一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

情報開示の難しさ

2009-08-14 | よしなしごと

東名高速の復旧工事はUターンラッシュに備えて必死にがんばっているようで、ニュースリリースの仕方も工夫をしているようです。

東名復旧工事「15日の全面開通へ工事は順調」
(2009年8月14日(金)21:50 朝日新聞)  

駿河湾を震源とする11日の地震で崩落があった東名高速の復旧工事について、中日本高速道路は14日、「工事は順調に進んでおり、15日中の全面開通に間に合わせたい」と見通しを説明した。  

同社によると、14日は約100人が静岡県牧之原市の現場で作業にあたり、盛り土復旧の2段階のうち、大型の土嚢(どのう)を積む盛り土下部づくりを終え、セメントで補強した盛り土上部の作業に入った。同日午後5時現在、工事の進捗(しんちょく)率は約70%に達しているという。

このように今日はずっと「工事進捗率○%」という広報がされていたようですが、がんばっているのは分かるのですが、結局100%にならないと開通はしないわけで、っやはり開通の目処は何日午前/午後、という風に単純に言った方がいいと思います。

そもそも何ベースで進捗率を評価しているのかも素人にはわからないので、たとえば60%から70%まで3時間かかったとしたら、あと9時間で開通か、と思ってしまいます。

「早く復旧しろ」という声が多いことは想像できますが、逆に90%で足踏みしてしまったときにクレームが増えると逆効果のような気がします。
(工事本体の進捗以外に現場での資材の撤収とか安全確認とかいろいろあるでしょうし)



 

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麻薬犯罪へのリーニエンシーの導入

2009-08-12 | 法律・裁判・弁護士
独占禁止法では、カルテルなどの違法行為を最初に自白した企業には課徴金を減免する、リーニエンシーという制度がありますが、麻薬事犯にもこれを導入したらどうでしょう。
麻薬所持者や使用者を一人一人捕まえててもらちがあかないし、大事なのは流通ルートを断つことです。
特に芸能人は身内贔屓のためか、すぐに復帰したりするので「逮捕されたのが運が悪い」という受け止め方なのかもしれません。

なので、まず麻薬関係の刑を厳罰化したうえで、他の所持者・使用者や売人を通報した場合には刑の減免をする、場合によっては通報した本人については公表もしない、といった制度を導入します。

そうすると、芸能人やお金持ち連中は、周りに捜査の手がまわってきな臭くなってきたら、自分だけは助かろうというインセンティブが働きます。

少なくとも、「知り合いの勧めでやる」というのはその知り合いに「売られる」リスクを負うので、拡大のスピードは落ちるはずです。

これは、仕事や家庭など守るもののある一般人の麻薬使用者についてもあてはまると思います。

また、金も守る物もない常用者にとっても、「万が一捕まったら売人を売ればいい」というインセンティブが働くので、そういう人に麻薬を売りつける側のリスクも高まることになります。

そしてこのメカニズムは、売人についても、末端に行ってチンピラになるほど「卸しを売る」ことに抵抗がなくなるという形でよりはっきりと現れるはずです。



効果あると思うんですけど、どうでしょうか?


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『レッドクリフ Part II』

2009-08-11 | キネマ
PartⅠ同様仕掛けの大きさは立派だけど・・・という映画でした。

日本や香港あたりのマーケットを意識して、日中のイケメンをそろえたのはいいのですが、ストーリーが散漫になってしまったきらいがあります。
周瑜と諸葛亮(孔明)を中心に据えた結果、孫権と劉備が完全に脇役になっていて、特に決戦で行動を共にしている周瑜と孫権はどちらが主君か分からないくなっていました。

お気に入りの役者が出ているなら、映画館か大画面で楽しんでください、というような感じ。


ところで下の画像はWikipediaから拝借してきたのですが、現地にはご丁寧に「赤壁」と表示があるようです(それも赤い文字で)。




これを見て思い出したのが、ライン川にあるローレライ。
学生のとき(もう20年以上前)に旅行したときに、日本語で表示がしてあってずっこけたものです。(今は日本語表示はないようです。こちらの真ん中あたりをご参照)

