蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

民主党、小沢代表は即辞任し、岡田代表に代わるべし!

2009-03-08 23:42:43 | 時事所感
3月8日(日)曇り一時薄日射す。

 ここのところ連日報じられる西松建設からの民主党小沢代表への巨額献金疑惑。十数年間で毎年2500万円、総額3億円とか。この疑惑に対して、小沢代表は、政治資金報告書に1円単位で漏れなく報告している。この献金によって便宜をはかったなんてことは毛頭ないとまさに百万言を費やすかのありさま。

 だが、誰がこんな弁明を「はいそうですか」と納得するだろうか。
なるほど、ご本人は大師匠の故田中角栄太閤殿下や故金丸大親分の轍を踏まぬよう、秘書の手元の献金帳など見たくても見ぬ振り知らないことに決めてあるのだろう。それを好いことに腹心の秘書氏は、親分の虎の尾をひらひらさせて金をせびり、関係官庁に恫喝(?)の根回しを日常の第一の仕事としていたのではないか?

その結果、それまで受注実績のなかった西松がその後は、総額、1千億とかの工事を受注しているとか。この一連の流れを見せられて、それでもまだ、はいそうでしたかと誰がおめでたくも納得するだろうか。こんな庶民感情も分からなくて何が政治家だ。

大体が、小沢氏がジリ貧の自由党を解党し民主党に合体したときから、ある種の胡散臭さが漂って何か座りの悪さを感じていたのは私だけだろうか。
それが、せっかくこれでこそ民主党の若き党首選らばれると、期待した前原元代表が、偽メール事件でのとんだおっちょこちょいのだいちょんぼ。
  それを契機に棚から牡丹餅で躍り出たのが小沢氏だ。これはなんだったのか。民主党は立党の魂を政権欲しさに単なる選挙屋に売り渡したということではなかったか。

  もっとも民主党の立党の魂なんてものがどだいあってなきがごときものなのかもしれない。だが、昨年末だったか文芸春秋で読んだ岡田元代表の見解には大いに期待できるものがあった。
  ここは一つ、岡田氏が速やかに再登場して、民主党への信頼を一刻も早く奪還すべきときではなかろうか。
  この頃、時々見る岡田代表の表情は、元代表時代の硬いだけの表情から随分と柔らかな信頼できる風貌がかんじられるようになった。
  政治は、ショーではないはずだ。この辺で、日本は、アメリカのオバマ氏とは違った意味でじっくりと誠実に現下の政治課題に全力を挙げて取りくんでくれそうな人物を首相に戴きたいもである。

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3 コメント

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Unknown (DH)
2009-03-09 19:45:49
こんばんは。

仰るように、あの説明で納得する人はあまり多くないでしょうね。
でも、この問題を取り上げて論じているテレビ番組をいくつか見たのですが、小沢側に同情的なコメントが多くて少々驚きました。

曰く
「政権交代が予想されているこの時期になぜ?」
「与党側には捜査の手が及ばないのか」
「この程度の言わば微罪で摘発するのは異例ではないか」
等等。

もしこれが与党の政治家の関係者であったなら、お馴染みの「道義的責任」を持ち出して徹底的に糾弾するでしょうに。何かダブルスタンダードのような気がします。

小沢氏は元々「叩けば埃の出るからだ」ですから、いつかはこのような事態になるのではと危惧していました。
御指摘の如くこの際民主党は出直した方がいいように思いますね。
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DH様、コメントありがとうございます。 ( 蛾遊庵徒然草)
2009-03-10 12:55:09
 DH様が<この問題を取り上げて論じているテレビ番組をいくつか見たのですが、小沢側に同情的なコメントが多くて少々驚きました。>、また<何かダブルスタンダードのような気がします>とご指摘なような面は確かにあるようですね。
 私も、漆原副官房長官のオフレコ問題が出てくるまでは、「国策捜査…」なんてと思っていましたが、この問題がでてからは、ヤッパリそういうことがあったのかと首肯せざるを得ない思いになりました。
 もともと警察庁長官にあった方が、内閣の副官房長官に任命されることが異例の人事だとか…。麻生迷言閣下のたってのご指名人事だとか…。
 だとすれば、漆原氏はまさに総理の暗黙の期待に見事応えて思わず手柄顔に本音がでてしまったということではないでしょうか。

 だが、元々は凡そ人の話を聴くお方ではなく、陰で何をたくらんでいるのかわからないような人物をお頭に戴いた民主党そのももの体質が問題だと思います。
 その点では、この際、24日の秘書の起訴を契機(ほぼ間違いなくのように思います…)に小沢氏とそのお神輿連中には潔くお辞めいただいて、岡田代表のもとで出直すのが最良だと愚考いたします。さすれば一時的な民主党支持率低下などたちまち回復すると思うのですがいかがでしょうか…。

ー追記ー
 TBもありがとうございました。貴ブログ拝見しました。比国からの密入国家族の問題、これも大国日本ととして何とも懐の狭い話で国民としては恥ずかしい気がします。
 国境なんて本来あるべきものではないと私は考えています。
 日本人は、比国がモンテンルパの戦犯を返してくれたことをとっくにわすれてしまったのでしょうか。
 不法入国はそれとして、一旦、比国に送還して改めて速やかに入国を認めてあげるというような大岡裁きがなぜできないのでしょうか…。
 これは、今の我々一般に共通する日本人の物事に処する知恵の退廃ぶりを示すその何よりの一例かと思います。
 
 
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コメント訂正します。 ( 蛾遊庵徒然草)
2009-03-10 13:04:17
上記、コメントで「漆原…」と記載しましたのは、「漆間」の誤記でした。失礼いたしました。
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