Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

カーテンの色と照明器具

2009年01月30日 | うんちく・小ネタ

ちょっとカーテンを選定するときの色の話。基本的にはボクはカーテンなどいつでも取替えのきくものに関してはあまり執着しません。嫌になれば取り替えたらいいではないか~と思っているからです。ただ、同じお金を出すならちゃんと考えて購入しようという意味あいだけで検討しています。

自宅のカーテンはダブルのカーテンレールにシンプルなレースとモスグリーンの淡い色のカーテン。目にやさしいとでもいいましょうか、落ち着くという点ではアリかなと。部屋の中でアクセントとしてカーテンの色を選ぶ場合もありますが、無難なところで選んでいます。もう少し無難な色となりますと木なり色若しくはベージュ系統ですかね~。まあ、とにかく淡い色はなんにでも合います。

まあ、自宅の場合は妻がカーテンを選んでいるので ボクは取り付け役ですが・・・。

 

090130_172133_ed ただし、事務所の場合は自分で購入しています。というか、誰もしてくれないので~。今、取り付いているのが濃紺のカーテン。東面の窓についているカーテンです。事務所の前が176号線で向かいにも高い建物がないのでとても明るい窓であります。

なぜ、この色を選んだかというと、この色のカーテンを閉めると部屋がすごく暗くなるのですね~。普通は暗くなると???ですが、例えば集中したいときや、外の環境を遮断したいときにとても便利なのです。カーテンを閉めるだけで一気に室内は変化します。メリハリがあるので結構気に入っています。

それに加えて照明器具の光源を白熱灯にしています。この暗くなった室内と白熱灯のコンビネーションは相性がよく、外の世界から切り離されてこもっている感じが増幅されます。そう、一種の引きこもりかも(笑)白熱灯はクリアのタイプなので、球の中が丸見えなのですが、レトロな感じの中で妙にハイテク感を醸し出しています。

 

白熱灯は省エネからの見解では蛍光灯の約3倍もの消費電力があり、すっかり悪者?のように避けられていますが、その色温度(照明の色を数値で表したもの:太陽の色を想像していただくといいのですが、朝日や夕日のようにオレンジっぽい色は色温度が低い、真昼のように青白い色は色温度が高い)が低いため、とても落ち着いた光源で、演色性(いい感じで見えること)も とてもいい。これに似せて蛍光灯でも電球色という名でつくられている製品がありますが、光の出方が違う。

蛍光灯はどうしてもボーっとした光り方で、白熱灯は光の筋が見える光が射すような光源であるので見え方が違う。考えてみたら、ホテルのBarや室内、その他に落ち着いたお店などほとんどが白熱灯のはずである。

 

大手メーカーが白熱灯の電球の生産中止など決定していますが、もう少し見直してもいいのではないか。全てに白熱灯を使えとはいわないが、必要なところにはあっても当然ではないか?物事、白か黒かで決定していくのはおかしい。エコというモノサシからだけで、なんでも判断されるのは 社会の考えがたった一つの方向だけで価値観を決められるようで恐いですね~。

例えば、蛍光灯を一回入り切りするだけで、約1時間分の寿命が縮まるが、白熱灯は変わらない。蛍光灯の廃棄は難しいなど、蛍光灯にもデメリットがあるのであるが、CO2削減の観点からしか話しがされない。

 

ん~気が付けば長く書きすぎた。蛍光灯と白熱灯の比較はまたの機会にじっくり書いてみたい。

今日も白熱灯を発明したエジソンに敬意を払いながら、白熱灯の光源を楽しんでいます。


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