陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

果て無きジャンプ そして・・・

2009-05-13 15:48:18 | 釣行記
走る、跳ぶ、走る、跳ぶ、そしてまた跳ぶ!!
奴は一体、何回跳んだだろうか?
デカイ!!太い!!
真っ赤な砲弾。
弾丸ライナー。

上へ、下へ、そして対岸へ。
こちらも、転びそうになりながらも上へ下へ。
縦横無尽に走り回り、こちらを嘲笑うかのように、その逞しく美しいボディを見せ付ける。
一体、どれだけのやり取りが続いただろう?
パワーもスピードも、全く衰えることを知らない。
そのスピードといったら・・・。

何故?何故こんな川に、こんな大型の野生化したニジマスが?
糸は0.6号、川の規模からすれば、精一杯太くしたつもりだった。
ニジマスも想定していない。
奴には細すぎる。
60センチは軽く越えているし、半端な太さじゃない。
体高も、20センチ近くあるだろう。
(オーバーな表現と取られるだろうか、或いは、釣り師特有のホラと取られるだろうか?
しかし、過去の海釣り生活では、60アップのスズキ数千本を捉えている。
その経験から、自分の目測に大きな誤差は無いと確信している)
奴との攻防に、0.6号の糸が耐えているのが不思議なくらいだ。
良く耐えている。
あと少し、あと少し辛抱できれば獲れるかも。
そう思った瞬間、上から下に反転、物凄いスピードで走った。
とても、ついてはいけない。
下の落ち込みに一気に走りこんで、横っ飛びに跳んだ。
竿先が跳ね返り、糸が舞う。
「ここまで耐えてきたのに・・・」
呆然。
その場にへたり込む。
そして我に返った瞬間、思わず「ちきしょ~!!」と、大声を上げてしまった。


数時間が過ぎても、今朝の出来事が信じられない。
自分でも・・・。
だって、ここは魚野川や犀川じゃぁないんだぜ。
まさに、野性剥き出しのスーパーレインボー。
そう呼ぶに相応しい魚だった。

完敗。
いや、あの魚に0.6号でそこそこ渡り合ったのだから、
互角の勝負だったと言えなくもない。
しかし奴は、自力であの流れに帰っていった。

近い内、また勝負を!!
出会いは、また来るであろうか・・・。


竿 本流アマゴ抜き
道糸ハリス 0.6号通し
針 一番ヤマメ8号
ガン球 3号
餌 ミミズ

釣果 ヤマメ 23センチ  
   ニジマス 32センチ

今日は眼科、内科の定期健診の為、早朝1時間勝負だった。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