蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

佐渡ケ嶽親方が琴光喜問題で謝罪!―親方の指導力?― 

2010-06-14 23:34:32 | 日常雑感
6月14日(月)雨、梅雨寒の一日。

 先ほど、インターネットをクリックしていたら、こんな記事が目に止まった。

『大関琴光喜が野球賭博とのかかわりを認めたという報道を受け、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が14日、千葉・松戸市内の同部屋で謝罪した。午後6時40分ごろ、同親方はスーツ姿で部屋の玄関を出ると、待ち構える報道陣の前に立ち、「このたびはご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありません」と深く頭を下げた。
 さらに同親方は「(琴光喜が)警察の調べを受けている段階で、私の方から申し上げることはございません。まだ気持ちの整理もつかず、今後、(捜査の進展をみて)説明させていただきます」と改めて頭をさげたが、質問が出る前に素早く部屋の中へと戻った。(デイリースポーツニュース6月14日)』

やっぱりそうだったのか。少し前、週刊誌がこのことを報じているのを視た時は、半信半疑だった。今や数少ない日本人大関の貴重な一人。横綱にもう一歩というところで、絶不調の繰り返しだった。

琴光喜、琴欧州、琴奨菊。佐渡ケ嶽部屋の三羽烏ともいうべきこの三力士。ここ一番の壁が越えられずに低迷している。
  何故だろうか。親方の元関脇琴ノ若が甘いからではないかと思っていた。現役の頃の琴ノ若もそうだった。今一歩のところでいつもダメだった。おっとりした風貌。堂々たる体躯。見かけはいつ横綱になってもおかしくなかった。好きな力士の一人だった。だがわが期待はいつも裏切られた。ダメだった。原因は性格の優しさ、人の好さにあるのではないかと思った。
 
  そして、このところの琴欧州の低迷もこの親方の指導力の優しさ、甘さにあるのではないかと思っていた。もし琴欧州が九の重部屋で元横綱千代の富士の指導の下にあれば、とっくに横綱になれていたのではと。
  しかし、これは反面、その厳しい指導に耐えかねて早々にブルガリアへ逃げ帰っていたかもしれいないが…。

  はしなくも今回の琴光喜の事件をみて、このところの琴欧州の不振の謎が解けた。
 何事も指導者の責任は重大である。名馬は常にあれども伯楽は常にあらずとか。惜しまれる事ではある。

  それにしても、琴光喜。風間完が鎌倉武士を描いたら、かくやとも思われる味わいのある風貌で好感をもって視ていいたが、なーに稽古もろくにしないでか、こんなことに夢中になっていたのかと思うとがっかりだ。
 わが夏場所テレビ観戦の醍醐味がまた一つ無くなった。嗚呼!やんぬるかな。やんぬるかな。(笑)

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