北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「損する顔・得する顔(山口真美著・朝日新聞出版2018刊)」を読んだ。山口真美(やまぐちまさみ1964生れ)女史は、お茶の水女子大学大学院(人間文化研究科/人間発達学専攻)修了/博士(人文科学)。ATR人間情報通信研究所/福島大学(生涯学習教育研究センター)助教授/科学技術振興機構を経て、現在は中央大学(文学部/心理学研究室)教授。---------
この本「損する顔・得する顔」の目次は次の通り。“美男美女は得をするのか(自分の顔に責任を持てるか/美男美女の呪縛)”、“顔の印象は何で決まるか(写真に写った自分とどう付き合うか/写真撮影で気を付けたい事)”、“社会における顔の役割(顔を扱う職業とは/化粧の基本は/如何に騙せるか)”、“好かれる顔の世界標準は存在するか(毎朝/どんな風に鏡を見ていますか/自分の顔を観察する)”、“もう損しない/得する顔になる(顔は顎と目からできている/高感度を上げる証明写真のコツ)”---------
この本「損する顔・得する顔」の内容紹介文は次の通り。生れ付きの美男美女は有利なのか。顔の印象は何で決まるのか。好かれる顔の世界標準はあるのか。顔/身体学の専門家である著者が心理学的見地から顔の損得を解き明かし/得する顔になるための顔マネジメント法を伝授する。子どもっぽい顔と大人っぽい顔/どっちが人生うまくいく。銀行員は銀行員顔/姉より妹の方が美人の法則の謎とは。美白はかえって好感度を下げる。心理学/顔/身体学の専門家が明らかにする誤解だらけの顔の秘密。-----------
山口真美女史は、昨今のルッキズムを揶揄する意味で、この本「損する顔・得する顔」を書かれたのではないかと思った。特に女性が女性の敵になるのを避ける筈のテーマ(顔の美醜)を正面から取り上げているのは/勇気がいることだ。