当時は日本人観光客のパワーが強かったからでしょうが、これから中国人観光客パワーが世界中で炸裂すると、漢字の案内表示も増えて、日本人もおこぼれに与れるかもしれませんね(ちょっと情けないけど)。



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屋久島

2009-08-10 | うろうろ歩き


こちらが今回の夏休みの青空。


屋久島に行ってきました。





海岸ぎりぎりまで山が迫っています。




西の方には口永良部島が見えます。
船は屋久島から1日1便だけなので日帰りはむりということで今回は断念。
人口は150人くらいですが温泉が有名。





北の方には硫黄島(戦場になった小笠原の南の硫黄島とは別です)。
こちらはもっと小さい。





翌朝は早起きをして屋久杉の森へ。




出かけたのは、ヤクスギランドから太忠岳(タチュウダケ)。
屋久島といえば縄文杉ですが、この時期一日300人くらいが上るのでとても混んでいるのと、往復で13時間もかかるというのでパス。

もう一つ有名なのは白谷雲水峡(ここは映画の風景のモデルになったとかで「もののけひめの森」を謳い文句にしていましたが、数年前からやめたようです。スタジオジブリから商標権の侵害とか言われたのかな?)ですが、こちらも混んでいるということで回避。
屋久島まで行ってラッシュにあいたくはないので・・・





ヤクスギランドはネーミングはお気楽なのですが、標高1000mにある立派な森です。
歴史的にはここが一番最初に整備されたらしい。
この中だけでも20分コースから150分コースまでいろいろなルートがあります。
遊歩道は一部で、奥の方は山道です。









台風で折れた木
高く伸びすぎて折れた木がいっぱいあります。





伐採された切り株の中から。


屋久杉は成長が遅いため年輪がつまっていて、また脂分が多いので腐りにくいことから高級建材として重宝がられ、江戸時代には島津藩の年貢代わりになるなど、伐採がかなり行われていたそうです。
一時間ほど昇ったところに「天文の森」というのがあるのですが、なぜ天文かというと、星が見えるわけではなく、天文年間(1532-1554)に伐採された記録が残っているあたりだとか。
なのでその周囲は樹齢500年未満の比較的中ぶりの木が多くなっています。
(ちなみに、正式には樹齢千年を超えないと「屋久杉」とは言わないんだそうです。)


現在の登山道もほとんどが当時の伐採のための道がもとになっているそうで、本当に人間の欲望というのはすごいものです。





サルノコシカケ。
一時期ガンに効くと話題になりましたね。

でも、ここは国立公園で、世界遺産に指定されている上に、屋久島自然休養林、屋久島森林生態系保護地域として保護されているので、盗ってはいけません。





樹齢1年の新芽。

切り株、倒木に生えたコケのところに根を張って生えてきます。
長い年月をかけて生き残ったものが屋久杉になります。

これが樹齢1000年を迎えるころには日本(人類?)はどうなっているんでしょうか?





太忠岳は標高1600m以上あるので、だんだん雲の中を歩く感じになります。



ついにたどりついた頂上。
頂上には「天柱石」と呼ばれる大きな奇岩が鎮座しています。
江戸時代には天柱石を「たちゅうせき」と発音していたのが太忠岳の語源だとか。





この岩は、眺める角度によって様々な表情を見せます。












これは裏側から。


一枚目の写真に写っている舞台のように平らな部分までは登れます。
ここに立って下界を眺めると爽快です。




ただし、すぐ雲に隠れてしまうので、タイミングが大事。




今回は運よく下のダムまで見えました。





岩の基部には小さな祠があります。


ここまでは3時間ちょっとの行程。


下りはのんびりと帰ります。





天文の森近くの清水




屋久島の水は山岳部では降水量年間8000mmにも達する雨水をベースにした超軟水。




水の流れている近くは空気の雰囲気も違います。






(ガイドさんの小物を拝借^^)


このトレッキングがいちばん屋久島っぽい感じで、いわば旅行のハイライトですね。



その他海遊びや島内一周なども楽しみました。
(カメラが防水でないので海はいい映像がないのですが、シーカヤックをやっていると、ウミガメが海面に _ ∩ _ という感じで顔を出したりしてました。)



