マラッカ海峡で海賊に人質に取られた乗組員が無事解放された。
しかし身代金は支払ったらしい。
結果無事生還できたことは喜ばしいが、
イラクでの邦人人質事件との境目はどこにあるのだろう、とふと考えた
・危険地域であることを承知している点は同じ
・目的が経済活動かボランティアか、は有意な違いか?
・相手方の要求が金銭か、政治的要求かの違いはある
・相手方が「テロリスト」か「犯罪者」かの違いはある(どこで線を引くかのコンセンサスがあるのだろうか?
「テロリストの政治的要求には応じない」というのはわかる
ただ
「犯罪者の金銭的要求には応じてもよい(応じるべきだ)」
のだろうか?
理屈で考えると、同じ人命がかかっているなら、前者でも応じるべき、という発想もないではないと思う(個人的には違うと思うけど)
また、誘拐犯が稼いだ身代金がテロの資金源だったらどうか?
さらに、金銭的要求が過大(船主企業が倒産寸前とか)の場合は、「仕方がない」ということもあるのだろうか?
もう少しよく考えてみます。
しかし身代金は支払ったらしい。
結果無事生還できたことは喜ばしいが、
イラクでの邦人人質事件との境目はどこにあるのだろう、とふと考えた
・危険地域であることを承知している点は同じ
・目的が経済活動かボランティアか、は有意な違いか?
・相手方の要求が金銭か、政治的要求かの違いはある
・相手方が「テロリスト」か「犯罪者」かの違いはある(どこで線を引くかのコンセンサスがあるのだろうか?
「テロリストの政治的要求には応じない」というのはわかる
ただ
「犯罪者の金銭的要求には応じてもよい(応じるべきだ)」
のだろうか?
理屈で考えると、同じ人命がかかっているなら、前者でも応じるべき、という発想もないではないと思う(個人的には違うと思うけど)
また、誘拐犯が稼いだ身代金がテロの資金源だったらどうか?
さらに、金銭的要求が過大(船主企業が倒産寸前とか)の場合は、「仕方がない」ということもあるのだろうか?
もう少しよく考えてみます。
この事件、「海賊」という事で、どうしてもみんなロマンを感じてしまうというのが根底にあるのではないかと思います。(半分本気でそう思っています。)
ニュースを見た最初の印象も「おいおい今時海賊かよ」でしたし。
コロンビアとかで誘拐ビジネスをやってる犯罪組織と基本的には同じなんですよね。
「海上武装強盗」とか「海上犯罪組織」とか言った方が正確かもしれません。
話はちょっとちがいますが「One Piece」の映画には影響はないのでしょうか?
この場合、身代金を支払ったとしても、数日、数週間後に、
犯人逮捕の見込みがある場合には、応じても良いような気がしますが、
そうでない場合は、やはり難しい問題です。
映画をまったく知りませんので、「One Piece」の件は「ワカリマセン」なのですが、この事件、いろいろな想像ができてしまいます。
1)海運会社の人のコメントには、「海賊はテロリストとはちがう!」という、ほとんどプライドともいえるようなニュアンスがあったのでは?
2)本当に乗っ取られた漁船なのか?友達や親戚じゃないのか?船体番号の隠し方が、妙に手馴れていたような・・・。
当事者の方々が無事だったからこそ言えるフマジメな感想ですが、実情は私たちにはとうてい分からないだろうなあと思います。
そもそもまじめに対策を取るとしても、公海上だと武力行使に対してどういう対応ができるのか難しいですね。
また今回も結局誰と誰が解決したのかもわからないということで、今ひとつ腑に落ちない部分はあります。(たとえば腐敗している政府が海賊と組んで誘拐・示談ビジネスをやっている可能性だってありますし、そういうばあい、その国家は「ならずもの国家」(c)ジョージ・W・ブッシュ)になるんでしょうかね・・・
確かに仰る通り、今回の事件についての議論が必要だと思います。
事件解決の為に支払った身代金が、今度は海賊の活動資金になるかも知れませんからね。
再発防止には色々議論して対策を打つ必要が有ると思います。
今後ともよろしくお願いします。
昔中曽根政権時代の「ライフライン」議論はどこにいったのでしょうか?