モノづくり

昨日、ほぼ貫徹してかいた図面を夕方に工務店に見積り図面の説明をして見積り開始～。まだ足りない図面もありますが、出来次第提出と言うことで・・・。また、かいていくうちに自分で納得できずに変更してしまうような気もしますが～。

なぜ、こうなるのかと考えるとそのときに自分が持っている知識、経験、発想を最大限に生かしたい！と思うからです。何もない土地（建替えの場合、解体後）から様々な規制はありますが、自由に建てられる。リフォームなどはあるものをどう変えるかの発想が勝負。そんなときは設計者としても欲が出るものでベストを尽くしたいという気持ちになります。

そうすると色々とこだわってくるのです。もちろん住む人の意見は尊重しますが、アドバイスとして自分の意見はいいます。受け入れてもらえないときの方が多いようにも思いますが、それは好みの問題もありますから仕方ない。完成した後に「あ～こうしておけば・・・」「え～なんで」など思うときもありますが、そこはグっと飲み込んで次こそは～となるのです。１００％満足することって多分ないかもしれない。

でもね、何かの縁で設計を依頼されて、打合せを重ねていき、それはそれは時間を使って完成したときに喜んでもらえたらすごく幸せな気分になります。もちろん、ボクも喜んでいます。こんなときってやはり相手と打ち解けているのでしょうね。考え方があうクライアントと仕事をしたときはそこはやはり気持ちが入り、仕事にも力が入るものです。

工事金額がなかなか合わず、苦労してやっと着工して工事が進み、足場をばらしたときに感激して路地裏でそっと涙ぐんでいた方もいました。棟上のときも感動しますが、足場をばらし時もやっとここまで来たか～という感じになります。暗い現場に光が差し込むようで華やかな感じがします。

まだ図面は最後まで終わっていませんが、こんなことを考えているとやる気も出てきます。モノづくりの仕事って、内容がきつかったり、報酬が少なかったり、時間がなかったり色々苦労することが多い思いますが、「出来たときの感動！」　これを味わったらやめられない。