一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「どぼじょ」改め「けんせつ小町」

2014-10-24 | 余計なひとこと

「どぼじょ」改め「けんせつ小町」です 日建連が新愛称
(2014年10月22日18時35分 朝日新聞デジタル)

土木業界で働く女性を表す「どぼじょ」に代わり、これからは「けんせつ小町」を使うと、業界団体の日本建設業連合会(日建連)が22日発表した。建設業界は土木のほかに建築分野もあり、ここで働く女性に共通する愛称をつくろうと、公募していた。

個人的には「どぼじょ」のほうが音のインパクトもあるし、無難なネーミングに変えるよりはこのままの方がいいんじゃないかと思うのだが。

それに、土木と建設を「けんせつ」で総称するのは土木側から文句が出ないのだろうか。
もともと建築設計の世界では既に女性は多い一方で、人数の少ない土木専攻女子を応援する意味があるのかと思っていたのだが、建築設計などの「オシャレな」仕事をしている女子の側から土木と一緒にされるのはイヤだ、という話が出ての動きだとしたら、目的に逆行するのではなかろうか。


また、国交大臣もこう言っている中で、土木と建設は一緒と言うのもタイミング的にも如何なものかと。
クラウディングアウト論/国交相も国会答弁で否定/「現実に起きていない」
(日刊建設工業新聞 2014年10月9日)

太田国交相は、公共事業の増大が東日本大震災の復興工事や民間建設に悪影響を及ぼしていないかを「注視しながら行政を行ってきた」と述べた上で、「そうした事態は生じていない」と強調した。さらに、「公共工事は9割ほどが土木、民間工事は8割以上が建築であり、技術者も違う」と説明。建設会社にも土木と建築のすみ分けがあり、現場の技能労働者も「(土木と建築の間で)流動性はほとんどない」として、懸念される人手不足についても、「適正な賃金と工期が確保されれば人は確保できる」とする現場の声を紹介した。


さらに言えば「○○小町」というフレーズ自体がアナクロだし、そもそも「小町」には男目線で有能な女性を揶揄するようなニュアンスが込められる時もある。
卒塔婆小町とかマチ針とかね(参照)。

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