「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

逃げ口上ばかりの所長 -- 脱法行為の介護会社 (3)

2011年07月07日 22時21分31秒 | 介護帳
 
(前の記事からの続き)

 会社は 今回の契約更新に際して、 顧問の労務士の助言を 受けたということですが、

 それは 「脱法行為」 であるということを、 僕は所長に伝えました。

 所長は 法的な知識はありませんが、 僕が示した事実が 正しいとは言えないと、

 逃げ口上ばかり述べます。

 これだけ明白で 信頼できる情報を、 一向に認めようとしない 不誠実な態度に、

 僕はさすがに腹が立って 口論になってしまいました。

 でも所長は 判断する権限はないので、 施設長らに伝えるということです。

 僕は 施設長らがいくら問題があっても、

 明らかな脱法行為は しないと思っていました。

 悪徳労務士に 脱法行為を入れ知恵をされて、

 鵜呑みにしてしまったのかもしれませんが、 事実が分かれば 取り下げるだろうと。

 ところが 後日、 所長から 次の説明を受けました。

 「イナモトさんのように言ってきた人には、 従来通りの契約をする。

 そうでない人には 間を空けた契約をし、

 有給が出るかどうかは 施設長らが相談する」

 しかし、 空白を空けた契約は 脱法行為だし、

 仮に そういう契約をしたとしても 有給は払わなければならないと、

 僕は主張しましたが、 所長はのらりくらりと 言い逃れするばかりでした。

 その後も、 他のパートの人に 有給が出るかどうかの結果を、

 所長に何度も尋ねましたが、 所長は施設長らの答を 知らないのか、

 知っていて答えないのか、 全く埒があきません。

 僕が質問しているのに 背を向けて逃げようとしたり、

 愚にも付かぬ 屁理屈ばかり口にしたりで、 僕は厳しく非難もしました。

 毎日 同じ職場で 一緒に働いているのに

 (所長は事務室にいるため、 顔を合わせる時間は少ないですが)、

 所長は我々の味方ではなく、 まるで施設長ら言うなりです。

 所長は 現場の意見などは 自分の所で止めてしまい、 上に言わないのです。

 従業員たちが施設長に渡してくれと 一生懸命書いた手紙まで、

 握りつぶす、 というより、 渡せない臆病者です。

(次の記事に続く)
 
コメント
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