廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★エディ藩 「60-40 Special」

2007年06月25日 | THE GOLDEN CUPS
6月22日に横浜BLITZで行なわれたエディ藩さんの「デビュー40周年記念コンサート」に行ってきましたー!

この日はエディさんの60歳の誕生日でもありましたので、別名「還暦祝いコンサート」でもありました。実際、この夜登場されたゲスト参加ミュージシャンのコメントを聞いていると、「祝!デビュー40周年」というよりも「エディさん、還暦おめでとう!」的な内容の祝福コメントが多かったと思いますので、事実上はエディさんのバースデーライブだったという方が正しいかもしれませんね(苦笑)。



これまでエディさんのバースデー・パーティーといいますと、横浜中華街にあるエディさんの実家「鴻昌」の2階で毎年行なわれていたのでしたが、ちょうど一年前に「鴻昌」が閉店してしまい、その会場がなくなってしまいましたので、まず今年は場所探しから始まったんだそうです。そんな時、エディさんが何気なく口にした「会場は横浜BLITZがいいな」というひと言が、なんと本当に実現してしまったんですね、これが(苦笑)。「瓢箪から駒」ではないですけど、こういう風にあまり後先も考えずに(失礼!)思いつきで出たひと言が単なる口約束だけでなく、実際に行なわれて、しかも大成功してしまった訳ですから、いやー横浜ロックシーンの結束は固く、実に奥が深いです。きっとエディさんを取り巻く周囲の皆さんの絶大なる協力体制があってのことだと思われますが、それもエディさんの人柄ゆえなんでしょうね。

この夜は、オープニングから驚かされました。なんといきなりメイン・ディッシュ級の豪華ゲストが登場!!エディさんの古くからの大親友である柳ジョージさんがステージ上に現れ、初期クラプトン由来のカヴァー曲である「HIDEAWAY」~「SUNSHINE OF YOUR LOVE」を演奏し、白熱のギターバトルを披露していただきました。オイオイ、最初っからこんなに飛ばしてしまってイイのかな、と思いましたが、これも今回、音楽プロデューサーを買って出てくれた中村裕介さんの粋な計らいだと僕は理解しましたね。これでこの日のライブの成功はほぼ決まったと思いましたから。身体も温まったところで、続くゲストは「鬼ころし」「AMI☆TAME☆CHOO」そして中村裕介さん率いる「ROXVOX」の面々が次々と入れ替わり立ち代り登場し、合間にエディさんを迎えてセッションする、といった演奏形態がとられました。実に見応え、聴き応えがありました!!どのミュージシャンもルーツ・ミュージックに根ざした、いわゆる「骨太のサウンド」を聴かせてくれましたので、いやーいつの時代も横浜発信の音楽は、やっぱり濃厚で味わい深いです(笑)。そうそう、ミッキー吉野さんの十八番「青い影」のカヴァーもバッチリ決めていただきました。サイコーでした!!

さらに、この夜は予定には入っていなかった井上尭之さん、マモル・マヌーさん、それに鮎川誠&シーナ夫妻(※シーナさんが着用していた全身に「fuck」と書かれたミニスカの衣装がいやー超強烈でした!!苦笑)が飛び入り参加してくれましたので、アンコールでの全員演奏は超大盛り上がりでなんだか物凄いことになってしまいましたね(笑)。でも、演奏している側も聴いている客席側も全員が笑顔でエディさんのバースデーライブを楽しんでいましたので、なんだかとっても気持ちが良かったですね。これは正直な感想です。

ライブの曲間のMCで、エディさんが語った感謝の言葉じゃないですけど、この夜のライブ会場は本当にエディさんを祝福する愛で満ち溢れておりましたね。ゲスト参加されたミュージシャンの方々は当然としても、こんなに温かい眼差しの観客ばかりのライブ会場というのは、僕も久し振りに体験しましたね(苦笑)。なんとも心地よい時間を共有させていただきました。今回は多少無理してライブ参戦しましたけど、やっぱり行って良かったです!!この日、横浜BLITZに集結していただいた皆さんに感謝、感謝ですね!!

で、前置きが長くなりましたが、このライブ当日、2枚のニューアルバムが同時発売となりました。ひとつはエディ藩さん名義のソロアルバム 『60-40 Special』 、もう一枚は中村裕介さん率いるROXVOX名義のアルバム 『DYNAMIC DYEBOOTS』 の2枚です。今回、こちらでご紹介するのが、エディさんの新作であります。60歳の還暦を迎えるとともに、デビュー40周年も迎えたエディさんの記念アルバムに位置づけられた本作は、レコーディングには中村裕介ROXVOXが全面協力。その中村裕介さんとのデュエットによる「So Sad」、20年来の約束を果たした関口敏朗さんとのデュエット「ふられた気持(最高!)」、今回一番驚かされた選曲であったモンキーズの名曲カヴァー「I'm a Believer」、ビートルズの「You've Got to Hide Your Love Away」もエディさんがカヴァーするというのは少々意外でしたね。またエディさん本人によるセルフカヴァーの「Close Your Eyes」「Back To China Town」など、スローナンバーにアレンジされた曲も聴き応え満点で、ううーむ、これまた脱帽させられました。一曲目冒頭のレコード針ノイズから最終曲まで、全曲捨て曲なしの渾身の力作でした!!いや、参りましたね。税込価格3000円ですので、皆さんも是非購入して聴いてみて下さい。これはオススメですよ!!



◎エディ藩 『60-40 Special』 (WATERCOLOR, WBC2007-32)

01. Lucky's Juke Box
02. So Sad
03. I'm a Believer
04. Close Your Eyes
05. ふられた気持
06. You've Got to Hide Your Love Away
07. Driving Cat
08. 60-40 Boogie
09. Back to China Town


※CD購入時に先着特典でもらったエディさんの幼少期の写真(サイン入り)です!
わお、なんともかわゆい!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こちらは (もりひろ)
2007-06-26 00:45:45
チャー、野音を日曜に行ってきました。

やはりと言うか、やっぱり雨でしたよ。

オープニングは宇治茶。

いやあ、JLC時代のもやってくれて良かった!!

じみへんさんの好きな「からまわり」もやりましたよ。
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もりひろさん (じみへん)
2007-06-26 01:35:01
どもども、コメントありがとうございます!!

ええ、24日の日比谷野音、やっぱり雨が降りましたね(苦笑)
さすが元祖雨男、Char師匠のパワー衰えを知らずといったところでしょうか。

オープニングは「宇治茶屋」でしたかー、いやー聴きたかったなあ。
JLCの曲も結構演奏したようですね。
僕の大好きな「からまわり」も演ってくれたそうですが、
この曲はやっぱりマーちゃんが相手じゃないとね・・・・(苦笑)
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