今日はお出かけしたものですからゆっくりと活字に触れ合えませんでした。八甲田を少しだけ進めました。八甲田の雪中行軍は青森側の第5聯隊の大量遭難と退避して、弘前の第31聯隊が福島大尉以下少人数での行軍で死者を出さなかったことが退避され、映画ではそれを高倉健が演じ、冷静沈着なところを見せましたが、実際の福島大尉は鬼畜のようなヒトでありました。無傷で行軍を終えたのは、その背景に村人たちの止むにやまれずの支援があったからでした。特に道案内(教導)をさせた7人の人たちは、途中で用済みになると金を与え、自分たちで鉄道で帰れと置き去りにしたのです。そしてその7人には固く口止めをしたのですが、帰村後凍傷で悲惨な目に遭いました。映画と真実との落差は第5聯隊はそんなにないのですが、第31聯隊は酷いものですね。高倉健だからひどくは描けなかったのかなあ。