老人の病院で

なぜか爺ちゃんの病院へいくの、嫌じゃありません。

私を見て、キラッとする目。
それに、ボケているから過去も未来もない。今を生きている爺ちゃんと付き合うの面白い。

食事介助をしていても、「もういらん」と言うから、「そうね」と言って、
その舌の根も乾かぬうちに、スプーンを置く間もなく　アン！！と口を出してくる。
「はいはい」
それの繰り返し。
呆けていると思うと、怒る気もしない。

忙しくて、バタバタしているし、片道１８ｋもあって遠くて疲れるのだけど、
結構笑えて、癒される。

他のご老人との付き合いも面白い。
爺ちゃんの食事介助の合間に、同じテーブルの前のおじいにも目を配る。
「ほらほら、こっちも食べて」
となりのおばあにも。
「このスープおいしいね」
「冷めんうちに飲まんね」
みんな適当に惚けていて、あとくされがない。

時々行くから、なのは分かっている。
でもそんな惚け老人に癒されている私。

私ってお疲れ？？？

画像は頂いたすもも。
私もすもも植えようかな。