活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月11日】

2016-04-11 | 新書

FUCKという英語があり、意味は言わずもがなですが、これに対する日本語がないのだそうです。日本語には性交を意味する言葉が古来からなく、平安時代などは「逢う」「合う」「見る」という言葉は、「やる」ことを意味したそうです。FUCKはもう下品な意味でしかないのですが(「FUCK YOU!」)、日本語はなんと優美なのでしょう。源氏物語など昔の話で、逢うという言葉が出てくれば、性交渉があったという意味だそうです。そう知っていて読んだことはありませんし、古文の授業で一度も教わりませんでした。平安時代ははっきり言ってやりまくりの時代だったようですが、小説も和歌にも性交渉があったことが書き込まれていても、それがいやらしく読まれることはないのですね。それは古事記の時代からの伝統のようです。性のタブーのない日本、を読んでいます。

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