屋久島は一周約100kmとけっこう大きな島です。
そのためか、車もけっこう普通に飛ばしてます(このへんは石垣島とは大違い)。

特に縄文杉の登山口へのシャトルバスなどバスの運転手さんは山道をけっこうなスピードで飛ばします。
鹿児島県なのに都バス?(失礼)



さて、島内一周といっても、島野西側「西部林道」と呼ばれているところは人が住んでおらず、自然保護地域になっているので道も狭く野生の宝庫になっています。





ヤクシカ(本土の鹿よりちょっと身体が小さいのが特徴)





ヤクザル(これもちょっと小ぶり)に至ってはこんな傍若無人なありさま。





権利と義務を同時に行使している横着な母ザル





島の南側の大川の滝(おおこのたき)は「日本の滝100選」にも選ばれています。




落差、幅、流量どれをとっても申し分のない立派な滝です。
コンパクトデジカメなのでこの程度ですが、もっと広角のレンズがあれば・・・





















最終日は横河(ヨッゴ)渓谷へ。
前日からの雨でかなり増水していたので、河原には降りられず。

でも、台風を上手くかわして帰ってくることができました。



PS 今回、トレッキングシューズなど荷物が多かったのでスーツケースに入れて宅急便で送ったのですが、屋久島は鹿児島県の扱いなのでなんか得した感じがしました。(確かに鹿児島から飛行機で40分くらいなので、近いんですよね。)





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任意同行拒否のリスク

2009-08-10 | 法律・裁判・弁護士

「夏枯れに恰好のネタ」「たかが覚せい剤事犯で騒ぎすぎ」などと言っていながら3つ目のエントリになってしまいますが、「酒井法子容疑者逮捕」について。


実際に覚せい剤をやっていたかとか、やっていた場合の動機とかはあまり興味がないのですが、NHKまでニュースで取り上げているのでいろんな情報が耳に入るなかでのちょっとした疑問。

「酒井容疑者の自宅を家宅捜索し、微量の覚醒(かくせい)剤を押収した」のが逮捕のきっかけだったようですが、夫が覚せい剤不法所持で逮捕されたからといって、別居中の妻の自宅の強制捜査(本人がいなかったのだから捜査令状をとって立ちいたはずです)が当然に認められるのか?


逃亡酒井容疑者の夫「妻も使用していた」(2009年8月8日(土)09:51 日刊スポーツ)
によると

警視庁によると、覚せい剤と吸引器具が押収されたのは酒井容疑者が別居後に住んでいた都内の自宅マンション。高相容疑者は普段立ち寄っていなかったため、警視庁は覚せい剤が酒井容疑者のものと判断して逮捕状を取った。高相容疑者も「自分のものではない」「妻も使用していた」と、酒井容疑者の覚せい剤所持を認める趣旨の供述をしており、警視庁では発見に全力を挙げている。  

酒井容疑者は3日未明、高相容疑者が東京・渋谷区の歩道で現行犯逮捕された現場に電話で呼び出された際、知人男性と車で現れた。高相容疑者はこの男性を「社長」と呼んでいたという。下着の内側にきんちゃく袋を隠し持った高相容疑者は、その中に微量の覚せい剤を所持していた。「精力剤が入っているから恥ずかしい」と所持品検査を拒む夫に同調した酒井容疑者は「下半身の薬だから見せられない」と警官に説明。簡易検査で袋の中身が覚せい剤と分かると、その場で大きく泣き崩れたという。  

「人目があるので交番に行きましょう」と渋谷署への任意同行を求められた酒井容疑者は「ここでいい、行く必要はない」と拒否。任意の所持品検査も尿検査も「絶対に嫌です」と拒み続け、「子どもを預けているから」と知人男性と車で立ち去り、そのまま行方不明になった。

この記事が正確だとすると、高相容疑者が「妻も使用していた」と供述したのは「自分のものではない」=酒井容疑者の自宅から微量の覚せい剤を押収したあとです。

そもそも高相容疑者の逮捕の時点では酒井容疑者行動をともにしておらず、「電話で呼び出された」わけで、しかも別居中の妻が覚せい剤を所持していると疑う合理的な理由はあまりないと思います。

