*<・・・・この紙面は3県だけでなく全国の地方新聞社のご協力によって、200万人の手に届けられます。同じ空の下でくらす一人でも多くの人が、震災を忘れず、震災から学ぶこと。それが一人一人のため、被災地のため、この国のためになる。私たちはそう信じています>と書いてあります。
ウチの近所、春日部市の正風館(公民館)に、福島県の新聞、福島民友と福島民報が配達され、閲覧ができます。この町に避難されている福島の人のためですが、ときどき見にいきます。
今年(2012年)、3月11日の大震災一年の日、ウチに配達される新聞の特集記事はしっかり読みました。たまたまその日は東京のホテルで人と待ち合わせていたので、ロビーにある<ウチがとっていない>、読売、毎日、産経、東京の各紙を見てきました。ちょっと身びいきですが、朝日が一番読みごたえがありました。毎日の<亡くなられた1万人以上の>お名前を全員載せた別刷り特集も胸にきました。
東北の被災県の新聞の扱いこそ、見たかったのですが、近くの正風館(公民館)にあるはずの、福島民報と福島民友が配達され閲覧できる日を間違え、見ることはできませんでした。
3月11日のウチの朝日に、<東北3県新聞4紙が合同の新聞記念号を作り、東京都心で、道いく人に配った>というニュースが出ていました。<読みたいなあ~>と思っても、当地埼玉県のはずれではどうしようもありません。
*3月19日に正風館で。
が、なんと春日部の公民館(正風館)に積んで(といっても10部程)あったのです。
思わず<やったー>になり、持ち帰りました。左から、福島の県紙・福島民報と福島民友、宮城県の河北新報、岩手の岩手日日新聞です。東北大震災被災の4県の新聞<被災当日2011年3月11日>の一面が印刷されていました。ぱっと見る以上の情報が入っているわけではありませんが、<その日の新聞>をみることができたのです。
【おまけ】
*この4ページ(4紙面)の完全見開き・観音開きの印刷は、新聞印刷輪転機にちょっとした工夫がいるのです。
*200万部、どこで印刷したのだろうか。東北4新聞以外に、全国の地方新聞社でも印刷したのだろうか。東京都心だけでの号外的な配布でなかったようです。・・・と、久しぶりに、現役時代の気分になれました。素晴らしい企画、新聞ならではの企画だと思いましたね。やはり、こんな時こそ新聞です。