山国の長野県に生まれ育った私たちは、こんな風景を見ると嬉しくなってしまいます。
長野県にも諏訪湖があるけれど、対岸が見えるし・・・。
それにしても静かな所に着きました。
数件の家とコスモスの花と小さな祠。
小学生くらいの男の子が一人、琵琶湖に竿を垂れて魚釣りをしていました。
「ここには子供は何人いるの?」って聞くと
「2人!!・・猫もいるよ」って。
少年は釣りに飽きると、琵琶湖に向かって石を投げたり・・・
そんな様子を見つめながら、急に別の世界に来たような錯覚に襲われていましたが、
のんびりと流れている空気の中に浸っている訳にはいきません。
予想だにしなかった、そして、きっと二度と行く事はないであろうこの風景を、何枚もカメラに収めると、少年にお別れをして・・・
現実に戻るトンネルを抜けました。
賤ヶ岳隧道を抜けて少し歩くと4時間程前に車を停めた賤ヶ岳への登り口に着きました。
いい所へ行って来たなぁ・・・・・夢の様な時間でした。
田んぼの向こうに見えているのが賤ヶ岳から山本山に通じている遊歩道。
山の向こうに琵琶湖。
天気予報はたまにはぴったっと当たり、
3時になると青空に秋の雲・・・木曽川を渡る頃には真っ青な空になりました。
この日ばかりは雨に感謝!!