陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

パーマークとの再会 上州漁協 碓氷川の山女魚

2008-05-13 17:44:41 | 釣行記 碓氷川編
ほぼ一年ぶりの再会です。
やはり美しい。

釣りをすれば、後で苦しむ結果になることは分かりきっています。
体中が痛くて痛くて、もううんざり。
でも、休日に寝てばかりでは、ストレスが溜まるばかりです。
1時間ほど竿を振ってきました。
遠くの川へ行くのは無理なので、釣れないのを承知で自宅から10分ほどの碓氷川です。

結果から言えば、28センチと23センチの山女魚、
22センチの虹鱒一匹を釣ることが出来ました。
28センチの山女魚は、非常に幅広で体高もあって、見事な魚でした。
関東近県の川で、僅か一時間ほどの釣果としては上々の出来でしょう。

しかし、この川はねぇ・・・。
近いから、たまには行くものの。
河川環境、魚の多さ、お世辞にも良いとは言えません。
この間のG/Wですら、釣りをしている人なんて見かけませんでしたから。
それが全てを物語っているでしょうね。

さてここから苦情になってしまいますが・・・。
入漁証に(全)の文字が入っているのは、鮎釣りも出来るということです。
しかし僕は鮎釣りをしません。
普通、山女魚だけを釣るのであれば、
雑(雑魚)と記入された鑑札を購入すれば良いのです。
なのに何故?全魚券なのでしょうか?
上州漁協の管轄は、烏川水系、鏑川水系、そして碓氷川水系と三河川あって、
烏川、鏑川の事情についてはよく把握していませんが、
碓氷川に限って言えば、全魚券を買わなければ山女魚を釣る事が出来ないのです。
事はこうです、碓氷川は中流域に大きな堰で分断されている場所があります。
その堰から下流域には山女魚は放流されていません。
山女魚釣りが出来る雑魚券では、その下流域でしか釣りを認められていないのです。
誰がどう考えても、可笑しな話しじゃありませんか?
おまけに山女魚の放流量ときたら、他の川に比べたら本当に微々たる物です。
解禁当初の、虹鱒成魚放流でなんとか誤魔化しているといった感じですね。
年券9600円、日釣り券2000円(現場売り3000円)ですが、
他県の、日釣り券500円の川のほうが、はるかに魚は多いのではないでしょうか。
(地域性もあるので、一概には言えませんけど)
魚が残る為には、漁協自体の努力や体質云々を責める前に、
川自体の能力も必要なので、漁協ばかりを責めるのは可哀相なんですけどね。
しかし、山女魚しか釣らない人間に、こうして半ば強制的に全魚券を買わせている割には、
あまりにも鮎偏重主義としか言えません。
鮎が放流されれば途端に、鵜除けを理由にした、
何ともきらびやかなロープが隙間無く張り巡らされます。
山女魚を釣ろうと川に入り込めば、糸は引っ掛かり竿はぶつかりで、
とても釣りの出来る状態ではありません。
これがまた始末の悪い事に、河原を歩いていると非常に見づらく、
突然首に引っ掛かったり、足に引っ掛かったりで、危なくて仕方ありません。
今日も危うく転びそうになりました。
今はどこの川でも、鵜の対策に頭を悩ませているようですが、
鵜だって、そんなに環境の悪い川には集まりませんよ。
碓氷川で実際に、鵜を見かけるなんて殆どありませんよ。
(もっとも、一羽の鵜が食べる魚の量は相当な物だと聞きますが)

ところで、日頃ゴミを持ち帰りましょうとか何とか偉そうに言ってる人でさえ、
これが鮎の事になると目が見えなくなってしまうんでしょうかねぇ?
(ゴミを持ち帰ることは当たり前のことです)
無数に張り巡らされた鵜除けのロープは、ゴミではなく何なのでしょうか?
まあ、鮎が放流された直後は仕方ないとしましょう。
ですが、鮎釣りが解禁され、そしてシーズンが終了しても、
このロープは撤去されることはありません。
台風などがきた後は、
流されたり川床に残されたり、木に引っ掛かって川面に浮かんでいたりと、
酷い有様になります。
このようなロープを張るのなら、きちんと最後まで責任を持って欲しいと思います。
しかしこのロープ、本当に危ないです。
もし子供でも遊びに来ていたら(今は、川で遊ぶ子供などいませんが)、
絶対に大きな怪我をする事態を招きますよ。

実は今年、上州漁協の年券は買うつもりではありませんでした。
ちょっとした間違いがあって、買うことになってしまったのですが、
来年からはもう考えないと!

こうやって、漁協に対する苦情を言えば、
一度魚の放流やゴミ拾いに参加してから言ってくださいよ、
と言われるのがオチなんですけどね。
お金の問題では無いのですが、
鮎釣りをしない人間にまで鮎釣りの券を買わせて、
実際には成魚放流魚の釣りしかさせない状況を作っているから苦言を呈するのです。

魚がいない、釣れない=釣りに来る人が少なくなる=入漁料が高くなる。
もう永遠にそれの繰り返し。
碓氷川に未来はあるのかな?

今日の釣果
山女魚28センチ、23センチ。
虹鱒22センチ。

竿6,3m
道糸ハリス通し0.5号
針半スレヤマメ7号
餌キジ

今の時期、碓氷川で山女魚を釣るのなら、ガンガン瀬やチャラ瀬などが狙い目です。
いや、狙い目と言うよりも、そういった所でしかアタリは出ません。
多分、普通の人はジャブジャブと平気で歩いていってしまうような所ですね。
そして、水の中の石が黒く見える所です。
要は、生きた流れか死んだ流れかという点ですね。
竿は5.4m~6.5mで充分です。
8mの竿を持った人が釣り上がった(一匹も釣ってませんでした)後を5.4mの竿で歩いて、
ほんの100mほどの間で、良型山女魚を5匹釣ったこともあります。

なんだ、結構釣れるんじゃん!!

これを読んで碓氷川に釣りに行こう、なんて思った奇特な方はいないと思いますが、
釣行の際には入漁券を購入してくださいね。

追記
体長10センチほどの鮎が岸際で群れていましたよ。
それと、今年は不思議なことに酷い濁り(工事やその他)が出ませんねぇ。
いつもの年なら、ちょっと雨が降っただけで酷い有様になるのに。
きっと、何らかの話し合いがあったのでしょうね。
水自体は良い川なのですから、変わる要素はあるんです。
全魚券9600円は、その為の投資でもあると思いましょう。

あ~しかし、遠征したいなぁ。。。

追記2及び訂正
上州漁協のH.Pに、ヤマメ、イワナは全漁ですと書いてありますね。
それなら尚更納得行かないけど!!
碓氷川は問題外。
烏川は余りにも工事が酷くて、もう行く気無し。
もう絶対に年券買わねぇ。
渓流釣り師に見放され、鮎釣り師に見放され、
この先一体どうするつもりなの上州漁協さん?












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