奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2168)

2022-07-31 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「池上彰の君と考える戦争のない未来(池上彰著・理論社2021刊)」を読んだ。池上彰(いけがみあきら1950生まれ)氏は、慶応大学(経済学部)卒、NHK入局、1994“週刊こどもニュース”で人気を博す。2005NHK退局、フリーランスとなり民間メディアで活躍。ジャーナリスト/名城大学教授/東京工大教授。--------

この本「池上彰の君と考える戦争のない未来」の目次は次の通り。“戦争って何”、“どんな理由で戦争は始まるの”、“日本も戦争をしてきた”、“第一次世界大戦と国際連盟”、“悲惨なアジア/太平洋戦争へ”、“平和国家建設と東西冷戦”、“核開発競争が続いてきた”、“どうすれば戦争は無くせるの”、“おわりに(戦争を無くすために)”、“資料(広島平和記念公園におけるバラクオバマ・アメリカ大統領の演説)”---------

この本「池上彰の君と考える戦争のない未来」の内容紹介文は次の通り。地球上には/全人類を何度も絶滅させるだけの核兵器が存在している。これは一体/誰のためのものなのでしょうか。自国ファーストではなく/地球ファーストで物事を考えれば/結局は地球上の私たち全てにプラスになる。そう云う発想が求められている。--------

池上彰氏は、NHKでは所謂出世をされなかったのだが、週刊こどもニュースを11年間/生真面目に解説して来られたことが幸いして/民間TV番組で人気キャスターとしての地位を築かれた。人間何が良いのか“塞翁が馬”を具現したような人生を歩まれている処がとても微笑ましい。そして今現在のウクライナ紛争の予見をしたような本でもあり/池上彰氏の炯眼/慧眼(けいがん)を感じざるを得ない。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2167)

2022-07-30 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「いとも優雅な意地悪の教本(橋本治著・集英社新書2017.9刊/すばる2016.5~12連載)」を読んだ。橋本治(はしもとおさむ1948.3~2019.1)は、東大(文学部/国文科)卒、小説/評論/戯曲/エッセイと幅広く文筆活動をした。“古事記/源氏物語/枕草子/平家物語”の現代語訳多し。--------

この本「いとも優雅な意地悪の教本」の目次は次の通り。“意地悪とは何か(意地悪と暴力/何故現代人は容易く暴力表現に走るのか/意地悪教育をすれば良いのに/何故意地の悪い課長は存在するのか)”、“メリルストリーブに学ぶ意地悪の意味(何故女性ファッション誌の編集部は恐ろしいか/プラダを着た悪魔)”、“樋口一葉は頭が良い(いきなり啖呵を切る樋口一葉/見返り柳と溝の関係/名文とは)”、“紳士は意地悪がお好き(マスゾエくん/知性とモラルが分離して/慇懃無礼の構造/意地悪で自己回復する夏目漱石)”、“紫式部に陰険さを学ぶ(自分全開の清少納言/人の悪口を言う紫式部/自慢をする紫式部)”、“男と女はどっちが意地悪か(男の嫉妬/兎も角男は持てたがる/凡人の悲劇と言う高級な悩み/文学の賞は才能に微笑まない/意地悪は女の方が面白い)”、“悪を考える(悪役とインテリジェンス/最悪の敵はウチの上司)”、“それで此の話はどう纏めれば良いのだろう(悪とは正しくないことであると考える国/江戸町人のふざけ方/日本の悪は悪じゃない)”、“あとがき(天才は意地が悪い)”-------

この本「いとも優雅な意地悪の教本」の内容紹介文は次の通り。他者への罵詈雑言/ヘイトスピーチと云った/剥き出しの悪意が蔓延する現代社会。橋本治は/その処方箋を“皆が意地悪になること”だとして/古今東西の例を挙げて/その技術を具体的に解説する。読めば/意地悪な人になりたくなる/社会/文芸評論。-------

橋本治氏は、新潮学芸賞/小林秀雄賞/柴田錬三郎賞/毎日出版文化賞を受賞しているが、芥川賞/直木賞は受賞していない。この本「いとも優雅な意地悪の教本」の中でさり気無く/“文学の賞は才能に微笑まない”と書いて/意地悪とは才能への妬(ねた)みだと直言している。太宰治も三島由紀夫も意地悪には無力だったのだ。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2166)

2022-07-29 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか(加藤俊徳著・PHP新書2015刊)」を読んだ。加藤俊徳(かとうとしのり1961生まれ)氏は、長岡高校/昭和大学(医学部)卒、1991同大学院修了。専門はMRI脳画像診断/発達脳科学。1995ミネソタ大学(放射線科/MR研究センター)/慶応大学/東大で脳の研究。2006“(株)脳の学校”設立。--------

この本「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか」の目次は次の通り。“プロローグ(頭の良さは何で測れるのか)”、“偏差値の高い人が/何故他人を困らせるのか”、“罪悪感のない人/駄々をこねる人の共通点”、“拘る脳は衰え易い”、“自分の脳は自分で育てる”、“脳を強くすれば/人生は大きく変わる”、“エピローグ(医者の脳も問題だらけ)”----------

