活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月30日】

2024-08-30 | 文庫

昭和のごく普通な家庭を描写する夕べの雲を読み終えました。日経新聞夕刊に連載されたものでのちに読売文学賞を受賞しました。多摩丘陵の丘の上の一軒家で始まり、周りの丘は森で覆われていましたが、やがて造成が進み木々は伐採されていきます。今ではごく普通の郊外住宅地ですが、1965年頃は自然がまだまだいっぱいの地でしたね。庭にどういう木を植えていくかと悩むところがいいですね。

「夕べの雲」庄野潤三 講談社学芸文庫電子版


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