奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2677)

2023-12-22 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「師走の下弦の月」について。---------

初冬の始め/晩秋の続きの様な雲一つない青空が拡がる朝のこと。住宅地の中を/北に向けて歩いていると/北西の空に下弦の月影がクッキリと浮かんでいた。---------

下弦の月は、前日(19:44)に夜空に昇(のぼ)り/本日(10:45)に西の空に没する。だから午前9時ならば/未(ま)だ仰角45度の空に見えるのだ。----------

今は冬場なので自転軸の傾き23.5度の分だけ/月影は左に傾いており/弦(つる)も水平ではなく斜めになっている。月齢は18日なので/月齢21日の正式な下弦ではないが/凡そ其のような形に見える。--------

午前中は空気も未だ太陽の光に十分に暖められていないので/少しひんやりとした空気のままで/上昇気流も無く/雲は見渡す限りの全天に見当たらない。---------

真っ青ではなく/薄い青色(ライトブルー)の空に/下弦の月影は/空を見上げただけで/誰もが気がつく印であり/子どもの頃に/運動場から見上げた空に/浮かんでいた昼間の月の/記憶が呼び覚まされる。--------

北に向かって目を上げると/左前方の月影に/左後方から昇って来る太陽の光が射していることが/理科の教科書のように理解できる。---------

そして/午前午後と時が経つと/地球が左後方に自転して/月は没し/太陽は高度を上げて南中し/やがて西の地平線に沈むことまで/簡単に読み解ける。---------

奈良県北部の四囲の低山や丘陵地は漸く/紅葉の季節を迎えて/名残惜しい今年の終りを飾っている。

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