道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

タルト・スリズィエ(アラカンパーニュ・神戸市兵庫区西柳原町)

2010年03月16日 | 食道楽
小田急デパート新宿店の地下1階にあるアラカンパーニュで,季節のタルトを買いました。
ここの店は神戸出身の店のようです。いつも季節の風物を使ったタルトを作ってくれるので,とてもお気に入りで,よく買います。
今回は桜の開花より一足お先に桜の花びら2枚のついたスリズィエというタルトを食べました。桜の花が塩漬けにされていて,しょっぱいのですが,それがアクセントをつけていてまたおいしいところです。この店のセンスの良さには感心します。

相方へのホワイトデー用に買いまして,自分自身もご相伴にあずかってしまいました。


雪舟庭園(医光寺・島根県益田市染羽町)

2010年03月15日 | 美術道楽
長谷川等伯展の音声ガイドで知りましたが,等伯は雪舟から数えて5代目と名乗っていたそうです。もちろん,直接的にも間接的にも師弟関係はなく,単に雪舟の流れを継いだ水墨画の正当な後継者ということなのでしょう。

ところで,雪舟は室町時代,戦乱で荒れた京都を去り,山口に移りました。
昔,益田,山口と旅行した際の写真がありますので紹介します。

冒頭の写真は島根県益田市の医光寺内にある雪舟作と伝えられる庭園です。
この寺は桜の名所としても知られています。
本当の雪舟庭園はこの近くの萬福寺にあるのですが,そちらには残念ながら行くことができませんでした。その代わりにグラントワという美術館とコンサートホールの一体となった施設に行ったのですが,その紹介はまた別の機会にします。
医光寺の山門:ずいぶんと年季が入っています。



山口にも常栄寺というところに雪舟庭園があるのですが,こちらにも時間不足で行くことができませんでした。
行ったのは瑠璃光寺です。



山口県立美術館には行きました。香月泰男のシベリアコレクションが収蔵されている美術館です。


マッキアイオーリ展(東京都庭園美術館・港区白金台)

2010年03月14日 | 美術道楽
本日まで東京都庭園美術館で開催中のマッキアイオーリ展に行ってきました。
マッキアイオーリとは「マッキア派の画家たち」という意味だそうでして,マッキア派というのは色斑,染み,汚れといった意味なのだそうです。当初はパリの「印象派」のように否定的なニュアンスで名付けられた名前ですが,マッキアイオーリもマッキアという否定的なニュアンスの名前をあえて使用するようになります。彼らが集まりの拠点としていたのがフィレンツェのカフェ・ミケランジェロだったのだそうです。

マッキアイオーリが活躍した時代は,19世紀後半のイタリア統一の時代です。リソルジメント(統一運動)を背景に活躍します。ですので,画家レーガのように,イタリア統一の軍事的な立役者で赤シャツ隊(黒シャツ隊ではありません)を率いたガリバルディを描いた画家もいれば,セルネージのように自ら志願して軍隊に入り,命を落とした画家もいました。

出展された絵画は,トスカーナの風景を描いていたり,また当時の人々の素朴な生活をそのまま描いていたりと面白かったです。

絵画の中にはフィレンツェのピッティ宮殿から出展されたものが少なくありませんでした。ここはラファエロを初めルネッサンスの巨匠の作品しかないのかと思っていましたが,こんな作品もあったのですね。

さて庭園もくつろげる東京都庭園美術館ですが,もとは朝香宮邸です。どうしても,映画ジョン・ラーベのことを思い出してしまい,この建物や庭園を素直に楽しむ気持ちになることができません。

東京都庭園美術館=旧朝香宮邸の建物


Ginza 1st 5. Garden(中央区銀座1丁目)

2010年03月13日 | 食道楽
再び職場の宴会で出かけた店の紹介です。
銀座ファースト・ファイブ・ガーデンという店に行きました。
シャンパンから始まり,赤ワイン,白ワインを中心にお酒を飲みながら,少しお洒落な雰囲気で食事を楽しめる店です。
雰囲気のいい店なので,女性にも人気のことでしょう。

冒頭の写真はズワイガニの前菜です。
以下,写真を撮ったものだけのせます。これだけではありませんが,同じ皿を使っていた関係で料理がきれいに撮れなかったものは掲載していません。もっと,おいしい料理はほかにもまだまだありました。

春巻きとパン



ペンネ



デザート:このほかにもチーズケーキをいただきました。

智積院(京都市東山区東大路通り七条下がる)

2010年03月12日 | 美術道楽
昨日,長谷川等伯展の楓図壁貼付のことを書きました。
その後,テレビの特集番組などを見ているうちに,京都に勤務していた際に智積院に行き,確かに長谷川等伯・久蔵親子の国宝障壁画を見た記憶を取り戻しました。

もう20年近くも前のことですが,京都に転勤して間もない頃,三十三間堂に行き,それからその近くにあった智積院に行ったのでした。何も予習もせずに行きましたから,長谷川等伯の絵のあることなど知りませんでした。

