蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

―北朝鮮の核実験―生きることに厭きた独裁者の暇つぶし?

2006-10-13 02:30:48 | 時事所感
10月12日(木) 晴れ。暖。

 毎日、毎日、北朝鮮の核実験問題で、世界中が大騒ぎである。

 こんな、有様を見渡して、あの北の独裁者はどんな思いでいるのだろうかと、ついつい考えてしまう。果たしておん歳はとみれば、1942年2月16日生まれとある。

ちなみに小泉前大宰相閣下は同年1月8日とある。同年である。こちらは、5年間24時間勤務で草臥れましたと。さっさとおもちゃ箱をひっくり返したままのような格好でお引取りになった。
後は、野となれ山となれかの悠々自適の境地をお楽しみになるらしい。己の若い頃からの念願の郵政民営化をとにもかくにもやり遂げての、なかなか見事なものではないだろうか?その毀誉褒貶は様々なれども、そんな大事は、すぐに答えのでるものではあるまいもの。

 それに反して、この地上に同じ時間を生きてきて、北の将軍様のやっていることは、一体何んだろう。天から託された自国民の一部を毎年毎年飢えさせて、自分に少しでも歯向かう兆しのある者は、かたっぱしからひっ捕まえて、最北の鉱山に送り込み奴隷のような強制労働で二度と日の目を見たものはいないとか。
 
 そんな独裁者でも、人間誰でも、いい加減年をとってくると、生きることに退屈してくるのではなかろうか。
 その退屈を紛らわせるためには、何かが必要になってくる。絵を描くとか、いい書を書くとか、いい庭をつくるとか、ならまだいいが、そんな才能がないとなれば、一体何をすればいいだろうか。

 長年の酒池肉林に溺れてかの、重度の糖尿病が持病と聞く、朝鮮民主主義人民共和国英雄にして共和国元帥閣下にも、いい加減生きていることに厭きがきて、何か、はらはらどきどきすることをしてないと、己の生を実感できないとかで、手を出してみたのが、核爆弾、ミサイル火遊びなのではなかろうか?

 そうして、バカの火遊びほど怖いものはない。そこには計算なんて、端からないからだ。
 この大元帥閣下、若き日、父親の金日正から、労働現場指導をまかされて、メチャメチャやって、あわやこのばか者と、跡継ぎ廃嫡されようとして、その後はひたすら猫っ被りのお追従で父親にゴマをすって、競争相手の弟を暗殺させたとかの噂持ちとか。

 とにもかくにも、たった一人の初老・独裁男の生きがい作りに付き合わされて、世界中が右往左往させられるとは、全くもっての近所迷惑、何とも不思議な光景ではなかろうか?

 こんなふうに、おこがましくも、やはり同学年生まれの小生、この頃、勿体無くも撥が当たる話、そうこれといって生きがいを感じることの薄まってしまっているわが身に引き比べて、ついついあらぬ想像してしまうのだが…。

と、思うこの頃、さて皆様はいかがお思いでしょうか?