一方で、令状が出たということは裁判所に対してその必要性を疎明して、それが認められたわけです。(犯罪捜査規範(昭和32年7月11日国家公安委員会規則第2号)139条、詳しくはWikipediaなど参照)


ではこの「必要性」はどのようなものだったのでしょうか。


警察署への任意同行はあくまで「任意」で、同行を拒否したからといって当然に怪しいと思われる謂れはないはずです(そもそも任意同行を求めた警察官の誤った思い込み、と言うこともあるわけですから。)。

親族から捜索願が出たので手がかりを探すために捜索したら覚せい剤が出てきた、というなら分かるのですが、
「主人に勧められ、覚せい剤使用」酒井容疑者 (2009年8月9日(日)17:53 読売新聞)
によると、

今月3日に同庁が行った酒井容疑者の自宅マンションの捜索で、化粧品などを入れていた酒井容疑者のポーチから微量の覚せい剤が発見されたほか、ストローなど大量の吸引器具も押収された。また、同庁が吸引器具の吸入口の付着物を鑑定した結果、酒井容疑者のDNA型と一致していた。

とあり、一方で
酒井法子容疑者に逮捕状=覚せい剤取締法違反-夫逮捕後に失跡・警視庁(2009年8月7日(金)12:03 時事通信)
によると

高相容疑者の母親が4日、警視庁赤坂署に捜索願を提出。

と捜索願が出たのは8月4日なので、捜索願が出る前に令状を取っているようです。


こう見ると、任意同行を拒否すると当然に犯罪の嫌疑をかけられる(少なくとも捜索の必要性はありと裁判所にも認められる)というのが刑事司法の「相場」のようです。

なんかその「相場」自体が本当にいいのか、とも思いますが、少なくとも現時点では、任意同行を求められた場合に応じない、というのはリスクがあるということのようです。
一方で、痴漢の冤罪の場合は絶対にやってないのであれば身元を明らかにしたうえで毅然として任意同行を拒否したほうがいい(そうでないとその場で問い詰められて犯人に仕立てられてしまう恐れがある)という話もあります。

実際問題としては、警察官に任意同行を求められたがどうしても行きたくない、ということであれば、弁護士を呼ぶなりしたほうが安全かもしれませんね。
(でも、こういう「いざ」というときがないと、弁護士を頼むことはない、という「鶏と卵」の難しさもあります。)


心配しだすときりがありません。

「悪いことをするとおまわりさんが来るよ」という親の教えはやはり守ったほうがいいのかもしれません。
または、事件に巻き込まれるといいことはない、ということになると、みんな見て見ぬふり、という世の中になってしまいそうです(そのひどい例が目の前で女性が薬物で発作を起こしているのに救急車も呼ばなかったといわわれる別の芸能人ですが)。


ところで、今回酒井容疑者が「容疑者」になったきっかけは、わざわざ高相容疑者が所持品検査をされている現場に電話で呼び出されたところからです。
その時点で高相容疑者が酒井容疑者を頼っていなければ、と考えると、「頼りにならない夫を持ったのが結局はいけなかった」という芸能記事と同じありきたりな結論にもなりそうではあります(苦笑)


 

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「酒井法子容疑者」

2009-08-09 | よしなしごと
朝、テレビを見たら、警察署への護送車に対してテレビ局のアナウンサーが
 「酒井容疑者!」
と呼びかけていたのがこっけいでした。


酒井法子容疑者を逮捕=吸引ストロー数十本押収-警視庁施設に出頭
(2009年8月9日(日)01:03 時事通信)

芸能記者は夏枯れの時期にまたつぎの展開がとうれしさを隠そうともしないところが正直ですね。

結局逃亡だか潜伏だかは何だったんでしょう。
一瞬パニックになって逃げたわいいが、出るに出られなくなったとか?
薬物反応が出なくなるまで待っていたとか?(今の技術はそんなに甘くないような気もしますが)


酒井法子さんは裁判員制度のビデオにも出演していたそうなので、判決が確定するまでは推定無罪なんだから、(覚せい剤事犯は裁判員裁判にはなりませんが)警察発表やマスコミ報道に負けずに、思いっきり否認してガチで争ってもらいたいと思います。


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国策捜査?

