北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「池上彰の君と考える戦争のない未来(池上彰著・理論社2021刊)」を読んだ。池上彰(いけがみあきら1950生まれ)氏は、慶応大学(経済学部)卒、NHK入局、1994“週刊こどもニュース”で人気を博す。2005NHK退局、フリーランスとなり民間メディアで活躍。ジャーナリスト/名城大学教授/東京工大教授。--------
この本「池上彰の君と考える戦争のない未来」の目次は次の通り。“戦争って何”、“どんな理由で戦争は始まるの”、“日本も戦争をしてきた”、“第一次世界大戦と国際連盟”、“悲惨なアジア/太平洋戦争へ”、“平和国家建設と東西冷戦”、“核開発競争が続いてきた”、“どうすれば戦争は無くせるの”、“おわりに(戦争を無くすために)”、“資料(広島平和記念公園におけるバラクオバマ・アメリカ大統領の演説)”---------
この本「池上彰の君と考える戦争のない未来」の内容紹介文は次の通り。地球上には/全人類を何度も絶滅させるだけの核兵器が存在している。これは一体/誰のためのものなのでしょうか。自国ファーストではなく/地球ファーストで物事を考えれば/結局は地球上の私たち全てにプラスになる。そう云う発想が求められている。--------
池上彰氏は、NHKでは所謂出世をされなかったのだが、週刊こどもニュースを11年間/生真面目に解説して来られたことが幸いして/民間TV番組で人気キャスターとしての地位を築かれた。人間何が良いのか“塞翁が馬”を具現したような人生を歩まれている処がとても微笑ましい。そして今現在のウクライナ紛争の予見をしたような本でもあり/池上彰氏の炯眼/慧眼(けいがん)を感じざるを得ない。