廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★映画 「魍魎の匣」 を観てきましたー!!

2008年01月16日 | MOVIE
 
1月14日(祝)「成人の日」に、新宿ミラノ2で映画 『魍魎の匣』 を観てきました。京極堂シリーズの第二弾で、以前に実相寺昭雄氏が監督した第一弾作品の映画 『姑獲鳥の夏』 も銀座シネパトスで観ましたが、今回の原田眞人監督作品の方が数倍面白かった気がしました。なんだろ、映像感覚が非常に現代的とでもいいますか、長時間観ていても途中で飽きないんですよね。日本を代表する実相寺監督の作品ももちろん素晴らしいのですが、如何せん、どうしても古き良き昭和の影を引き摺っている感があります。映画原作の時代背景が例え昭和20年代の太平洋戦争後であっても、やはりどこかしらスタイリッシュな感じがする原田眞人作品の方に、なぜか惹かれてしまうんですよね。

出演している役者陣も第一作からそのまま同じ役で出ている俳優が多かったのも高得点ですね。この手の映画ですと、大抵の場合は準主役級クラスの俳優さんが第一作目と二作目では異なる役者である場合が多々あるのですが、この京極堂シリーズでは、やはり同じ役者さんじゃないと話が始まりません。堤真一さんと阿部寛さんのコンビに、本作から参加した椎名桔平さんが加わって、ここに「同い年最強トリオ」が誕生しました(笑)。いやあ、なんともいえない空気感が漂い、いい感じでスクリーン内に化学反応を引き起こしているのがわかりますね(苦笑)。こういうのなぜか好きなんですよねえ。

映画の中で、キーマンともいえる重要な役で柄本明さんが出ているのですが、映画を観終わった後に、下北沢に行ったんですよ。そこでユニオンやら地元の中古盤屋、古本屋などを何軒か散策したのでありますが、商店街を歩いている時に、なんとその柄本明さんが奥さんらしき女性と二人で買い物しながら歩いていたんですよね(笑)。いやー、さっきまでスクリーンに出ていた役者さんが目の前に現われるとはなんたる奇遇。こりゃ、絶対今年は何かいいことありますねー!!確信しましたよ(苦笑)。