へんな星たち読了。今どきは天文学というより天体物理学というようですね。この宇宙には10の22乗(1000億×1000億)個の恒星があるそうです。我らが太陽のように標準的な恒星があるとおもえば、連星、白色矮星、中性子星などなど、さらに生まれたばかりの星、最期を迎えそうな星、いろいろある中で、変わった星10個を紹介した本ですが、とりわけ印象に残るのが、いて座にあるWR104という7500光年かなたの星。蚊取り線香のような渦を地球に見せているのですが、この星、10万年くらいで超新星になりそうなのだそうです。その時、ガンマーバーストという宇宙最強のエネルギーを地球に向けて放射される可能性があるといいます。ガンマーバーストが見事地球に当たると、生物大量全滅の可能性があるそうです。過去にもそいういうことがあったとも言われています。生物大量全滅は4回くらい起きたと言われていますが、その一つがガンマーバーストだったらしいのです。まぁ人類がそもそもいない可能性もありますが、10万年というのは地質学的にはあっという間です。破局噴火なども起きそうですし、ガンマーバーストだけが原因にはならないかもしれません。が、しかし、恐るべき殺人光線です。
「へんな星たち」鳴沢真也 ブルーバックス
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