「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

団体交渉の申し入れ -- 脱法行為の介護会社 (18)

2011年07月27日 09時24分34秒 | 介護帳
 
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62015462.html  からの続き)

 4月末に  雇い止めを通告されてから、

 あれやこれやで 一ヶ月半が経ってしまいました。

 そして6月上旬、 僕は ある組合に加入することにしました。

 組合から会社に対して、  「公然化通知」 と 「団体交渉申し入れ書」 を

 内容証明で郵送してくれることになりました。

 「公然化通知」 というのは、

 僕が労働組合の組合員になった ということを、 会社に通知するものです。

 そして 「団体交渉申し入れ書」 は、

 今回の雇い止めの撤回を 要求した上で、 組合との団体交渉を申し入れるものです。

 ただ 偶発的なことが重ねて起きたこともあり、

 申し入れをしたのは、 職場の契約期限ぎりぎりの 6月下旬になってしまいました。

 仮に契約期限を過ぎても、 雇い止めの撤回を 要求することはできますが、

 期限が過ぎてしまうという事実は、 多少は不利になります。

 会社には 期日を切って 返答を要求しましたが、

 そのような事情で 期日も緊急でした。

 すると 会社の総務から組合に、 返事はもう少し待ってほしい,

 弁護士とも相談しなければならない という電話が入って、 数日待つことに。

 そして、 僕の勤務は 6月28日で最終日を迎えます。

 タイムカードの返却や、 退職の書類の記入などを 求められると思い、

 僕はそれを 拒否するつもりでいました。

 ところが、 所長からは何故か 何も言われませんでした。

 所長に尋ねると、 所長は何も 指示を受けておらず、

 組合や団交のことも 全然事情を聞いていないとのこと。

 さすがに、 強引に辞めさせるのは無理だと 会社も考えたのだろうか、

 とも思いました。

(続く)