北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「図書館劇場ⅩⅢ第5幕歴史文化を語る(2019.1.27於:奈良県立図書情報館)」が開催された。講演①は「飛鳥以前/欽明天皇と仏教伝来(千田稔館長)」で、欽明天皇と蘇我稲目、小姉君、堅塩媛が登場し、コンパクトにまとまったお話が面白かった。都塚古墳の被葬者は蘇我稲目であるとか、五条野丸山古墳の被葬者は欽明天皇と堅塩媛であるとか断言されて、とても歯切れの良い講演であった。蘇我氏渡来人説はもう誰も否定できない、“蘇我氏の古代学(坂靖著・新泉社2018刊)”で確定だとも云われていた。-----
途中、飛鳥ばかりが脚光を浴びているが、欽明朝のあった桜井の方が、蔑ろにされているのは許せないとも云われて、聖徳太子の上之宮遺跡が桜井市であることなども、もっと宣伝しておれば、桜井市の方が古代史人気が飛鳥よりも進んだかもしれないと残念に思っていると。遅ればせながらも今後は桜井の宣伝を続けたいとの決意も述べられていた。今も旺盛な千田稔館長でした。-----
朗読は“前登志夫著/病猪(やまじし)の散歩”で、都築由美女史の美声に癒された。講演②は“古事記朗唱やまとがたり/大小田さくら子”でした。
「図書館劇場ⅩⅢ第5幕歴史文化を語る(2019.1.27於:奈良県立図書情報館)」が開催された。講演①は「飛鳥以前/欽明天皇と仏教伝来(千田稔館長)」で、欽明天皇と蘇我稲目、小姉君、堅塩媛が登場し、コンパクトにまとまったお話が面白かった。都塚古墳の被葬者は蘇我稲目であるとか、五条野丸山古墳の被葬者は欽明天皇と堅塩媛であるとか断言されて、とても歯切れの良い講演であった。蘇我氏渡来人説はもう誰も否定できない、“蘇我氏の古代学(坂靖著・新泉社2018刊)”で確定だとも云われていた。-----
途中、飛鳥ばかりが脚光を浴びているが、欽明朝のあった桜井の方が、蔑ろにされているのは許せないとも云われて、聖徳太子の上之宮遺跡が桜井市であることなども、もっと宣伝しておれば、桜井市の方が古代史人気が飛鳥よりも進んだかもしれないと残念に思っていると。遅ればせながらも今後は桜井の宣伝を続けたいとの決意も述べられていた。今も旺盛な千田稔館長でした。-----
朗読は“前登志夫著/病猪(やまじし)の散歩”で、都築由美女史の美声に癒された。講演②は“古事記朗唱やまとがたり/大小田さくら子”でした。