一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

麻薬犯罪へのリーニエンシーの導入

2009-08-12 | 法律・裁判・弁護士
独占禁止法では、カルテルなどの違法行為を最初に自白した企業には課徴金を減免する、リーニエンシーという制度がありますが、麻薬事犯にもこれを導入したらどうでしょう。
麻薬所持者や使用者を一人一人捕まえててもらちがあかないし、大事なのは流通ルートを断つことです。
特に芸能人は身内贔屓のためか、すぐに復帰したりするので「逮捕されたのが運が悪い」という受け止め方なのかもしれません。

なので、まず麻薬関係の刑を厳罰化したうえで、他の所持者・使用者や売人を通報した場合には刑の減免をする、場合によっては通報した本人については公表もしない、といった制度を導入します。

そうすると、芸能人やお金持ち連中は、周りに捜査の手がまわってきな臭くなってきたら、自分だけは助かろうというインセンティブが働きます。

少なくとも、「知り合いの勧めでやる」というのはその知り合いに「売られる」リスクを負うので、拡大のスピードは落ちるはずです。

これは、仕事や家庭など守るもののある一般人の麻薬使用者についてもあてはまると思います。

また、金も守る物もない常用者にとっても、「万が一捕まったら売人を売ればいい」というインセンティブが働くので、そういう人に麻薬を売りつける側のリスクも高まることになります。

そしてこのメカニズムは、売人についても、末端に行ってチンピラになるほど「卸しを売る」ことに抵抗がなくなるという形でよりはっきりと現れるはずです。



効果あると思うんですけど、どうでしょうか?


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする