北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「おんなのるつぼ(群ようこ著・新潮文庫2008刊)」を読んだ。群ようこ(むれようこ1954生れ)女史は、日大(芸術学部)卒。本の雑誌社勤務時代にエッセイを書き始め/1984“午前零時の玄米パン”を刊行/独立する。著書に“鞄に本だけつめこんで/膝小僧の神様/無印おまじない物語/猫と海鞘/またたび回覧版/飢え/ヤマダ一家の辛抱/ビーの話/おかめなふたり/小美代姐さん花乱万丈/きもの365日/妖精と妖怪の間/評伝平林たい子/かもめ食堂/しいちゃん日記/音の細道”など多数。----------
この本「おんなのるつぼ」の目次は次の通り。“電車の中で化粧する/片付けられない/ヨン様好き/外見チェック/占い/秘密主義/年下の男/自分が一番/きれいな母/生足/パンツ一丁/整形/ハイヒール/妻/太る/晴れ着/内股/女王様/ばけべそ/おばさん/お弁当/女子アナ/鬼嫁/隠れ宿/皇室/前世/死語/妊婦/昇進/ローライズ/グラビアアイドル/ミスユニバース/隙/パジャマ/着やせ”---------
この本「おんなのるつぼ」の裏表紙の抜き刷り文は次の通り。電車で化粧しないでよ/おいおいその浴衣/着付けがユルくて半乳はみ出てるって。こらっパジャマのままでコンビニ行くな。街を歩くと/目に飛び込むのは理解不能な女ばかり。所詮他人事と笑っていたいけれど/流石にこれはまずいんじゃないのか。常識の底板を踏み抜いて無自覚。そのくせ揃って自信満々な/今時の女たちに敢えてモノ申す/怒気怒気(ドキドキ)爆笑エッセイ。-----------
群ようこ女史は、この本「おんなのるつぼ」と対の本“おとこのるつぼ”も書いているが/同性を見る目の方が辛辣(しんらつ)な気がした。