2009-08-08 | よしなしごと

夏休みから戻ってきました。

旅行中はほとんどテレビを見なかったのですが、ホテルのロビーのテレビは酒井法子と押尾学のネタばかりしていました。  
僕は芸能オンチで、さすがに年齢柄酒井法子は知ってたものの、押尾学は押尾コータローとの区別もよくつかないという状態なので、あまり関心もなかったのですが、「酒井法子さん失踪」のあまりしつこい取り上げ方はちょっと異常感を覚えたので旅行の話の前にひとこと。

覚醒剤所持の疑い 酒井法子容疑者に逮捕状
(2009年8月8日(土)08:05 産経新聞)  

覚醒(かくせい)剤を隠し持っていた疑いが強まったとして、警視庁は7日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、女優の酒井法子(のりこ)容疑者(38)=本名・高相(たかそう)法子=の逮捕状を取った。酒井容疑者は、夫の自称プロサーファー、高相祐一容疑者(41)が同法違反で渋谷署に現行犯逮捕された3日未明から所在不明となっており、警視庁は発見し次第、逮捕する。  

警視庁は高相容疑者の自宅とは別に、東京都港区の酒井容疑者の自宅マンションを家宅捜索し、微量の覚醒剤や使用器具を押収した。捜査関係者によると、高相容疑者は「妻も(覚醒剤を)使っていた」との趣旨の供述をしており、酒井容疑者の逮捕状取得に踏み切った。  

酒井容疑者は長男(10)とともに連絡が取れなくなり、高相容疑者の母親が4日、赤坂署に捜索願を出した。長男は6日、知人宅にいることが確認されたが、酒井容疑者は4日午後に山梨県内で携帯電話の微弱電波を検知されて以降、行方が分からなくなった。  

一方、捜査関係者によると、酒井容疑者は5日、公衆電話から、長男を預けていた知人に「子供の声を聞かせてほしい」と電話をかけていたほか、現金自動預払機から2回にわたり、計数十万円を引き出した形跡もあったという。  

ちょうど夏の甲子園の開幕前でニュースの夏枯れ時期でもあり、テレビ局がくいついたこともあるのでしょうが、警察のリークも逮捕前の被疑者に対してのものとしてはかなりのもので、それをそのまま報道するマスコミとあわせて、ちょっと違和感がありました。  

警察としては麻薬撲滅キャンペーンのターゲットとして、芸能人を挙げるのは一罰百戒(PR)効果も含めて重点項目になっているのではないかと思いますが、
酒井容疑者の弟も覚せい剤使用で起訴 (2009年8月8日(土)15:35 産経新聞)
ということもあり、前からマークしていてこの夏枯れのタイミングを見計らって狙い撃ちの職務質問だったのかもしれません。  

こういうのも「国策捜査」とかって言うんでしょうか? 
「狙い撃ち」という意味ではミラーマン植草氏同じかもしれませんが、覚せい剤所持という明確な犯罪行為だとなかなか文句も言えませんね。  

ただ、所詮逃亡中の覚せい剤所持の一容疑者に対して、今回の警察のリークと連日連夜報道はちょっとやりすぎじゃないかとも思います。  


このままだと酒井容疑者は自殺に追い込まれるような気もします(最後に消息を絶った身延山は富士の青木ヶ原の樹海の近くですし)。  
(そうなったときはマスコミはどういうスタンスをとるんでしょうかね。 )

報道から見ると酒井法子のイメージはまだ完全に損なわれてはいないようなので、早めに出頭して(有罪だった場合には)罪に服したあとに依存から脱却し、経験者として薬物依存の危険性を説くボランティアの講演をするなど、清水健太郎や三田佳子の息子のように再犯を繰り返す今までの芸能人と一線を画した活動をすれば、まだ活路はあるのではないでしょうか。
でも、こういうポジションは席が一つしかないので、早い者勝ちだと思うんですけどね・・・


PS 酒井法子が出演していた裁判員制度のPRビデオもお蔵入りになるようですが、最高裁なんだから判決が確定するまでは推定無罪として堂々と使ってほしかったと思います。

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夏休み

2009-08-01 | よしなしごと

 

 

 

一週間ほどお休みします。

 

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