陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

碓氷川 第11戦  仕事帰りの1本 パート2

2011-06-09 19:51:20 | 釣行記 碓氷川編

仕事帰りの車中、「早く帰れたから、ちょっと行ってみるか」と、碓氷川へ。

仕事が終わってからの挑戦、第2回目。

空はどんよりとして、今にも雷が鳴ってきそう。

「何処へ入ろうか?」

ほんの一瞬、迷うが、暗くなるまで間が無いし、雷も危ない。

考えている場合では無い。

限られた時間の中で、数秒で答えを出した。

「あそこの段々瀬の、あの瀬の中」

狙いは、ピンポイントでしかない。

言ってみれば、大博打を打った。

そんな感じだ。

車を降り、一目散にそのポイントへ直行。

まずは水辺から離れ、手前の筋から仕掛けを流す。

2投目、その先の筋へ投入。

上流へ振り込んだ仕掛けが正面に来たその時、水中で銀鱗が翻った。

目印にアタリが出るでもなく、手に感触が伝わるでもない、その以前、電光石火のアワセ。

「決まったっ」

ズシリと、重い感触が伝わった直後、激しいローリングが始まる。

ギラリッ、ギラリッと身を翻し、下流へ下ったと思ったら、すぐに上流へと上り始めた。

「勝負ありっ」

後は竿を立て、充分に曲げて胴のパワーで浮かすだけ。

タモ入れは、すんなりと決まった。

ズッシリとくる重量感。

「ヤッターッ」

と、声には出さないが、心の中で絶叫。

太いヤマメだ。

背中の真ん中付近を握ると、指先が隠れてしまう。

鵜か鷺に齧られたと思われる、鋭く抉られた傷が痛々しい。

野性味タップリの、手負いのヤマメ。

釣り上げた直後、遠雷が轟き始めた。

写真を撮り、急いで車に戻った。

ポイントに入って、僅か2投。

使った餌、ミミズ2匹。

あまりにも効率の良い釣りが出来た事、そして、仕事帰りの短時間釣行で、読みがズバリと2回も続けて当たった事。

自分でも、驚きを隠せない。

 

 

竿     旬速本流72H

道糸   0.6号

ハリス  0.6号

針    やまめ半スレ一番ヒネリ 7.5号

ガン玉 1号

餌    天然ミミズ 2匹掛け

 

釣果   ヤマメ 33センチ

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (バイン)
2011-06-09 21:06:34
こんばんは。流石です!
腕がいいのは当然ですが上州はなかなか侮れませんよね。

碓氷は安中のほうでもヤマメがいるらしいですね。確率は低いでしょうが(^_^;)
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Unknown (gonzo)
2011-06-09 21:33:42
バインさん、こんばんは。

腕の方は定かではありませんが、「地の利」は充分に活用させてもらってます(笑)
でも本当に、碓氷川でここまで連発するとは。
今の今でも信じられません。

碓氷下流部、過去に何度か竿を振りましたが、いないという先入観もあって、結果は・・・。
航空写真で見ると、面白そうな流れはありますね。
そのうちまた、探ってみようかと思っています。
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