智積院の敷地の中に特別の収蔵庫が設置されており,その中には絢爛豪華を極める長谷川一門の障壁画が収蔵されていました。もちろん等伯の楓図も良かったのでしょうが(だいぶん昔のことで,正直なところ記憶が薄れています。),私の記憶に深く刻まれたのはむしろ久蔵の桜図の華麗な美しさの方でした。

いい経験をすることができたのだと昔の記憶を辿りながら,とても懐かしく思い出しました。

写真は智積院でWikipediaから取りました。

長谷川等伯展(東京国立博物館・台東区上野公園)

2010年03月11日 | 美術道楽
ようやく東京国立博物館で開催中の長谷川等伯展に行くことができました。
新宿歴史博物館の記念講演で,東京国立博物館の絵画・彫刻室長を務めていらっしゃる田沢裕賀先生のお話を聞いておりましたので,見所もわかっておりまして楽しむことができました。
能登の絵仏師長谷川信春としての時代の作品も興味深いものがありました。ずいぶんと後年の作品とイメージが異なりますので,信春=等伯ということがわからなくなっていたのも仕方がないのかと思いました。この時代の作品としては高岡市の大法寺にある三十番神図がよかったです。

そして,京都に行き,全国レベルでトップクラスの絵師,長谷川等伯となってからの作品はもちろん素晴らしかったです。
秀吉の遺児鶴松の供養のために建てられた寺のために描かれた楓図壁貼付は,さすが天下人が選んだだけのことがある金碧画と思いました。また東京国立博物館の天井高では途中で折らないと入りきれないほど巨大な仏涅槃図も面白かったです。
しかし,私は個人的には,水墨画で描かれた作品の方が好きです。枯木猿猴図など猿の毛をうまく表現しており,面白かったです。等伯が師弟関係もない雪舟の後継者のように名乗ったのも,等伯なりのプレゼンテーションの仕方だったのでしょうか。
そして,松林図屏風。しばらく,立ち留まって余韻に浸りました。

いろいろな作風の絵をそれぞれ完璧に描く等伯の才能にはただただ脱帽です。

とても素晴らしい展覧会でした。音声ガイドも「その時歴史が動いた」の松平定知さんの語りでよかったです。
とても人気のある展覧会だけのことはあります。
氷雨の中を並び,朝一番で入ったので,混雑する前に見ることができましたが,入場直前に後ろを見ると,これだけ並んでいました。




北大路虎ノ門店(港区虎ノ門3丁目)

2010年03月10日 | 食道楽
ここのところ仕事が慌ただしく,いろいろありまして,美術館にもあまり行くことができない生活です。宴会も多いので,ますます忙しくなっています。

さて,神谷町の駅の近くにある個室会席・北大路虎ノ門店で懇親会があり,出かけて行きました。
落ち着いた空間の店です。


冒頭の写真は、季節の重箱詰め前菜です。

刺身



牛肉の鉄板焼き




その後は,席を移し,酔っぱらってしまいまして,写真を撮るのは忘れました。
雰囲気のいい店で,味も満足できました。


学士会館(千代田区神田錦町)

2010年03月09日 | 日常の道楽
昔,お世話になった先生のお祝い会がありまして,学士会館に行きました。
20年ぶりに会う同級生や先輩,後輩もいまして,にぎやかな会でした。
昔と全く変わらない先輩もおられましたが,多くのメンバーは寄る年波に勝てないといいますか,ずいぶんと風貌が変わっておりました。
学士会館のパーティーも久しぶりのことです。

話は変わりますが,昔職場にいた後輩に,自分が大学を卒業して間もない頃は,学士会館で結婚式を挙げた人が多かったんだと話しましたところ,大変に驚かれてしまいまして,彼の反応に今度は自分が驚いてしまったことがあります。

上海美味小屋(シャンハイハウス・新宿区納戸町)

2010年03月08日 | 食道楽
牛込中央通りを市谷方面に行ったところになる上海美味小屋(シャンハイハウス)に行きました。
上海蟹を食べに行ったのですが,季節柄,上海蟹の姿蒸しはもうなくなっていました。それでも冒頭の写真の上海蟹の紹興酒漬けと豆腐と上海蟹のミソ煮込みを食べることができました。
これと小籠包と炒飯でおいしくいただきました。
上海蟹のおいしい店と言うことで敷居が高いイメージを持っていたのですが,実際はお手頃な値段の料理もたくさんありますし,予約もしないで顕れて,軽く食べて帰るというお客さんも多かったようです。

豆腐と上海蟹のミソ煮込み



小籠包



炒飯


インド&パキスタン料理シディーク新宿西口駅前店シディーク(新宿区西新宿7丁目)

2010年03月06日 | 食道楽
大江戸線の新宿西口駅の,小滝橋通りに面した出口の近くにあるシディークに行きました。
曙橋にもあるので,チェーン店なのだと思います。
ランチセットはサラダとカレーとライスorパンなのですが,店の下で呼び込みをかねてドリンクのサービス券を配っていますので,ソフトドリンクも実質的に無料でした。
飲み物にはマンゴーラッシーをいただきました。
ナンのバターが少ないのが特徴的でした。あまりバターがきついとそれだけで満腹してしまいますし,胃の具合も悪くなりますが,バターが少なすぎても味が単純になりますので,難しいところです。
曙橋の店と比べると,店内も綺麗でしたし,翌日,胃腸の具合もきつくありませんでした。


