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Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

花見の思い出

2018年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム

連日の良すぎる天気のために桜が満開で
今度の週末が一番花見に良さそうな日に
なりそうだ。これだけの快晴だとみんな
外に出たくなるから太陽は偉大なのだ。
 
花見シーズン真っ盛りで思い出すのが、
20才頃に行った、多分、初めての
友人との酒盛り付き花見である。
 
高校時代の悪友が思いついたように、
「そうだ、花見に行こう。」ということに
突如なり、「花見と言えば、円山公園なの
である。」と京都の若人は無言で頷き、
祇園の円山公園へ向かうのであった。
 
しかし、悲しいことに場所取りなどという
発想はなく、みんなでウロウロしていて、
結局、公衆便所の横という誰もが避ける
ような場所しか空いていなかった。
 
それでも、どうにか、こうにか、花見は
開催され、持ち込んだアルコールで程よく
酔いかけたころ、隣にいたヤンチャそうな
お兄さんグループの一人が乱入してきた。
 
「勝負、勝負!」と言って缶酎ハイのよう
なものを片手に持ち叫び、乱入してきた。
酒の初心者だった僕たちは恐れおののいて
いたが、その中で冷静だった悪友がひっそり
耳打ちしてきた。
 
「これに水をいっぱい入れてきてくれ。」と。
それは紛れもなく1升ビンであり、ボクは
友人と一緒にトイレに駆け込み、2~3回、
1升ビンを洗い、最後に水を並々入れて
ひっそり持ち込んだ。
 
そして勝負は始まった。隣のヤンチャそうな
お兄さん達のグループも見守る中、勝負を
見とどけた。皆が息を飲んだ瞬間である。
 
友人は1升ビンに入った水を一気に飲み干し
「おぉ~」というみんなの驚きに、ボク達は
笑いをこらえながら拍手した。そして勝負は
一目瞭然で悪友に軍配が上がった。
 
見事であった。誇らしげであった。(笑)
勝負に負けたお兄さんは、「参りました。」
と潔く、その場を立ち去った。その後、
みんなは、笑いをこらえるのに必死だった。
 
日本酒をお猪口に1杯飲むだけで、酔って
しまう友人は水なら任せろと自信満々で
挑んだ勝負であった。何事もなく、安心した
ボクたちはその後も楽しく花見を満喫した。
 
ちなみに1升ビンは洗っておかないと、
残っている日本酒だけでも酔ってしまう
ぐらい酒には弱かったということも付け
加えておく。
 
一応、モノゴトは発想と工夫で解決する
こともあるという貴重な経験であった。(笑)
 




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