蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

人の顔付きはこうも変わるものなのか? ―管直人氏、94代首相就任!―

2010-06-04 23:28:18 | 時事所感
6月4日(金)晴れ、日暮れより雨。
 
 今日は、11時からの民主党、両院議員総会の中継を視入った。昨日の鳩山前首相の突然の辞任を受けての新代表選出の瞬間を視たかった。
 これも突如現れた対抗馬の樽床伸二衆議院環境委員長との一騎打ち。結果は、291票対129票。これでは最初から自明な結果だろう。
 不思議に感じたのは、今回、岡田氏の名前が殆ど浮上しなかったことだ。
 前鳩山総理大臣が畢生の思いを込めて訴えたクリーンな民主党のシンボルにまさに相応しいのは岡田氏を置いて無いと思ったからだ。

 しかし、なにはともあれ管氏に決まった。その瞬間から、菅氏の顔つきが今までの賞味期限の切れたしなびた洋ナシみたいだったのが、たちまち瑞々しい活き活きとした男の顔にかわったのに驚いた。

 早速、官房長官の仙石氏を内定。幹事長に枝野氏との名前が上がる。脱小沢氏の姿勢が鮮明になりつつあるように窺がえる。
 政務調査会も復活させる方向とか。
 
 これで民主党は、本来の民主党らしさを取り戻せるのだろうか?そう願いたいものである。

 利益誘導。黙って付いてこい。敵味方を峻別し自分の意に添わないものは徹底的に叩き潰す。前時代的な今やヤクザの世界でしか通用しそうにない権力万能主義者。尤も民主党的な理念からは対極にある小沢氏との決別。

 明日からの管直人民主党。今は兎も角、新たな何かを期待させてくれる。今度こそは期待を裏切らないで欲しいと願うや切である。

 それにしても、小沢氏との抱き合い心中。民主党の大掃除。巨船の船底についた貝殻落し。鳩山前総理の最大の功績ではないだろうか。これには、これまで鳩山氏を揶揄してきたことを、お詫びしたい気持ちになる。

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