「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

恫喝 -- 脱法行為の介護会社 (4)

2011年07月08日 22時43分09秒 | 介護帳
 
(前の記事からの続き)

 ともあれ僕の契約は 従来通り3ヶ月更新されましたが、

 他の週3パートの人の 有給がどうなるのか、

 もう施設長に直接 聞くしかないと思いました。

 4月の末、 施設長とドクターが デイサービスに来たので、

 あとで時間を取って 話を聞かせてもらうよう、

 所長に念を押して 頼んでおきました。

 ところが所長は、 施設長らとずっと 一緒にいたにも拘らず、

 そのことを全く 伝えていませんでした。

 昼過ぎ、 施設長らが用事を終えて 帰るところが見えたので、

 僕は追いかけて行って、 玄関で声をかけました。

 週3のパートの人の 有給の件はどうなりましたかと。

 初め会話が 噛み合わないところもありましたが、

 ドクターが 有給の付かない例を挙げたので、

 それは全て有給が付くと 僕は述べました。

 するとドクターは、 僕の契約を切る (現在の契約期間の 6月30日で終了する)

 と言い出したのです。

 僕の質問とは 全然関係のない、 余りにも唐突な展開で、

 何のことを言っているのか、 僕はしばらくの間 分からないほどでした。

 施設長も、 法律的なことを言う人とは やっていけないと、

 ドクターに同調しました。

 (聞くところによると、 昨今 ドクターが力を持っており、

 施設長はドクターに追従しているとか。)

 正しいこと (会社に都合が悪いこと) を言ったから 雇っておけないというのは、

 完全に不当なものであり、 それを理由に 契約を切ることなどはできません。

 しかしドクターは  「3ヶ月という 契約が全て」 だと言い、

 僕の眼前30センチくらいに 迫り寄って、

 「あなたは 契約が3ヶ月で切れることを 知っていて入社しましたよね!!」 と

 恫喝してきたのです。

 何と強圧的で、 横暴きわまりない言動でしょう。

 ドクターは、 僕の入社時や そのあとに、

 「契約更新を こちらから切ったことはない」

 「うちは 利用者さんも大切にするが、 従業員も大切にする」

 と言っていたのです。

 僕は それを信じていました。

 まさか こんな理不尽な首切りを 平気で無理押ししてくるとは

 思ってもいませんでした。

 まして、 これほどまで 人を人とも思わぬ、 不埒な狼藉を犯すとは

(次の記事に続く)
 
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