ジョージ・マーティンはEMIと契約していたのですが、このEMIは英国の会社らしく保守的でしぶちんでした。それでビートルズを成功に導いた後ほどなく退社し、他のプロデューサー仲間4人とAIRというスタジオを起こしました。形としてはフリーランスになるわけです。EMIとは契約に縛られてしばらく苦しい状態が続きましたが、後にクリサリスという当時の最新レーベルと契約してから順調満帆となるのです。この本はさすがビートルズにページを割いていますが、特にサージャント・ペパーズには本人も特別な思い入れがあるようで大きく割かれています。