道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ミュージアムスコープ

2010年03月26日 | 美術道楽
長谷川等伯展にいくのにあわせて,ミュージアムスコープというものを初めて購入しました。

毎日読んでおりますブログを読んでおりまして,長谷川等伯展にはミュージアムスコープがあるといいと思いましたからです。そのブログにリンクされているところからAmazonで販売しているミュージアムスコープを確認した上で,結局,納品の早さから楽天の店で購入しました。

が,しかしです。私はオペラグラスは使いますが,ミュージアムスコープというものを手にするのは初めてです。かなり強度の近視をコンタクトレンズで矯正していることとは関係ないのだと思いますが,なかなかピントがあいません。家の中のマウスを使った実験を繰り返し,ようやく使い方のコツを覚えました。ちなみにマウスを使った実験とは,マウスのぬいぐるみのヒゲや耳などをミュージアムスコープで覗き込んで,見え具合を確認する実験のことです。わかったことは,あまり接近しすぎるとかえって焦点が合わずに見えなくなるということです。

これを持参して,勇んで等伯展に出かけたのですが・・・。
いくら悪天候の中を朝一番で行ったとは言いましても,ミュージアムスコープでゆっくり見るほどには空いていませんでした。焦点を合わせようと悪戦苦闘していますと,ますます焦って時間がかかり,周りにも迷惑がかかりそうですし。
結局,三十番神図の前でも使うことはできませんでした。これを丁寧に見るために,ミュージアムスコープを購入したのですが・・・

東京の日本美術の展覧会のように混雑するところでは,とてもミュージアムスコープは使えないのだということが分かりました。地方の美術館に行った際に使いたいと思います。