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尊皇愛国人ー坂本龍馬

2011年09月14日 14時19分08秒 | 歴史

サイタニのブログからの転載です。幕末が非常な国難であったことは、日本人は自国の歴史としてもっと認識しなくてはいけないでしょう。単に学校で習った知識で、ペリーの軍艦を見てびっくりした日本が右往左往して、末期症状をあらわしていた幕府を不平をもった下級武士が倒したというように思っている人もあるようです。

しかし当時世界の情報はけっこう正確に日本に入ってきており、支那がアヘン戦争でイギリスにやられた話や、植民地にされたアジアの国々の情報などがもたらされていて、武士たちは危機感を抱いていたのです。孝明天皇はこの国難を非常に憂慮されて、石清水八幡宮に行幸して祈願されましたが、その際元冦以来、二度目の金銀の御幣を奉納されました。それほど、危機感は切迫したものだったのです。(ちなみに三度目の金銀の御幣奉納は今回の震災後に、今上陛下が奉納されました)

そんな国難に、NHKが放送した坂本龍馬像のような民主的な開明主義の龍馬、そのような維新の志士たちで、本当に乗りきれたでしょうか。もしかすれば、自分の国が植民地にされかねないという時に、狡猾な西洋列強が日本を狙っていると考える時に、西洋的な自由平等を掲げた民主主義、その思想が個人を大切にする素晴らしい思想だというだけで、国家を救うことができるでしょうか。

吉田松陰も多くの志士も、もちろん龍馬も、自分が捨石として死んだとしてもこの国を守りたいという強い愛国心が志士たちの心を結集させたからこそ、維新はほとんど内乱に陥ることなく達成できたのです。この志士たちの心を結集させ、更に幕府側さえも、大政奉還に応じる気持ちにさせたものこそ、尊王愛国の思想です。

 


平成の国難を乗り超えるもの
日本の偉人、先人の生き方に学ぶ
 
                            日本政策研究センター主任研究員
                                岡田幹彦
尊皇愛国人ー坂本龍馬
 
私はよく維新の志士の一人、坂本龍馬をとりあげます。龍馬は昨年のテレビでも
大変な人気でしたが、NHKの創る坂本龍馬像は、当世風坂本龍馬、民主主義
者龍馬、開明主義者龍馬になっています。これは大間違いです
 
坂本龍馬の本当の姿はそんな所にはありません。
龍馬の本当の精神は尊皇愛国です。龍馬の真面目をあらわす言葉は、
次の手紙の中にあります。

この数ならぬ我々なりと、何とぞして今上(きんじょう)様(孝明天皇)の御心を
安めたてまつらんとの事、御案内の通り朝廷というものは国(土佐藩)よりも
父母よりも大事にせんならんというはきまりものなり
 
すごい言葉です。何よりも大切なお父さん、お母さん、そして当時侍にとって
全ての全てであったお国、藩ですが、それらと比較を絶して大切なご存在が、
天皇・ご皇室であるというのです。
 
 
この天皇、ご皇室を戴いて、龍馬は祖国日本を守り抜くために、いのちを
捧げたのです。
 
その坂本龍馬が一番尊敬した人物は楠木正成です。維新の志士達は例外なく
楠木正成を尊敬しました。また龍馬は、和歌をこよなく愛し自ら詠んでいます。
「新葉和歌集」が座右の書だったのです。
 
 
この「新葉和歌集」は、後醍醐天皇をはじめ吉野朝方の天皇と、吉野朝に尽くした
臣下達の赤誠の和歌集です。この新葉和歌集の代表的名歌が、編者でもある
後醍醐(ごだいご)天皇の皇子宗良(みこむねなが)親王の歌です。

君のため世のため何か惜しからむすててかひあるいのちなりせば
 
天皇陛下のため、この日本の国のため、自分のいのちを捧げることこそ自分の
本望、本懐であるということを歌ったのです。
 
これが坂本龍馬の心であり、同時に維新の志士達の心であったのです。
本当の日本人の心です。

天皇・ご皇室を上に戴き仰ぐ天皇国日本を守り抜く。この精神のある限り
平成の危機も必ずや乗り超える事が出来ると確信いたします。

転載元 転載元: サイタニのブログ

 

 



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