マンゴツリーカフェ(ルミネ新宿店・新宿区西新宿1丁目)

2010年03月05日 | 食道楽
ルミネ新宿店(ルミネ1)の中にあるマンゴツリーカフェのランチバイキングに行きました。
新宿には頻繁に買い物に行きますが,ルミネの想定している客層は若い女性でしょうから,私がルミネを訪れることは全くといっていいほどありません。たぶん30年以上行ったことはなかったような気がします。

タイ料理のマンゴツリーは丸ビルで有名らしいのですが,まだ行ったことはありません。
同じ系列の店でよりお手軽に食事ができるというので,今回,新宿のマンゴツリーカフェに行った次第です。ルミネのレストラン街は以前に王様のブランチでも紹介されていたような記憶ですから,若い女性に人気なのでしょう。

バイキングの内容ですが,思ったよりは料理の種類は多くなく,何よりも狭い場所に密集して料理を配列しているので,皆,料理を取りにくそうで,とても混雑していました。トムヤンクンはおいしかったですが,やはり辛く,たくさんは食べられず,炒飯ばかり食べたような気もします。
エスニック系は,バイキングといっても,なかなかたくさん食べられるものでもないと思いました。

写真はデザートです。メインの料理は盛りつけをすると,きれいに写らないので,デザートの写真だけにしました。

小石川後楽園の梅2(文京区後楽)

2010年03月04日 | 風流道楽
再び小石川後楽園の梅を見に行きました。
2月27日までが「春を呼ぶ黄門様の梅祭り」でして,終わる直前に行きました。

こちらは梅の種類も多く,やはり梅の名所です。
今回は前回行ったときと比べて,かなり咲いてしましたが,それでも本当に満開の時期だったかどうかは分かりません。むしろ,今週末くらいの方がいいかもしれません。

いろいろな梅が集まるとこんな感じです。



白梅の「冬至」



同じく白梅の「浜千鳥」




濃いも薄いも皆紅梅ともいいますが,やはり紅梅が綺麗です。

紅千鳥



八重寒紅




今回一番きれいだった呉服枝垂(くれはしだれ)の梅です。


パソコン壊れる?

2010年03月03日 | 日常の道楽
この週末,ちょっとしたパニックに陥りました。
私がメインで使っているlenovo R61のパソコンが動かなくなったのです。
外出する前は普通に動いていたのに,外出時にシャットダウンしましたら,帰宅時には電源の表示も充電中の表示も消えて全く動かなくなっていました。
こんなときに限ってしばらくバックアップを取っていなかったため,青くなって相方の電源コードを借りて付け替えましたが,反応しません。
私のメインのパソコンは仕事の文書を作成し,メールを読み,スケデュール管理をし,ネット通販,ネット銀行とありとあらゆることに使っているので,これが停止すると全ての事柄に差し支えが出ます。

しかたなしにパソコン本体からHDDを取り外し,これを外付けHDDのケースに入れた上,今は滅多に使われることなく余生を過ごしているWindows XPのパソコンに接続して,とりあえずOutlookのPstファイルのみ取り出しました。その上で,修理に備えてバックアップを取ろうとしてAcronis True Image Home 2009を起動して作業を開始したところ,何と古いパソコンではバックアップを取るのに必要な時間として
「あと3日」
という表示が出ました。目眩がしてきました。
普段のWindows 7 Ultimateなら2時間程度なのに・・・

気を取り直して故障の原因はバッテリーの不具合だろうと思い,確認のためにバッテリーを外し,再度取り付けましたら,バッテリーも電源も認識しています。
かくして取り外したHDDを元に戻し,普通にパソコンは動き始めました。結局,故障かと思った原因は単に接触不良だったようです。

とはいえ,以前に相方のlenovoのパソコンもバッテリーが故障しているので,今後も予断を許しません。
何といってもこまめのバックアップが何より一番と思い知った次第です。
宣伝になりますが,Acronisのバックアップソフトはなかなか優れものでお勧めです。

Bistro la Poste(千代田区平河町2丁目)

2010年03月02日 | 食道楽
永田町駅の都道府県連会館の出口を出て,すぐ近くにあるBisto la Posteという店で会食をしました。
フランス料理の店で,ヒルクレスト平河町というビルの地下1階にあります。店の所在を知っている人ではないと行くことができないような隠れ家的な雰囲気もあります。店内の装飾や料理など工夫を感じられます。
ワインがとてもあう料理です。酒をあまり飲めない自分でもワインを飲みたくなってしまうお味でした。

前菜:スモークサーモンの料理



フォアグラと卵の料理




メインの鴨肉の料理は冒頭の写真です。

最後のデザートもおいしかったのですが,既に酔っぱらっておりまして,写真を撮るのを忘れました。