奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2681)

2023-12-26 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「スヌーピー・ミュージアム」について。---------

米国発祥のアニメキャラクター“スヌーピー”については、日本でもファンが多く/今でも人気キャラの一つである。---------

スヌーピー(Snoopy)は/米国の漫画家/チャールズ・モンロー・シュルツ(1922~2000)の漫画“ピーナッツ(Peanuts/困った人たちと云う意味)”に1950より登場するビーグル犬(雄)であり/作品の主人公チャーリー・ブラウン少年の飼い犬である。---------

「スヌ―ピー・ミュージアム(SNOOPY MUSEUM TOKYO)」は、米国カリフォルニア州にある“チャールズMシュルツ美術館”のサテライトミュージアム。ソニークリエイティブプロダクツが運営。----------

港区六本木で2016.4.23~2018.9.24限定開館した後/2019.12.14町田市/南町田駅前の“南町田グランベリーパーク”内に移転/リニューアル開館した。---------

米国の漫画では/ディズニーキャラクターなどが有名であるけれど/この“スヌーピー”は/月着陸のアポロ計画のマスコットになったりして/ずば抜けて親しみを持たれている。“ピーナッツ”の連載はシュルツの他界を持って最終回(2000.2.13)を迎えたけれど。-----------

今も衣料品や様々な商品のマスコットとして/スヌーピーを見掛けないことはない。ペットの犬と変わらずに/実際の犬を飼えない子どもたちの慰めにもなる/“縫(ぬ)いぐるみ”は/親たちに重宝されている。----------

日本のアニメは世界中で人気が一番と思っているけれど/この“スヌーピー”の柔和さはまた格別の感じがするのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2680)

2023-12-25 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「豊田有恒・英雄天武天皇その前半生は忍者だった」について。---------

豊田有恒(とよたありつね1938~2023.11.28)氏の他界を新聞で知った。---------

豊田有恒氏は、1957東大(医学科進学課程)に合格したが/慶応大学(医学部)に進学する。兄に代わって医業を継ぐため医学部を選んだが/兄の病気が快復したため/のち武蔵大学(経済大学)を卒業した。-----------

新聞には簡単に次の記事が出ていた。SF作家として活動。“鉄腕アトム”などTVアニメのシナリオ/日韓関係や原発問題を扱ったノンフィクションも執筆した。島根県立大学教授として地域文化論を教えた(同名誉教授)。著書に“モンゴルの残光/倭王の末裔”などがある。----------

知的で医学部進学実績を持ち/科学技術(数学/物理/化学/工学)の内容を理解できる能力があり/今で言う理系脳を持っていたため/虫プロの同じく医学部出身の手塚治虫(1928~1989)と意気投合し/“鉄腕アトム/ジャングル大帝”の脚本を手掛けている。---------

原子力にも理解があり/科学技術を理解できない文系人士が訳も分らずに反対していると/述べていた。東日本大震災後も原子力は人類の使いこなさねばならない技術であると意見を変えていなかった。鉄腕アトムの100万馬力は/嘘ではないのだからと。---------

豊田有恒氏を知ったのは、「英雄天武天皇その前半生は忍者だった(祥伝社ノンブック1990刊)」を読んでからである。----------

手塚治虫の古代史漫画“火の鳥”に協力していたのか/豊田有恒氏の古代史関係の著作も多数ある。---------

日本古代史の分岐点として/天武天皇の壬申の乱での勝利がどのような意味を持つのか/「英雄天武天皇その前半生は忍者だった」では、古代史ファンを圧倒させる迫力で論じられていた。その説は/今も真実に近いと/読めば思わせられるのだ。中大兄皇子と大海人皇子は母親は同じだが/父親が前者は百済人/後者は新羅人であり/兄弟の順序が逆だと云う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2679)

2023-12-24 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「焼き芋屋の営業」について。-------

此処/奈良県北中部/近鉄奈良線最寄駅から徒歩15分の住宅地の中/バス通りに面して/大手スーパーと家電量販店がある。-------

京阪神へ通うサラリーマン家族(100万)の住む大規模団地の一つが造成されてより/既に56年が経過している。当初は地域の商業施設として衣食のための小売店と/ゴルフ練習場/某証券会社の社員寮があったが/時代と合わなくなりシャッター通りとなってしまった。--------

今も生き残っているのは/薬店/理容店/印刷屋(コピー/自費出版取扱)/高級食材(牛肉など)店。寂れて廃業したのは/コンビニ/衣料雑貨店/古美術店/ケーキ店/パン店/懐石料理屋/高級寿司店/メガネ店/ソロバン塾/学習塾/空手道場/書道教室。

