国文祭・障文祭なら2017 北円堂の秘密
「教えてみた米国トップ校(佐藤仁著・角川新書2017刊)」を読んだ。佐藤仁(さとうじん1968生れ)氏は東大(教養学部)卒で、ハーバード修士(行政学)、東大博士課程(国際関係論)を経て、東大教授であり、プリンストン大学客員教授と二足の草鞋(わらじ)を履(は)いて居られる。「教えてみた米国トップ校」では米国アイビーリーグの名門ビッグ3(プリンストン・ハーバード・イェール)の実質トップと云われるプリンストンと日本最高の東大の2校を深堀比較している本であり、細部に亘って日米トップ校の差異が明確となる仕掛けとなっている。プリンストンと東大の両校で教鞭をとって居られる佐藤仁氏であるからこそ書けた本であり貴重な知見が並べられる。と云っても、99.99999%の日本人には天才的な頭脳を持つ人でなければ参考にならない内容の本であるが、世界の大学のランキングが週刊誌の話題となる昨今であり、野次馬的には読んでみると面白い処もある。「教えてみた米国トップ校」は全てが面白い訳ではないし、分からない処もあるが、其れを含めて他に無い、他の人には書けない本であると思った。------
多様性を認め、レベルを維持し、優秀な学生を集め続ける努力が結構盛んに行われている事、入学してくる学生の資質、入学してからの学び方、寄付金を得るためにはセレブの子弟を一定枠で受け入れている実態など、私学であるためにプリンストンは較べるなら早稲田や慶応大学と近いのではないかとも思えた。また、アメリカにも私立高校の進学校があり、灘・東大寺と云った役割を担っているのだとか。そしてビッグ3に入るには大変な努力を強いられるのだそうである。-----
佐藤仁氏は日本の東大も悪くはない何も全て、アメリカ追随で大学改革する必要は無いと述べている。-----
奈良県の北中部には京阪神へ通うサラリーマン家庭が住まっており、その人口100万人の中の子弟が学生であり、高校を卒業すると多くは県外の大学に行く訳であるが、幸いな事に奈良県内には日本トップレベルの進学校として東大寺学園と西大和学園があり、奈良県教委は他府県と較べても鼻の高いことだろう。
「教えてみた米国トップ校(佐藤仁著・角川新書2017刊)」を読んだ。佐藤仁(さとうじん1968生れ)氏は東大(教養学部)卒で、ハーバード修士(行政学)、東大博士課程(国際関係論)を経て、東大教授であり、プリンストン大学客員教授と二足の草鞋(わらじ)を履(は)いて居られる。「教えてみた米国トップ校」では米国アイビーリーグの名門ビッグ3(プリンストン・ハーバード・イェール)の実質トップと云われるプリンストンと日本最高の東大の2校を深堀比較している本であり、細部に亘って日米トップ校の差異が明確となる仕掛けとなっている。プリンストンと東大の両校で教鞭をとって居られる佐藤仁氏であるからこそ書けた本であり貴重な知見が並べられる。と云っても、99.99999%の日本人には天才的な頭脳を持つ人でなければ参考にならない内容の本であるが、世界の大学のランキングが週刊誌の話題となる昨今であり、野次馬的には読んでみると面白い処もある。「教えてみた米国トップ校」は全てが面白い訳ではないし、分からない処もあるが、其れを含めて他に無い、他の人には書けない本であると思った。------
多様性を認め、レベルを維持し、優秀な学生を集め続ける努力が結構盛んに行われている事、入学してくる学生の資質、入学してからの学び方、寄付金を得るためにはセレブの子弟を一定枠で受け入れている実態など、私学であるためにプリンストンは較べるなら早稲田や慶応大学と近いのではないかとも思えた。また、アメリカにも私立高校の進学校があり、灘・東大寺と云った役割を担っているのだとか。そしてビッグ3に入るには大変な努力を強いられるのだそうである。-----
佐藤仁氏は日本の東大も悪くはない何も全て、アメリカ追随で大学改革する必要は無いと述べている。-----
奈良県の北中部には京阪神へ通うサラリーマン家庭が住まっており、その人口100万人の中の子弟が学生であり、高校を卒業すると多くは県外の大学に行く訳であるが、幸いな事に奈良県内には日本トップレベルの進学校として東大寺学園と西大和学園があり、奈良県教委は他府県と較べても鼻の高いことだろう。