この本「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか」の内容紹介文は次の通り。学歴が高くて賢い筈なのに/人と上手くコミュニケーションを取れない人がいる。人を見下したり/滔々(とうとう)と得意げに自分を語ったり/これは受験のために/ある一部の脳を鍛え過ぎた結果/歪(いびつ)になっていることが原因と考えられている。貴方の周囲に/そんな人はいないだろうか/こう云った周囲を困らせている人が家族に居たら大変だ。孤立すれば/認知活動が自分だけでしか行えなくなり/最悪の場合/鬱病や認知症の症状を引き起こすケースもある。周りの人は/どのように接していったら良いのか/本書で分かり易く解説する。--------

加藤俊徳氏は、脳のMRI画像を数多く分析して/嘗て受験勉強に特化した脳は/何処か偏った発達をしているので/コミュニケーション能力に欠ける人が多い特徴を見出された。画像サンプル/事例に医者連中が多いので/その中でも医者に”人と上手くいかない人”が多いと喝破(かっぱ)しておられる。高学歴をどのような職業に活かすかによって/コミュニケーションの不得手/不足は問題とならない。科学の天才/学究/芸術家を見ればそのような人の方が多いことが明らかであると思った。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2165)

2022-07-28 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「第一志望合格率90.4%/くにたて式/高校入試勉強法(國立拓治著・大和出版2021刊)」を読んだ。國立拓治(くにたてたくじ1974生まれ)氏は、名城大学卒/大手学習塾に務めた後/2005“さくら個別指導学院”を開校/中学生に強い/成績が上がる塾として評判になる。--------

この本「第一志望合格率90.4%/くにたて式/高校入試勉強法」の目次は次の通り。“序章(先ずはここから/そもそも高校入試とはどのようなものなの)”、“ここが肝心(入試勉強を始める前にこれだけは押さえておこう)”、“いざ入試勉強スタート(中3の1学期が終わるまでの取り組み方)”、“実力がグンと伸びる(教科別/高校入試勉強法&模試活用法)”、“勝負の分かれ目(夏休みの入試勉強で真の力をつけよう)”、“ここで大きな差が付く(2学期だからこそ取り組むべき入試勉強)”、“これで完璧(冬休みと3学期で入試勉強の総仕上げをしよう)”、“終章(大切なわが子を見守る保護者の方への5つのお願い)”、“巻末付録(自分の住む都道府県の高校入試システムを知っておこう)”-------

この本「第一志望合格率90.4%/くにたて式/高校入試勉強法」の内容紹介文は次の通り。入試に向けて何をすれば良いの/志望校を決める際の基準は/定期テストと入試勉強はどうやって両立するの/夏休みの有効な過ごし方は/苦手科目を着実に克服する方法は/過去問はいつから/どんな手順で取り組むと良いの--------

國立拓治氏は、個別指導塾で成功を収められてきている。文武両道の武の字/部活の部の字も出て来ない/受験勉強とその対策100%の日々を過ごせば極めて効率的に実力を発揮できる受験生が誕生する。人間は残念ながら“皆トントン同じ”ではないので/生まれ持った素質を可能な限り磨く必要がある。素質に優れていてもそのままでは錆びてしまう。受験競争は凡人クラスこそ激しいと云えるのだろう。上位5%程度の生来(せいらい)の秀才はその心配がない筈。

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古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2164)

2022-07-27 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「子育て後に何もない私にならない30のルール(ボーク重子著・文藝春秋2020刊)」を読んだ。ボーク重子(bork shigeko 1965生まれ)女史は、東洋大学(法学部)卒、英国で現代美術史の修士号取得。1998渡米/出産。2004アジア現代アートギャラリー/オープン。ワシントンDC在住。-------

この本「子育て後に何もない私にならない30のルール」の目次は次の通り。“子育て編/昔ながらの良い母に縛られない/良い母はママの自己肯定感を下げる(マミーギルトを捨てる/駄目なママでごめんね/はもう必要なし/スーパーマザーと比べない/憧れない/スーパーマザーとは/女性はこうあるべき/に縛られた人)”、“仕事編/経済的自立を目指す/人生の自己決定権を握り続ける(経済的自立が無ければ/人生の自己決定権を失う/人生の主導権は自分で握る/お金を使ってでも時間を作る/子育て後の準備は今から始める)”、“人生編/自分の人生を生きるためのマインドシフト(働くママの子は得をする/預けることで得られるメリット/人生には良い波を見送る時もある/スピードが遅くなることを受け入れる)”、“家庭編/早いうちからサステナブル夫婦になる(幸せに妥協する/サステナブル夫婦になるコツ/感情ではなく論理で伝える/不満も要求も我慢しない)”、“親編/選ばなかった人生を後悔しないために(選ばなかった人生に呪われるな/自分で決めたことだから後悔しない/親の呪縛から自分を解放する/親を幸せにするのは子どもの仕事ではない)”-------

この本「子育て後に何もない私にならない30のルール」の内容紹介文は次の通り。やらない子育てで良い/経済的自立を諦めない/ついで夫がサステナブル夫婦を作る。子/夫/親のお世話で終わらない。女性は生き方を何度も選べる。“世界最高の子育て”の著者が提言する/人生100年時代/全ての女性が知っておくべきこと。--------

ボーク重子女史は、英国留学中/南フランスの語学学校でアメリカ人と知り合い/1998渡米/結婚/出産/現在に至る。グローバル社会なので日本でも以前から国際結婚して飛躍する女性は男性よりも数が多いように思う。女性の地位が日本より高い欧米諸国に渡り彼の地の男性と結婚することは日本女性にとってラッキーチャンスとなることも有り得る。外れが無いとは云わないけれど。

 

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