新しく開店しているのは/数少なくて/コインランドリー/うどん食堂/整体整骨院/お手軽美容院/あとはシャッターのまま。

社員寮は資産売却/ゴルフ練習場は日本経済の低迷で利用者の激減により廃業した。跡地に進出してきたのが/スーパーと家電店であったのだ。---------

其処で/借主募集の張り紙のあったシャッター店の一つに/最近/焼き芋屋が開業した。つぼ焼き芋の幟(のぼり)を立て/歩道に商品の焼き芋を収めた棚を並べている。後ろには/つぼ焼きの道具も置いてある。---------

その昔は/歩道沿いに停駐車して買い物を出来たが/今では/バス通りの交通量が増えて/車は停められない。---------

通りを挟んだ向かいの大手スーパーは駐車場が広いので/其処の買い物客が/焼き芋屋に来てくれるかどうか。買って食してみた処/味は良い。でも値段は高め/スーパー内で売っている“焼き芋(1本/158円)”に勝てるのだろうか。そして平日しか開店していない処も惜しい気がした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2678)

2023-12-23 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「向田邦子ベストエッセイ(向田邦子著&向田和子編・ちくま文庫2020刊)」を読んだ。向田邦子(むこうだくにこ1929~1981)は、実践女子専門学校(国語科)卒。記者を経て/脚本の世界へ。代表作に“七人の孫/寺内貫太郎一家/阿修羅のごとく”。1980“花の名前”で直木賞受賞。その他著作に“父の詫び状/思い出トランプ/あうん”がある。向田和子(むこうだかずこ1938生れ)女史は、エッセイスト。向田邦子の末妹。主な著書に“向田邦子の遺言/向田邦子の恋文”がある。---------

この本「向田邦子のベストエッセイ」の目次は次の通り。“家族(父の詫び状/ごはん/白か黒か/麗子の足/丁半/知った顔/娘の詫び状/お辞儀/父の風船/字のない葉書)”、“食いしん坊(お八つの時間/薩摩揚/幻のソース/水羊羹/お弁当/たっぷり派/食らわんか)”、“犬と猫とライオン(犬の銀行/噛み癖/猫自慢/60グラムの猫/マハシャイマミオ殿/中野のライオン/新宿のライオン)”、“こだわりの品(眠る机/眼があう/負け戦/旅枕)”、“旅(鹿児島感傷旅行/紐育雨/無い物ねだり/沖縄胃袋旅行/反芻旅行)”、“仕事(一杯のコーヒー/放送作家/茶の間/板前志願/ままや繁盛記)”、“私と云う人(お軽勘平/天の網/ヒコーキ/黄色い服/手袋を探す)”、“編者あとがき”、“解説(角田光代)”----------

この本「向田邦子ベストエッセイ」の内容紹介文は次の通り。

幼い頃から/磨かれた観察眼。黙っちゃいられない正義感。ごく平凡に見える日常が鮮やかな色彩を帯びて動き出す。考え抜かれた言葉選びと/胸がすくどんでん返しは/正にエッセイのお手本。---------

向田邦子のテレビドラマは観たが/小説は読まなかった。知人からエッセイもあると聞いて/この本「向田邦子ベストエッセイ」を読んだ。早世されているので/内容は昭和の雰囲気に溢れている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2677)

2023-12-22 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「師走の下弦の月」について。---------

初冬の始め/晩秋の続きの様な雲一つない青空が拡がる朝のこと。住宅地の中を/北に向けて歩いていると/北西の空に下弦の月影がクッキリと浮かんでいた。---------

下弦の月は、前日(19:44)に夜空に昇(のぼ)り/本日(10:45)に西の空に没する。だから午前9時ならば/未(ま)だ仰角45度の空に見えるのだ。----------

今は冬場なので自転軸の傾き23.5度の分だけ/月影は左に傾いており/弦(つる)も水平ではなく斜めになっている。月齢は18日なので/月齢21日の正式な下弦ではないが/凡そ其のような形に見える。--------

午前中は空気も未だ太陽の光に十分に暖められていないので/少しひんやりとした空気のままで/上昇気流も無く/雲は見渡す限りの全天に見当たらない。---------

真っ青ではなく/薄い青色(ライトブルー)の空に/下弦の月影は/空を見上げただけで/誰もが気がつく印であり/子どもの頃に/運動場から見上げた空に/浮かんでいた昼間の月の/記憶が呼び覚まされる。--------

北に向かって目を上げると/左前方の月影に/左後方から昇って来る太陽の光が射していることが/理科の教科書のように理解できる。---------

そして/午前午後と時が経つと/地球が左後方に自転して/月は没し/太陽は高度を上げて南中し/やがて西の地平線に沈むことまで/簡単に読み解ける。---------

奈良県北部の四囲の低山や丘陵地は漸く/紅葉の季節を迎えて/名残惜しい今年の終りを飾っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする