活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【6月13日】

2018-06-13 | 新書

武士の日本史。刀の話です。武士と言えば刀。でも、今に見る刀は工芸品であり、江戸後期になって出てきたものです。戦国期などの刀はもっと実用的でした。そもそも、刀は首を落とす道具で、戦闘のメインの武器ではありません。弓矢鉄砲と槍がメインでした。江戸後期になって剣道というものが発達し現在に至りますが、竹刀の長さ115センチは真剣になれば重く、江戸時代の刀の刃長は70センチだそうです。井伊直弼が暗殺された桜田門の変の時、真剣のやり取りがありましたが、守も攻も剣道などすっかり忘れて、間合いを取ってなどということはなく、鍔迫り合いで押し合いをするしかなかったと言います。そのため耳や鼻、指が現場には落ちていたと言います。生きるか死ぬかになるとそうなってしまうのですね。

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