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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

位討と漁夫の利

2009-07-17 | まつりごと

東国原宮崎県知事の衆院選出馬を取りやめは、マスコミからは「名誉ある撤退」とは受け止めてもらえなかったようです。
これも一種の「位討」(こちらのエントリなど参照)といえるのでしょうか。

東国原知事 宮崎のためを強調 開き直りも 出馬断念会見
(7月16日23時5分 毎日新聞)  

自民党からの衆院選出馬断念を正式に決めた宮崎県の東国原英夫知事は16日、県庁で約35分間にわたって会見した。おわびや釈明の言葉を並べ、今回の行動が宮崎のためだったと強調したが、開き直りや強弁とも取れる言葉もあり、国政転身を巡って揺れ続けた知事の心理をうかがわせた。  

「県民にご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げたい」。16日午後4時から開かれた緊急会見で、東国原知事は冒頭の約9分間を説明に費やした。「地方分権を実行しなければいけないという信念に基づく行動だった」と、県民に理解を求めた。しかし一方では「これまで掛け声倒れに終わっていた地方分権が、三歩も四歩も進んだ」と、“成果”を強調することも忘れなかった。  

開き直りとも取れる発言に、記者が「県民には不信感が生まれている」と指摘したが「宮崎の存在価値、立ち位置をきちんとするために行動した」と反論。「なかなか発言の真意を伝えてくれない」などと、マスコミへの恨み節も飛び出した。  

国政転身騒動は昨年秋に続いて今回が2回目。自信満々だったことも災いして、知事の県政への熱意を疑う有権者も増えている。  

記事のトーンもかなり批判的になってます。  


一方で橋下大阪府知事は漁夫の利を得た感じで、余裕のエールを送ってます。
盛り上がり「その行動あってこそ」=東国原氏衆院選不出馬で-橋下知事
(2009年7月17日(金)02:03 時事通信)  

橋下徹大阪府知事は16日、東国原英夫宮崎県知事が次期衆院選への不出馬を表明したことについて、「バッシング覚悟で行動を起こしてくれたからこそ、今(の盛り上がり)がある」と述べ、一連の行動を評価した。中田宏横浜市長ら首長連合を進めるメンバーと東京都内で会合を持った後、記者団に語った。  

首長連合と東国原氏の連携について、橋下知事は「この選挙ではしない」と改めて明言した。また同日の会合では道州制などに関して、首長連合としての見解をインターネット上で公表することも決まった。   

2番目の段落がポイントですね。  

盛り上がったついでに「地方分権」や「道州制」は、キャッチフレーズだけでなくより具体的な中身の議論をしてほしいと思います。


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