フォッサマグナを読み終えました。フォッサマグナは世界で唯一の地形だそうです。それがどうやってできたのか、説がいくつかありますが、結論は出ていません。明治に日本にやってきた地質技師ナウマンが発見したフォッサマグナは、日本海、日本列島の成因にもつながります。諏訪湖から北は北部フォッサマグナといい、日本海の拡大とともにでき、海がつながっていた時は深さが6000mという深海があったそうです。南は南部フォッサマグナといい、八ヶ岳から南に富士山をへて伊豆に連なる火山帯となり、これはフィリピン海プレートの北上によって、南から地塊が衝突してできたものです。丹沢山塊などはかつて南の火山島でしたが、列島に衝突して今の所にあります。これらが絡まってフォッサマグナができたようですが、正解は出ていません。研究が進んでいますからいつか解明される時が来ることを願っています。
「フォッサマグナ」藤岡換太郎 講談社ブルーバックス
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