奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2656)

2023-12-01 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「愛とラブソングの哲学(源河亨著・光文社新書2023刊)」を読んだ。源河亨(げんかとおる1985生れ)氏は、2008慶応大学(文学部/哲学専攻)卒/同大学院(文学研究科/哲学専攻)修士課程修了/2015同大学院博士課程単位取得退学/2016慶応大学で博士(哲学)取得。2021より九大(比較社会文化研究院)講師。専門は心の哲学/美学。著作に“知覚と判断の境界線/悲しい曲の何が悲しいのか/感情の哲学入門講義”がある。---------

この本「愛とラブソングの哲学」の目次は次の通り。“導入(哲学とは何か/知識への愛)”、“愛とは何か(愛は感情なのか/潜在性/愛に理由はあるか/無合理性/愛は本能なのか/進化生物学/愛は普遍的か/歴史社会学/愛に本質はあるか/症候群)”、“ラブソングとは何か(愛は音で伝わるか/類似性と連合/愛の言葉はどう響くのか/学習と共感/失恋ソングは失恋の傷をどう癒すのか/記憶の改変/なぜラブソングは歌われ続けるのか/対談/feat/原田夏樹/evening cinema)”-----------

この本「愛とラブソングの哲学」の内容紹介文は次の通り。片思いしている時や/失恋した時/無性に聴きたくなるラブソング。誰しも思い出の曲にラブソングが一つは入っているのではないでしょうか。自分の心を代弁するような曲に出会ったことがある人も居るかも知れません。しかし/何故これ程/ラブソングは世に溢れているのでしょう。古今東西で歌われてきたにも関わらず/今も新しいラブソングは生れています。何故/私たちはこれ程/ラブソングを求めているのか。そもそも/愛のテーマである/“愛”とは何なのか。本書では生物学/脳科学/歴史学/社会学など様々な学問の“知”を駆使して/そんな問いへの答えを探っていきます。---------

源河亨氏は、若いのにも拘らず/人誰もが抱く人生に対する哲学的疑問に/出来るだけ平易に解答を与えてくれている。そしてそれが答えになっていなくとも/この本「愛とラブソングの哲学」を読めば癒される仕掛けとなっている。手練(てだ)れとしか言いようがない。

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