(前の記事からの続き)
その他にも数ヶ所に 何度か問い合わせたり、
労基署に面接に行ったり、 書類や資料をもらってきたりました。
解雇・ 雇い止めの理由になるものとして、 会社の経営悪化があります。
これは うちの会社の 契約書にも記してあります。
今回も施設長らは デイサービスの赤字を 理由のひとつに挙げていました。
経営悪化による人員整理を 「整理解雇」 といいますが、
その場合は 以下の4つの要件を 満たさなければなりません。
(1) 整理解雇の必要性
: 会社の存続のため 解雇しか方法がない
(2) 解雇回避の努力
: 新規採用の中止, 希望退職の募集など、 解雇回避の努力をした
(3) 整理基準と人選の合理性
: 解雇の対象者を 決める基準が 合理的かつ公平
(4) 労働者との協議
: 解雇の必要性や基準などを 充分説明して納得してもらう
今回の一件は、 上記のどの要件も 満たしていません。
(1) 会社は それほど逼迫していない
(2) デイサービスでは 4月から新入社員が配属されし、 パートの勤務日も増えた
(3) 僕は 勤怠状況も極めて良好で、 他のスタッフやご家族からの 評価も良い
雇い止めの真の理由は、 「法律的なことを言った」 という 非合理なもの
(4) 突然かつ 一方的な強行で、 納得していないのは言うまでもない
とはいえ、 会社がごり押しをし、 データの捏造などをしたら、
労働審判で パートの立場から証拠を出せるのか、 気掛かりなところです。
(次の記事に続く)
〔 参考資料 : 「パートタイム労働ガイドブック」 (東京都産業労働局) 〕