!バカな!何も無かったわけないでしょ! この展開なら、続篇もあるでしょう。続篇も楽しみにしてますヨ~!65点
FANTASTIC FOUR(2005年アメリカ)
監督 ティム・ストーリー
脚本 マイケル・フランス
マーク・フロスト
原作 スタン・リー
ジャック・カービー
出演 ヨアン・グリフィス、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン
■ストーリー■
天才科学者リード・リチャーズは、人類の進化と太陽風が影響していることをつきとめる。やはり科学者で実業家で、リードの大学時代の同級生ビクターの力を借り、宇宙ステーションのバンドゥーム研究所で実験を行なうこととなる。メンバーは、ビクターの恋人で、元恋人の女性科学者スー、スーの弟ジョニー、親友ベンの4人。 しかし、実験中、太陽風が突然やってきて、バンドゥーム研究所にいた4人とビクターは太陽風を浴びてしまうのだった。地球への帰還後、彼らは身体へ異常が起きていることを知るのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
宇宙ステーションでの実験中に、太陽からの宇宙線を浴びて超能力を身につけた4人が、スーパーヒーローになって悪と戦うアメリカのマーヴェルコミックの映画化です!!
監督は『TAXI NY』(2004年)のティム・ストーリー。
脚本はマイケル・フランスとマーク・フロストです!
マイケル・フランスで「ピ-ン!」って来た人はかなりエンタメ系映画のスタッフに強い人ですネ!
マイケル・フランスは 『クリフハンガー』(1993年)、『ハルク』(2003年)、『パニッシャー』(2004年)の脚本家です。でも、マイケル・フランスの名前が1番有名になったのは『007ゴールデン・アイ』(1995年)の原案ででしょう。
原案と言っても『007ゴールデン・アイ』の場合は、リライトに次ぐリライトでマイケル・フランスの原案がどれくらいオリジナリティーとして残ってるのかわからないですけど…。
一方のマーク・フロストはTVシリーズ「ツイン・ピークス」の監督、製作総指揮、企画で有名になりましたネ。 映画的には『サンタリア魔界怨霊』(1987年)『ストーリービル秘められた街』(1992年)の脚本を書いてます。マーク・フロストは、小説も書いていて、日本でも「リスト・オブ・セブン」、「ドイルと、黒い塔の六人」(ともに扶桑社ミステリー)が出版されてます。
今作『ファンタスティク・フォー[超能力ユニット]』なんですけど、オリジナルのコミック版のキャラクターが、もともと古いキャラクターのせいか、主人公たちの性格が単純で、悩みらしき悩みが無いです!
まさに、ノーテンキなスーパーヒーローたちです!
9.11以降のアメリカにあっては、“今どき珍しい!悩みが無いスーパーヒーローなんて!! ”
今や、あのヒーローも、このヒーローも悩みまくって
「ウジウジ、イジイジ、自分はどうすればいいんだッ~!!!」
みたいな感じで、悩んでばかりのヒーローが当たり前なんで、このアメリカンなノーテンキぶりは、逆に観てて気持ち良いです!!まぁ、自分的には、悩みがあるヒーロー物の方が好きなんですけどね。
最初のハイウェイでの事故、原因の1因は、ザ・シングにもあるのにも関わらず、なんか、ファンタスティック・フォーのみんなで“事故の処理で大活躍”みたいになって、まわりのみんなから“ヒーロー扱い”ですからネ。
「うわ~、ノーテンキ!」
ノーテンキというよりも、コメディなのか、オバカ映画なのかわからないです。Mr、ファンタスティックのトイレットペーパー取るシーンとか見たとき、これって、コメディだっけ??ってネ ファンタスティック・フォーの4人のメンバーを描きこみすぎたせいか、悪役のDr.ドゥームが、まるで倒されるためだけに出てくるような印象なのが残念ですけどネ
それにしても、ホントに悩みがないです。
姿がまるっきり変わっちゃったザ・シングになっちゃったベンは、自分の外見姿でさすがに悩みますけど、1回人間に戻ったのに、いざ事件が起きたら自ら、もう1回ザ・シングに変身しちゃいますからネ!そんなコトあるわけないでしょ!
このノーテンキぶりが受けたのか、全米でも日本でも大ヒットしました。
イヤ~、でもポップコーンでも食べながら観るには普通に面白いです!こういう悩みがないスーパーヒーロー物も良いですネ!!
監督のティム・ストーリーは多分、こういうオバカ映画が得意なんでしょう。 リュック・ベッソン製作、脚本のオバカアクション映画の『TAXi』(1997年)をアメリカを舞台にリメイクして、もっともっとオバカ度UPしたエンターテイメント作品にしてましたもんネ
これだけ、何も考えずに撮れるのは「さすが!」です。 コミックを映画化するセンスのかけらもなかった『X-メン』(2000年)のブライアン・シンガー監督も、ティム・ストーリー監督のツメのアカでも煎じて飲めば良いのに!!
また今作は、ランニングタイム106分ですけど、またまた延々とエンドクレジットロールが流れるんで、本編は90分強で、アッと言う間に映画が終わっちゃいます!
映画が始まって、キャラクター説明、宇宙ステーションの研究所での事件発生、入院場面、超能力が発生と、もうトントン拍子にストーリーが展開していくんで小気味良いです!やたら長い、最近の作品も見習って欲しいですヨ、ホントに! でも、あまりにもトントン拍子に、進みすぎて、クライマックスのDr.ドゥームとファンタスティック・フォーとの対決シーンも、アッという間に終わっちゃいます!
そうは言ってもアメリカではランニングタイム125分の“EXTENDED EDITION”が発売になっています!!125分版も観てみたいですね!!
ところで、面白かった今作に1つだけ文句を!!!!ビクターと別れたスーが、リードに 「ビクターとは何も無かったの…。」って! いや~、そんなバカな!バカな!何も無かったわけないでしょ! この展開なら、続篇もあるでしょう。続篇も楽しみにしてますヨ~!65点
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