北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「お庭の柿の木」について。---------
奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族(100万人)の住む大規模団地では/近鉄奈良線最寄駅近く(徒歩20分圏内)に限って鈴生(すずな)りの実を付けた柿の木を見掛ける。---------
柿の木は晩秋になると色づいた葉を落とすので/赤い実だけを付けている樹枝は/直ぐに目に入る。--------
敷地が200坪以上で/建て替えをしていない邸宅のお庭の端(はし)に植えられていることが多い。--------
刀根早生(とねわせ)/富有(ふゆう)/平核無(ひらたね)のような果物屋に並んでいる柿ではなくて/実の小さい渋柿が殆どのようである。---------
家人が収穫することも無く/飛来する鳥たちの餌になる以外は/熟して落下するに任せているようだ。----------
地方によっては/邸内に果樹を植えると良くないとの言い習わしがあって/全ての大邸宅で柿の木を見ることはないが/多分/新興住宅地のことだから/そんなことを気にしない地方のご出身なのだろう。-----------
柿の木は毎年沢山実ることはなくて/今年(2023)は/不作の年であったのか/見慣れた邸宅の柿の木だったが/植木職人も手入れをしない柿の木は/7~12ヶ程度の実を結んだだけで/見ていて淋しく思った。----------
最寄駅まで30分を歩くうちに/柿の木のある邸宅は/他にも4~5軒をその後/発見したが/間引きもしなくて小さい実が沢山生っているのが/門塀越しに垣間見えた。---------