陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

やってみたい釣り

2009-05-10 20:02:54 | 釣りの話
大分、以前に釣ったヒラスズキですが


さて、本流延竿釣り師として、やってみたい(やってみたかった)釣りがある。
いや、釣り方と言ったほうが正しいが。
但し、渓流の釣りではない。


延竿にバケを付け、大型のヒラスズキを釣る。
かつて、そういったスタイルでヒラスズキを狙う職漁師が、高知の方にはいたそうだ。
房総半島(南房)などでも、
カラーパイプと言われるバケや、どじょうバケを、延べ竿で叩いていく釣り方があったと聞く。
勿論、現在のようなルアータックルなど存在しなかった、遠い過去の話しだろう。
延べ竿とは、竹の一本竿、本当の延べ竿だ。

ヒラスズキを追う事に夢中になっていた時、
いつか、延べ竿でと、本気になって考えていたほどだ。
さすがに、竹の一本竿というわけにはいかないが、
何かいい竿は無いか? 道糸の長さは? どんなバケがいいか?などと、
時代に逆行するようなことを、あれこれと考えるのは結構楽しいものだった。

しかし、手持ちにはそんな延べ竿が無く、
そして何よりも、延べ竿を持って荒れた磯に立つこと自体が、
非常に危険な行為であることから、実現しないでいた。
そうこうする内に海から離れ・・・。

夢は夢で終わるのであろうが、
波しぶきを頭から被りながらも、延べ竿を手に磯に立つ。
そんな、正にハンターとなった自分の姿を、今でも時には想像する。
土佐では、ヒラスズキのことを「モス」と言い、
ヒラスズキを追う職漁師のことを「モスハンター」と呼んでいたそうだ。
モスハンター。。。
何て良い響きなんでしょう。








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