北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「江戸川乱歩・貼雑年譜」について。--------
江戸川乱歩のデビュー100年とのことで/新聞記事が出ていた。自伝/“貼雑年譜（はりまぜねんぷ）”が公開されるとのことである。----------
江戸川乱歩（えどがわらんぽ1894～1965）は太平洋戦争中/軍に協力したとして/占領軍から睨まれて/執筆活動が出来ない時宜があったとのこと/その時に生涯を整理記録したのが“貼雑年譜”だそうであり/日本ミステリー文学の祖と云われる作家/江戸川乱歩/研究の貴重な史料である。---------
江戸川乱歩は、早大（政経学部）卒/貿易会社勤務など続けるが/1925退職して小説家一本の生活となった。---------
江戸川乱歩の記念館は一人息子/平井隆太郎が立教大学教授であったことから/旧宅が立教大・江戸川乱歩記念大衆文化研究センターとして移築されており/其処に“貼雑年譜”は収められていた。---------
江戸川乱歩を/日本人の誰もが知っているのは/1936少年向けとして発表された/明智小五郎と小林少年や少年探偵団が活躍する“怪人二十面相”が/圧倒的な人気を得てシリーズ化されたことによる。----------
就寝前に/夜の住宅街を散歩すると/起伏のある地形に合わせて/街路灯に照らされたマンションが並んでいたりする光景の印象が/江戸川乱歩の小説に出てくる/“怪人二十面相や青銅の魔人”を思い出させる。少年の日に読んだ小説は今も懐かしい。
